104話
遅れました(二日ほど停滞していた)。
どうぞ。
それなりに通じている魔法で様子見を続け、思考を回転させる。
ライヴギアの本体は人間だ。ノイスが言っていた「生体脳での制御」みたいな話もあるから、少なくとも外付けのユニットには違いない。それが独立していること、独立していなかったとしても“本体”が出てこないこと、ここが気になる。
機械の場合は「基本動作」、ルーティーンみたいなものが組み込まれているけど、それ以外だと「絵語」とか「エピック」「ルーン」といった部品に代わっているらしい。指向性はありそうだけど、それ自体がプログラムとして作用する、なんてことがあるのだろうか。
『どうしたマイマスター、手が止まってるぜ?』
「これの本体ってあるのかな」
『生体電流の逆探知でもしてほしいのかァ? チューニングにだいぶ手間取るな、50レベルくらいもらわねェと無理だぜェ』
「あ、うん……さっさと倒そっか」
今のレベルは36なので、ノイスを通じて探してもらうことはできない。
機械ワームの弱点は明確で、地面に刺さったままの胴体と、コアがあるらしい頭部の装甲の隙間だ。ノイスもかなり狙っているけど、なかなか隙ができない。
『マイマスター、ムチでやってくれねェか? 打撃力が足りねェもんで、いまいち体勢が崩せねェまんまだ』
「りょーかい、役立ちそうならやるよ」
前線に立つにはスペックが足りないかな、と思っていたけど、それなりに信頼されているらしい。しゃらりとムチを伸ばして、〈サイドワインダー〉からの〈バードキャプター〉で回避と拘束をこなす。
「うわ、ゼロ距離魔法!」
『それで、こいつの正体とか本体とか、そういうのは』
「……考え中」
『ちっ……手を動かす方が向いてるんじゃないか?』
「たしかに」
『確かにじゃねェよ』
いまいち使いどころが分からなかった〈ウロボロ・スフィア〉は、きゅるっと丸めたエネルギーが攻撃を防ぐ、どちらかというとバリアに近い技だった。ムチはどうしても動きにラグがあるけど、球体をいくつか展開しておけば、防御が間に合う。
それに、球体の使い方はウロボロスらしく、防御だけではない。
「ノイス、ちょっと渡しとくね」
『ありがてェ、ちょっとばかし削れてたとこなんだ』
五つ展開した球体のうち、ふたつをノイスに渡す。すっと浸透したそれは、超速の剣劇で消耗していたかれを回復させた。
『スパートかけるぜ、崩してくれ』
「うん。フルパワーでやる」
ムチがうなる。
『ウマ娘』を始めていました(懺悔)。『ライドカメンズ』は明らかに男性向けじゃないんでリタイア。斬月ニキ(宗雲?)が何回リセマラしても出なくて泣く。イクノさんのシナリオがマジでよくてちょっと泣いてたり、キングが初育成で超ミークに勝って控えめに絶叫していたりしました。フーちゃんが出なくて青くなっていたら、花嫁キングが出て真っ白になる(意味不明)。
書けそうなのでがんばって続き書きます……




