おまけ
大精霊の降臨を終えて――。
ジェイラが目を覚ます、少し前のこと。
「フィナ! 元気にしていましたか?」
「あたしの名前はフィースペードだっ! パルトラこそ、馴れ馴れしく話すんじゃないよ……」
「でも、フィナはフィナでは?」
「うーん」
「三カ国ダンジョンマスター交友会の後、ニケさんがバックアップ用のデータを一生懸命探して、天翔る銀河の創造天使でシクスオに残されたフィナの記憶をつかみ取り、赤ノアちゃんの手も借りて」
「それ以上は言わないでもらえるかな……。あたしが選択した後悔は、二度と消えない」
「フィナが強がるのは構いませんが、私をあまり困らせないでほしいです。気持ち的な意味で」
「パルトラ……」
「だからですね、今回のイベントで私の前に顔を出してくれて、ありがとうございます。フィナっ!」
「そ、そうだな……。こちらこそお礼がしたい、ありがとう」
「ふふっ。――そういえば、フィナは今回どうされますか? 前回と同じく冒険者側に入るのですか?」
「あたしはソロプレイのほうが好む体質だからなあ。あと冒険者側に入れば、パルトラとも戦えるだろ」
「それならそれで大歓迎です。あっ、でも……六カ国ダンジョンマスター交友会で戦うときは私ひとりではなく、六人のダンジョンマスターとルークさんがパーティーを組んだ状態となります」
「うん? それは、絶望しかないような……」




