表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
三章 戦士団ヘリオサマナ編
97/144

上級剣士エイミー

「ではまずはカミル、エイミー、準備せよ!」


 アリディアはカミルとエイミーの模擬戦を支持し、2人は闘技場の真ん中へ歩いていく。


 集まっていた戦士達はそれぞれが闘技場を囲むように設置されている場外の席へと移動する。



「カミル、頼んだよ。」


「ああ。」


 カルマはカミルに声をかける。思えばカミルに会うのも3日ぶりだ。


「カルマ!」


「ん?」


カミルは立ち去るカルマを呼び止める。


「見ていてくれ。私はもう君の足を引っ張らないよ。」


「ん、おう。がんばれ」


カルマはカミルの顔を見てニヤリと笑い拳をカミルに向ける。



_____


 カミルは双刃弓を構える。

エイミーは細長い剣を持ち、構えるでもなく、ただ佇んでいる。



 カルマはカミルを見送ったあと、場外の席へと走る。


「カルマ!」


「こっちこっち!」


 近くにいたクレインとリアがカルマに声をかける。


「ありがとう。隣いい?」


「あ、うん。いいよ。」


「リア、さっきはありがとう。」


「え?」


「いやさっきフォローしてくれたでしょ?」


「あ!いや、アリディア様が、よく考えてみてって言ってたから…」


「確かにリアがああ言う場で発言するのは珍しいよなー」

クレインが揶揄う様にリアに言う。


「うるさいわね。つい口に出ちゃっただけよ。」


「ところでカルマ、お前の仲間のあの子、大丈夫か?」


 カルマがリアにお礼を言ったところで、クレインがカルマに話しかける。


「何が?」


「相手は上級剣士、しかもエイミーだぜ?」


「あの人強いの?」

 

「強いなんてもんじゃない。コロラド連邦じゃ有名な有名な戦士だ。」


「そうなんだ。まだ若いのに。」


「元々は別の戦士団で団長をしていた女でな。新星だよ。」


「新星……確か2年以内に上級になった人のことだっけ。」


「そう。しかもただの剣士じゃない。魔術を使う。」


「えっ、魔術剣士??」


「そうだ。まぁ、魔術は補助的に使うだけで上級を取ってるのは剣の方だけだがな。」

 

「どんな魔術を使うの?」


「まあ、それはみてればわかるさ。」



_____


 カミルは沈黙を破り、エイミーに向かって走り出す。

素早い動きで距離を詰め、双刃弓の刃を振る。


 エイミーは上空へ飛び上がりその攻撃を避ける。


 カミルはすかさず空中のエイミーに向かって弓を構える。


「カミルの矢の速さは普通の射手の矢とは比べ物にならない。空中では避けられない。」


 カルマのその言葉の通り、鋭く回転したカミルの矢がエイミーへと襲いかかる。


「……!!」


 カミルの矢がエイミーに直撃すると思いきや、空中にいたエイミーの体がふわり空を浮き上がると、空中を舞いながらカミルの矢を避ける。


「あれは……クレディアと同じ魔術…。」


「浮遊魔術……」


「ボス、浮遊の魔術は応徳魔術ですか?」


 カルマの横にいつの間にか来ていたハウロスがカルマに尋ねる。


「ハウロス、いつのまに……」

「すみません。姿が見えたので...」


「浮遊魔術について、ハウロスは聞いたことない?魔術士の中では比較的有名な話なんだけど、浮遊魔術は元々、ある一族だけが使っていた応徳魔術なんだよ。」


「応徳魔術なんですか?」


「元々はね。だけど、それが今では研究・解明され、上級の基礎魔術になった。

まぁ、それでも浮遊魔術は一定以上の魔力量と魔力コントロールが必要だから、使える人も少ないんだけどね。」


「基礎魔術になった応徳魔術..ですか。」


「おいおまえら、見てろ。それだけじゃないぞ。」

クレインはカルマとハウロスに戦いを見るよう伝える。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ