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逃げを打つ

 

 辺境伯の顔面に蹴りを入れ、部屋に火をつけたアッシュ。

 その凶行を目にしたラスティーナは唖然とする他なく、言葉が出てこない。

 それに対してアッシュはラスティーナに朗らかな笑みを向ける。


「それじゃあ逃げようか」


 そう言うなりアッシュはラスティーナ達の反応を待たず駆け出した。

 そして、ラスティーナの隣にいたミルフィーレのもとへ一直線に向かうと足を止めることなく、妹姫の体を抱え、肩に担いでそのまま走り出した。


 アッシュは逃げることに躊躇いは無い。

 そもそも人間だった頃から、人に追われるような生き方をしていたアッシュは常に逃亡を続けており、逃げるという行為は日常的なものであるのだから、そのことに迷いなど生じるはずがない。


 そして、この場においてもアッシュは一瞬の迷いも無く逃走を判断していた。

 アッシュはミルフィーレの体を肩に担ぐと、迷うことなく部屋の窓から、外へと飛び出した。

「逃げよう」という発言から、ここまでの所要時間は数秒。

 その素早さに、部屋の中にいた誰もアッシュの行動に反応できず、ようやく動くことができたのは、アッシュが窓から外へと飛び出してから。そして、そこで最も早く行動に移ったのは──


「──っ姫様!」


 ラスティーナのお付きのメイドのナターシャがアッシュの行動を追うようにラスティーナの体を抱き上げ駆け出した。


「っっ逃げる気だ!」


 それに遅れて、アッシュが部屋に放った火に気を取られた辺境伯の兵士達も行動を開始し、ナターシャを追う者と火を消そうとするものに分かれる。しかし、動き出すまでの一瞬の遅れのせいで一歩及ばない。


「姫様、失礼いたします!」


 ナターシャはラスティーナを抱き上げたまま走り、アッシュの後を追って窓の外から飛び出した。

 部屋は二階にあり、窓から飛び降りることはすなわち、二階から飛び降りることになるのだが、二階から飛び降りた程度で怪我をするようなヤワな鍛え方をナターシャはしていない。それは人を一人抱えていても同じで、ナターシャは何も問題なく着地する。


「お昼寝でもしてたのかい?」


 ナターシャが下りてくるのを待っていたのか、先に窓から飛び降りた筈のアッシュはミルフィーレを肩に担いだまま、その場に立っていた。アッシュの肩に担がれたミルフィーレが暴れているがアッシュは気にも留めていない。


「こんなことをして、どうするつもりだ!」


 ようやく思考が現実に追いついたラスティーナがナターシャに抱きかかえられた体勢のまま、アッシュに向かって怒鳴りつける。

 こうなっては穏便に済ませることは不可能だ。アウルム王国の中でも有数の大貴族の顔に蹴りを入れ、そのうえ屋敷に放火など、宣戦布告をしているのと同じだ。


「どうするもこうするも今は逃げたほうが良いと思うけどね」


 アッシュはシレっとした顔で言う。

 その顔を見た瞬間ラスティーナは自分の脳が沸騰する音を聞いた。


「貴族に喧嘩を売るのが趣味なら私のいないところでやれ! 私がいたら、私も貴様の仲間だと思われるだろうが!」


 ラスティーナは既に自分が何を言おうが誰も信用してくれないと確信していた。

 一応アッシュはラスティーナの預かりだ。アッシュの行動をラスティーナが制御できないなどと世間の人は信じないだろう。むしろ、アッシュの行動はラスティーナの命令で行ったものだと思い込む者もいるかもしれない。


「私がいたら、私の命令で貴様は動いたと思われる。私は王族だから、私の行動は王家の意向を受けてのものだと思われる。つまり、王家が辺境伯家に挑発をしているのと同じだ! それを分かっているのか?」


「当然でしょ。そんなことも分からないと思ってるとか俺をなんだと思ってるの?」


 またもやアッシュはシレっとした顔で答える。

 その瞬間、頭の中で何かが切れる音が響き、ラスティーナは凄まじい頭痛に襲われたが、意識を失うことに耐え、アッシュに向かって叫ぶ。


「貴様のせいで戦になったら、どうするつもりだ!」


 ラスティーナは憤怒の表情を浮かべているが、アッシュの方は不敵な笑みを浮かべている。


「その時は俺一人で辺境伯の軍をぶっ潰してやるよ」


 何をふざけたことを──そう言おうとしてラスティーナは息を呑んだ。

 アッシュの眼差しはラスティーナが考える最悪の事態を思い浮かべ、期待に輝いていた。

 この男は本気で辺境伯の軍勢と戦うつもりだ。そのことに気づいた瞬間、ラスティーナは目の前の男が怪物にしか見えなくなった。自分が負けるために争いを求めていると言った、この男は世界がどうなろうと構わない。自分の願いを叶えるためなら何でもやるだろうとラスティーナはアッシュに対して確信を抱く。


「──早く追え! まだ遠くには行っていない! 決して奴らを逃がすな!」


 二階の部屋から声が聞こえてくる。

 少し話し過ぎた。ラスティーナ達がそう思い、この場から速やかに立ち去ろうと考えていると──


「それじゃあ、お話はまた後でということで」


 そう言うなりアッシュは屋敷から遠ざかるのではなく、屋敷の中に向かって駆け出し、再び屋敷の中に入って行った。


「何を!?」


 ナターシャが唖然とした表情を浮かべるが、ナターシャに抱きかかえられているラスティーナは──


「早く追え! 奴はミルフィを連れているのだぞ!」


 その言葉にハッとしたナターシャは即座に駆け出しアッシュを追う。

 窓から飛び出した時と違い、アッシュはさほど急いでいないようでナターシャはすぐに追いつくことができた。


「逃げる時って遠くに行きたくなるけど、追う奴からすると遠ざかっていく奴の動きって結構目立つんだぜ? そもそも、追う奴も逃げた方向をまず探すわけだから、最初に逃げた方向へとは逃げず、こうして戻る。そして、最初に逃げた方向とは逆の方向にもう一度出て行くって感じだね」


 敵地に戻って大丈夫なのかとナターシャは一瞬思ったが、そんな心配はする必要がなかったとすぐに気付く。屋敷の中はアッシュの放った火の消火作業に精一杯でアッシュ達に意識を向けている余裕は無い。


「逃げた奴を追ってるとしても、そもそも情報共有の手段が無いんだから、こうして堂々と屋敷の中を突っ切ってもそうそう見咎められないよ」


 実際、アッシュが辺境伯を蹴り、屋敷に火を放ったのはほんの数分前のことであり、その数分の間で屋敷中の人間にアッシュが犯人であるという情報を伝えるのは不可能だ。だから、アッシュとナターシャが人を抱えて屋敷の中を走っていても、「何かおかしい」と思って声をかける者はいても、身を挺して行く手を遮るほど不審がる者もいない。

 その結果、アッシュとナターシャは二人の姫を抱えたまま屋敷の中を突っ切り、窓から飛び出したまま、真っ直ぐ逃げるのではなく、その逆の方向へと逃げることに成功した。


「とりあえず、これで少しは時間を稼げるんじゃないかな?」


 屋敷を出るとアッシュは隣を走るナターシャに話しかける。


「いい加減、わたくしをおろしなさい!」


 荷物のように肩に担がれたミルフィーレが声をあげるが、アッシュは気にも留めない様子でそのまま足を進める。


「もう少し待ってちょうだいよ、妹ちゃん。トイレがしたいって言うなら、そのまま出しても良いからさ。小便臭いガキが小便漏らしても俺は気にしないからどうぞ」


「そんな理由でおろして欲しいわけではありませんわ! お姉さま、コイツ無礼すぎます!」


「……ミルフィ、声が大きい」


 ラスティーナはナターシャに抱えられたまま、頭痛を耐えるように眉間を押さえている。頭痛の原因は様々だが、現状その原因を解消することは不可能。ラスティーナは解決不可能な問題よりも今の状況をなんとかすることを考え──


「ミルフィと私の兵はどこにいる?」


 兵達も辺境伯の屋敷にいたはずだが、あんなことがあった以上、屋敷にはいられない。

 もしも、屋敷にいるままならば救出しなければならないとラスティーナは考えるが──


「あぁ、あいつらならしっかり脱出させてるよ。で、俺は彼らにキミらと合流できるように──」


 不意にアッシュは言葉を止めた。それと同時にその眼差しが真剣なものに変わる。

 屋敷からは既にだいぶ離れている。追手の気配も無い。しかし、アッシュの直感が危険を告げた。


 人間だった頃からアッシュは常に人から追われる生活。

 そして、その背を追う者達は銃を持っていることも珍しくない。

 そんな日々の中でアッシュは、ある種の直感に目覚めた。


 背後から自分を狙う存在に対する直感だ。

 確実性など何も無い。勘以上のなにものでもなく、ただの運。

 しかし、その幸運が拳銃を持ったギャング、自動小銃を持った軍人、完全武装した特殊部隊員の追撃からアッシュの身を守り、今に至るまで命を繋いできた。


 そんなアッシュの命を繋いできた直感は実際、大したものではない。

 ただ何となく「後ろを見た方が良いかな」と、ふと思わせる程度のもの。

 しかし、それが今までアッシュの命を救い、今この時も命を救うのだった。


 アッシュは直感に従い、後ろを振り向く。

 その瞬間、目に入ったのは既に遠くに見える屋敷の屋根の上に立つ人影と、そこから放たれた何か。

 その瞬間アッシュは足を止めると、背後へと向き直りながら、腰に差した刀を右手で抜き放ち、そして、そのまま抜き撃ちに刃を振り抜いた。

 肩に担いでいるミルフィのことなど気にも留める余裕のない全力の動き。だが、それが最善。

 アッシュの振るった刃は屋敷の方向から放たれた何か弾き飛ばすが、その威力までは消しきれず、アッシュは大きく後ずさる。


「大丈夫か!」


「話しかけんな。さっさと走れ」


 アッシュは突き放すようにそう言うと屋敷の方を睨みつける。しかし、睨みつけた先に人影はいない。

 それを確かめるとフッと息を吐き、ヘラヘラした表情を作りながら、刀を鞘に収める。


「また刃こぼれしちゃったよ。まったくナマクラは困るよなぁ」


 そう言いいながらアッシュは肩に担いだミルフィーレを揺らす。


「ほら、妹ちゃん。起きて起きて。さっさと逃げるからさ」


「………………きゅぅ」


 返事は無い。

 アッシュの肩に担がれたミルフィーレはアッシュの全力の動きを受けて眼を回していた。


「ま、静かになったから良しとして、このままさっさとここを離れようか」


 アッシュはそう言うと、ナターシャと共に街を離れるのだった──







 一方その頃、辺境伯の屋敷では──


「何としても捕らえるのだ! ラスティーナ殿下だけは!」


 消火作業が続く屋敷の前でイストヴァン辺境伯は自身に仕える騎士たちに指示を出していた。

 鼻の骨が折れているのか、歪な鼻筋の辺境伯は怒りよりも焦りを感じさせる顔で兵士達に言う。


「ラスティーナ殿下だけは生かして捕らえろ! 他は殺しても構わん。彼女だけは捕らえなければ──」


「俺との約束が守れんのやろ?」


 声と共にチャリン、チャリンと音が響く。

 その声と音が聞こえた瞬間、辺境伯は傍目にも明らかなほどに背を震わせる。

 そして、恐る恐る音のした方を振り返る辺境伯の顔色は蒼白。そして、青ざめた唇を震わせながら辺境伯が口にした名は──


「シルヴァリオ殿、これは……」


 辺境伯が振り向いた先にいたのはヒョウ柄のジャケットを羽織り、黄金を溶かして塗りたくったような髪色をした男──シルヴァリオ・ゴールドだった。

 シルヴァリオは金貨を指で真上に弾いて弄びながら、辺境伯に近づく。その表情は辺境伯とは正反対に朗らかな笑みを浮かべていた。


「ええんやで、別に俺は気にしとらん。アンタに期待もしとらんからな」


 シルヴァリオが金貨を指で弾くたびにチャリン、チャリンと音が響く。

 その音は辺境伯にとっては自らの失態を叱責するようにも聞こえていた。


「ま、うても、やらかしたことは確かやな。アンタは俺に言うとったよな、あの姫さんを捕らえれば、アウルム王国は俺の物ってな」


 シルヴァリオは周りに兵がいても全く気にせずに言葉を続ける。

 シルヴァリオの素性を知らない兵士達はシルヴァリオを自らの主を追い詰める敵と認識し始めていた。


「しかし、逃げられたってことは、アウルム王国は俺の物にならへんってことか? だったら、とんでもない失態やな。俺の計画が全部パーやんけ。そうしたら、俺も上のモンに色々とお話をせなアカンやろうなぁ」


 シルヴァリオは辺境伯に詰め寄る。

 その眼差しはチラチラと何かを期待するようで、その眼差しを受けて辺境伯はというと──


「……今回の失態のお詫びとして、こちらをお納めください」


 シルヴァリオの期待に応えるため近くの者に声をかける。

 すると、ほどなくして辺境伯の配下の者がズッシリと重そうな革袋を持ってきた。

 その袋を見たシルヴァリオはパッと表情を明るくして、辺境伯を押しのけるように革袋の方へと向かう。


「ええで、ええで。分かっとるやないか」


 シルヴァリオはひったくるように革袋を手に取ると、その中身を改める。

 袋の中には一杯に金貨が入っており、それを見た瞬間にシルヴァリオの顔がほころぶ。


「俺がかねを大好きなのをしっかり憶えてて偉いなぁ。詫びの言葉を100貰うより1枚の金貨の方が俺は嬉しいんや──」


 辺境伯はシルヴァリオの機嫌が回復したと思い、ホッとする。

 これで、この場は何とか収まるだろう。その後は速やかにラスティーナを追跡して──


「俺は金が好きなんや。かねは命より大切って思うくらいにはな。だから──」


 辺境伯が今後のことを考えようとしている中、シルヴァリオは受け取った金貨の袋を手に持ちながら、まだ言葉を続け、そして──


「真っ先に金で問題を解決しようとする奴は気に入らんのや」


 淡々とした言葉のまま、シルヴァリオは辺境伯の鳩尾を思い切り殴りつけた。

 その暴行を目にしていた周囲がざわつき、辺境伯の兵士達がシルヴァリオに詰め寄ろうとするが──


「やめろ!」


 声をあげたのは殴られた辺境伯だった。

 辺境伯は痛みに耐えかね、うずくまっているが、必死の形相で周りの兵士を止める。


「俺は金は命より大事やと思ってるんやで? だから、金を真っ先に出す奴は俺を舐めてるとしか思えんのや。まぁ、俺というか俺の信条を舐めてんのかな? そんなにアッサリ金を出すってことはアンタにとって金はたいして大事な物ではないってことやないか」


 シルヴァリオはうずくまっている辺境伯の体を蹴り飛ばす。


「俺は昔っから、俺との問題を解決するために金を出してきた奴にこうしてきたんや。俺が金を好きだからって金出してとりあえず解決しようという奴ら。俺は金が一番大事なんやから、金を大事にしない奴はムカつくんや。だから、金の代わりにぶん殴る」


 淡々とした言葉で、辺境伯を何度も踏みつけるシルヴァリオ。


「金は命より大事や。だからアッサリ出すなや。出すなら命を出せや。『お金だけは許してください。私の命は差し上げますので』ってそう言えや。それが俺の理想なんや。俺に詫びを入れたいなら、俺の理想に則って、体を差し出すんやで? でもって、潔く死ぬくらい心意気を見せろや。そうしたら俺も許すから」


 何度も辺境伯の体を踏みつけたシルヴァリオは最後に辺境伯の体を蹴り飛ばす。そして、手に持った金貨の袋を懐に収めた。


「まぁ、それはそれとして、この金は貰っておくで~。じゃ、さいなら、また明日~」


 そう言うと何事も無かったのようにこの場を離れようとするシルヴァリオ。

 しかし、辺境伯の兵士がシルヴァリオを取り囲み、行く手を阻む。


「なんや? 通せんぼかいな」


 その状況に不敵に笑うシルヴァリオ。

 対して、慌てふためくのは辺境伯。


「やめろ! やめるんだ! その方は──」


 そして、慌てる辺境伯を尻目にシルヴァリオは不敵な表情を浮かべたまま、自分に敵意を向ける者達に向かって堂々とした態度で、自らを謳うのだった。


「ええで! 俺を殺したいなら殺せや! 俺はシルヴァリオ・ゴールド! 白神教会の『大司教』や!」


 それは白神教会の教皇に次ぐ枢機卿の下の地位であり、白神教会の序列においては第三位の地位。

 そんな相手に敵対するということは──


「俺に喧嘩を売るってことは、白神教会に喧嘩を売るってことやで! お前らにそんな度胸があるんか!? 俺に刃を向けたら教会と戦争や! どうや、やってんみんかい、木っ端共!」


 シルヴァリオが啖呵を切ると辺境伯の兵士達はみるみるうちに戦意を失っていく。

 その様を見て勝ち誇った表情を浮かべるシルヴァリオ。

 辺境伯は慌てて駆け寄り、シルヴァリオの足元に跪き、媚びへつらうように言うのだった。


「部下の非礼はお詫びいたします。どうか、どうかお許しください」


「ええで、俺は寛容やからな。許したるわ」


 跪いた辺境伯の頭を足の裏でポンポンと踏むシルヴァリオ。

 そんな屈辱を受けても、怒りよりも怯えが先に立ち、辺境伯は震える声で許しを請うように言う。


「ラスティーナ殿下は何としても我々が捕らえます。それがなされた暁にはどうか寛大な御処置を」


 必死の訴えを受けたシルヴァリオは値踏みするように辺境伯とその兵を見る。

 そして、興味無さそうに──


「ま、好きにしたらいいんやない?」


 辺境伯の頭から足をどけるシルヴァリオ。

 そして顔を明るくして自分を見てくる辺境伯にシルヴァリオは──


「ただ、さっきちょっかいをかけた感じやと、アンタらの兵士にアイツをどうにかできるとは思えんけどな」


「は?」


 シルヴァリオは辺境伯に完全に興味を無くしたようで、再び金貨を手で弄びながら独りつ。


「流石はアスラカーズ、噂以上やな」


 シルヴァリオは辺境伯とその兵士達に背を向け、歩き出す。

 その向かう先は、アッシュ達が逃げていった方向であり──


「王都に帰る前にもうちょっと遊ぶのも悪くないやろ?」


 チャリン、チャリンと鳴り響く金貨と共にシルヴァリオは進んでいくのだった。



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