表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
一章 平和の国カストリア編
36/136

ミルズ王国へ


「カルマ殿、まずは他国の戦士協会へ行くんですか?」


「いや、今行っても12歳の僕は受け入れてもらえないだろうね。」


「じゃあ目的地はあるんですか?」


「うん、コロラド連邦のルードミリシオンにいる魔術士を訪ねてみようと思うんだ。」


「知り合いですか?」


「うん。まあ、そんなとこ。その人なら何か大切なことを教えてくれそうな気がするんだ。」


「なるほど。まぁ俺はどこまでもお供しますよ。

 ではまずはラダの森を抜けてミルズ王国ですね。」


「ミルズ?」


「ええ、ラダの森の先にある王国です。」


「そこに行くしかないの?」


「ですね、カストリアの東は魔創神グランが開拓していない未開地、北はラブァ山脈ですから、西か南に抜けるしかないんですが、南は厳正な入国審査のある大国 カイルディア帝国がありますから、西のミルズに抜けるしかないんです。」


「さすが、元衛兵詳しいね。」


「ミルズには行ったこともあるので少しは案内できますよ。」


「ハウロスを連れていくことにしてよかった..」


「早速お役に立ててよかったです。」


「じゃあ行こうか!」


「はい!」


カルマとハウロスは平原の奥に見える森林、ラダの森へ向かって歩き出す。


カルマは後ろを振り返ると、生まれ育った国カストリアを眺める。

他国になど行ったことのないカルマだが、これから戦士として様々な国へと旅をする。

そう考えるとどこか感慨深い気持ちになった。


次に家族に会えるのはいつになるかはわからないが、きっといつか立派になった姿を見せて両親に恩返しがしたいそう思った。


カルマが強く立派に、幸せに生きることが両親への最大の親孝行だと知ったから。


 カルマは振り返り歩き出した。


〈一章完結〉

次話より ミルズ王国動乱編 投稿します。

第一章見ていただきありがとうございました!!

第二章も宜しくお願い致します!


〈お願い〉

率直な感想をぜひいただきたいです。

お忙しい方は評価、ブクマだけでも宜しくお願い致します!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ゆっくりとか言っておいて、ここまで一気に読み込んでしまいました。とても力のあるいい話だと思います。 涼太が単なる前世でなさそうな感じを匂わしていて、この先どう展開していくのか、とても楽しみです! 私…
ここまで一気に読んでしまいました! あまり異世界系は読まない方なのですが、私は異世界系を書けない分、とてもハラハラドキドキしながら読ませて頂きました! 率直な感想は、本当に面白かったです(^^) ブ…
拝読いたしました! カルマという少年が「生まれ変わりの罪と赦し」を背負いながらも、家族・仲間・師の愛情を通して本当の意味で“生きる”力を得ていく物語の軌跡が、壮大でありながらも繊細に描かれていました…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ