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【更新停止中】アクロス・ザ・ナギノクイント  作者: 亜空間会話(以下略)
2章 みゆきひらひらふるるよる
92/191

92話

 仕事疲れで死にかけていました。なお分量……


 どうぞ。

 ライブラリ・アース内で消費したアイテムは、あとで返ってくる――と最初に提示されても、現時点で使えないのでは消費したのと変わらない。たった四分しか使えない最強のライヴギアは、あと三回だけの緊急手段になった。


 しかしそのとき、ノイズまみれの声が叫んだ。


『なんだ……? 空間アドレスが崩壊していくぞ!』

「崩壊ってなに!?」


 ものすごく唐突なノイスの言葉通り、とてつもなく広く見えた世界がどんどん縮んでいく。さらさらと崩れていく世界は、まるでデータを消去でもされているかのようだった。


「あら、残念。あなたも同じように消えていくようですわね」

「……“も”?」



[第五真相はあなたにとっての役目を終えた

真実への階段をさらに進め]



「けれど、そう……またどこかで出会えたときのために」

「――っ!」


 ごく自然に振るった一撃を、完全に回避したはずなのに……不可思議な力で、腕にぴしりと亀裂が走った。


「出会ったときに分かるように、しるしを付けておきましたわ。いつかどこかで、出会うことはあったのなら……運命が私に味方したのなら、」


 崩れていく空間の中、純白の虚無に少女は浮かんでいた。


 色が薄まり、絵コンテのように線画になったトモガラは、たしかに何かを言って消えていった。


『……しまりのねェ終わりだな、なんだ一体』

「なんなんだろうね、ほんとに」


 いつの間にか、ゲートの入り口に立っていた。


『いい加減ボディから出てもいいよなァ? そこそこスムーズに操れるようにァなったが、こんなもん使いたくねェよ』

「あ、ごめん」


 さっさと俺の中に戻ったノイスは、不機嫌そうだった。


 やはり機械の方が相性がいいのだろうが、育成ゲームでもあるような「知能の高さ=自己判断の上手さ」という図式が、このゲームにもあるようだった。


「今はたしかエンジンが高騰してるんだっけ……。でも、疑似ライヴギアみたいにならないかな?」

『オレはコントロールするプログラムだぜ? あんたが無茶させたってのもあるが、中身が入ってない機械ってだけならイケるクチだ』

「じゃあ、いろいろボディ作ってみようか」

『使い走りにも楽させてやんねェと、恨まれるぜ……?』


 ダンジョンを出てすぐに、またマーケットに舞い戻ることにした。

 超ぶっちゃけると新展開盛り込めば許されるやろ……とかナメたこと考えてるふしがあるので、ちゃんと読者の需要に応えなくてはいけませんね。エコカリの新キャラ「リュドミラ」が性癖すぎる、とかいうクソどうでもいいことだけ話して、さっさと次話と執筆中作品の準備に移ります。性癖パワーがあればきっと原動力になるはず。リュドミラさんもそうですが、レビヤタンといいカロリンといい、よくストアの審査通るなぁ……セトさんが初期実装な時点でアレですが、ウェンラーとリリスはまじめに心配だったり。

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