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ダンジョンで遊ぼう!! ~VRゲームの世界ですが、冒険者にいきなり襲われるのは嫌なので楽しくダンジョンを作りたいと思います~  作者: 愛原ひかな
Infinity

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魔界ダンジョンの海岸に隠れていたモンスター


「パルトラちゃん。ここ、お昼寝にピッタリそう!」


「そうですね。ところでモンスターは……」


 フィールドが長閑なのでゆったり過ごせそうだけど、肝心のモンスターがいない。

 このままでは、素材集めが出来ない。


「そういえば、降りる道があったような……」


 ふと思い出した私は、赤い海へ続いている狭き道を探した。

 それはすぐに見つかる。なんとなくだけど、体が覚えていた。


「パルトラちゃん、そっちは何があるの?」


「この先に海があって……モンスターが隠れているかもしれなくて」

「魔界ダンジョンの赤い海にモンスター、いたかな?」


「海の中はいなかったような気がするけど、とりあえず進んでみましょう」

「はーい。ティルは楽しかったらそれで良いと思っているから、もしモンスターが周辺にいなくてもへこまないよ」

「私もへこみませんからね。ティルティちゃんと同じです」


 念の為にエグゼクトロットを片手に持って、道を進んでいった。

 周辺にモンスターの気配がするのを感じられるが、まだ見つけることが出来ていない。


「いない……」


 赤い海が目の前に広がっている浜辺までやって来たが、モンスターの姿は見えなかった。


 ティルティちゃん、ごめんね。

 なんとなく謝ろうとした時――。


「足元、一瞬だけ光った?」


 異変を感じたので、咄嗟にエグゼクトロットの先端を光ったであろう場所に突き刺してみた。


 すると。


 うにっ……。

 青色のクラゲのような生物がその場から動けなくて、必死にもがいていた。


「あっ、見えていなかったモンスターをエグゼクトロットで刺しちゃった」

「パルトラちゃん、凄い!」


「それほどでも……えっ?」


 私が視線をティルティの後ろに向けた瞬間、何か一瞬だけ青く光った。


 光ったであろう箇所は一か所か二箇所ではない。

 何か所も光って、消えたのだ。


「ティルティちゃん、もしかしたらモンスターは近くにたくさんいるかもしれません」

「ティルもそう思うー。このクラゲはモンスターだから、素材アイテムがいっぱい手に入る!」


「素材アイテムがいっぱい……! それじゃあ、ティルティちゃん、準備万端かな?」

「はーい!」


 私とティルティは、武器を構える。


 ティルティの武器は以前と変わらず銃弾の撃てる傘なんだけど、扱いに関しては上達しているかな?

 あとは、戦闘を起こす前に青いクラゲのモンスターの詳細を見ておこう。


 サイレントクラーゲ。

 いかにも、海の周辺で出てきそうなモンスターの名称だった。


 魔界ダンジョンの海は赤色、だけどなんでモンスターが青色のクラゲなんだろう。

 私だったら、クラゲのモンスターも赤くするのに……。


「ティルティちゃん、行くよ!」


「ティルもいっぱい暴れる!」


 私はエグゼクトロットを水平に振った。

 そしたら、サイレントクラーゲは慌てたのか、群れた姿をみせてきた。


 その数、五十を軽く超えている。



「やああああっ!」


 ティルティが傘を大きく振り回して、サイレントクラーゲに打撃を与える。

 もしかして、接近戦寄りのスタンスに変えたのかな。


 ティルティがサイレントクラーゲの群れの中に入っていくと、より傘を大きく振り回して打撃を与え続けた。


「聖なる花吹雪。――激しく散り逝き、大地を燃やし尽くせ!」


 私は詠唱をして、爆発を引き起こした。

 浮かんでいるサイレントクラーゲがバタバタと地面にへばりつくように落ちていくと、そのまま小さく縮んでいくようにして溶けていった。


 私は、たくさんのサイレントクラーゲ倒した。

 ドロップアイテムとして、サイレントクラーゲのコアが五個、クラーゲシャボンが三十二個ほど手に入ったのである。


 クラーゲシャボンはその名の通り、シャボン玉みたいな見た目をしている、触るとフワフワした気分になりそうな素材アイテムだった。


 何かに使えそうだけど、戦闘が終わるまでは考えないでおこうかな。


「ティルも負けてられない……!」


 ティルティがサイレントクラーゲの一匹に傘の先端をくっつけると、稲妻の光線がすぐさま解き放たれた。


 撃ちぬかれたサイレントクラーゲはあっという間に溶けてなくなり、素材アイテムのクラーゲ結晶というモノをひとつ落としていった。


 クラーゲ水晶は赤くて丸い水晶が八つ、円形にくっつけられたカタチをしていた。

 あと、クラーゲ結晶はレアアイテムという表記がなされていた。


「ティルティちゃんがモンスターを倒してレアアイテム獲得ですか……おめでとうですね」

「ありがとうー。でも、パルトラちゃんの方がすごいと思います!」

「そうかな?」


 周囲に残っていたサイレントクラーゲがこの場から離れていくのを確認した私は、エグゼクトロットをしまい込む。


「私、何か拾ったっけ……?」


「パルトラちゃん、コアアイテムです!」


「あっ、あれか……」


 私はサイレントクラーゲのコアをひとつ、手元に取り出した。


 そういえば、モンスターのコアもレアアイテムに分類されているんだっけ……?


 モンスターのコアが取れる際には割とたくさん手に入るので、今まであまりレアアイテムとしての実感がなかったかもしれない。


 さてと。

 次はどんな素材アイテムを集めに行こうかな。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

本作品を面白かったと思いましたら、感想やレビューをよろしくお願いします。


新作小説

「ラストダンジョンに登場する雑魚モンスター『ヘルライダー』になっていた。魔王のお手伝いをすることになった 」

是非こちらもお読み頂けると幸いです。

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