戦場での再会
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協会からの説明を聞いた戦士達はそれぞれが持ち場をへと向かう。カルマは戦士協会を出て、ハウロス達と合流する。
そこにちょうど協会から出てきたダース達、エクスプロドと顔を合わせる。
「ミルズ王国では俺達の助けがあってなんとか生き残っただろうが、今回俺達はおまえたちの反対の西側だからな。せいぜい生き残ることだな。」
「おまえも土の無いところに誘き出されて手も足も出せずにやられないようにね。」
カルマとダースは視線を交わせ火花が散らせる。
ダースは「けっ」と吐き捨て、カルマは「ふっ」と鼻で笑った。
「カルマーーー!」
すると、いがみ合う2人の元へと大柄な体でドシドシと地面を揺らしながら走り迫る戦士の姿があった。
地面を力強く踏み締めるその姿は、故郷を旅立ったあの日と何も変わらない。強靭な戦士の姿だった。
カルマは目が合った瞬間、言葉より先に体が動いた。
「兄さん!!」
カルマはダグラスに駆け寄り手を合わせる。
「お前が来ていると聞いて飛んで来たぞ!」
「久しぶりだね!兄さん!」
「ああ、また大きくなったなぁカルマ!上級戦士として登録されたんだって?」
「うん!今なら兄さんとも少しは戦えるかもよ?」
「ははは、そうか。それは楽しみだな!!ん、こちらは……」
ダグラスはカルマの後ろにいるハウロスとカミルを見る。
「あ、どうも。共に旅をしているハウロスと申します。」
「君がハウロス君か。父から話は聞いたよ。すまないな。弟についてもらって。」
「いえ、そんな!俺は自ら望んで従っていますので。」
「それと……」
「私はカミルだ。カルマには決闘で負けたのでな。それが縁で従者として同行している。」
「そうか。弟をよろしくな。カミル」
「ああ。」
「兄さんはバルテミア城の配置なの?」
「ああ、お前と共に戦いたかったが、どうやらそうはいかないらしいな。終わった後でお前の活躍を聞くのを楽しみにしているぞ。」
「うん!」
「お……!」
ダグラスは驚いたように近くにいるエクスプロドの連中へと近づいて行く。
「この盾…懐かしいなぁ!」
ダグラスはローグベルトの背負う盾を見て、思わず声を漏らし、足早に近づいた。
「む。おぬしは戦士ダグラス..」
「ローグベルトのその盾って確か…」
「ふっ、聞きたいか?この盾はなぁ!約50年前に活躍した、"最強のタンク"戦士デグルの盾だ。」
「…………」
「でもなんで兄さんがこの盾を知っているの?」
「あ……むむ。俺が昔使っていた盾によく似ていたが…勘違いだったようだな。はっはっは。」
「なんだ。そうだったのか。」
「ところで、こちらの方々もカルマの友達か?」
「ともだちぃ?」
ダースがその言葉を聞いてダグラスの前に立つ。
「俺は、エクスプロドのダースだ。戦士ダグラス。おれはあんたも超える戦士になるぞ!カルマとはたまたま任務であっただけだ。あいつにも俺は負けねぇ。」
「そうか。頑張れダース!カルマは熱い友達を持っているな!」
「だから友達じゃねぇって!」
…………
「そろそろ、持ち場につかなければな。悪いなカルマ、あまり時間取れなくて。」
「ううん。こんな時だからね。」
ダグラスはカルマの前に膝をつき肩に手を置く。
「いいか?死ぬんじゃないぞ。」
「大丈夫。こう見えて僕は戦士ダグラスの弟で戦士フィルスの弟子だよ。」
「ふっ。それじゃあな。」
ダグラスはカルマに向けて笑みをこぼすと、振り返り、何人かの戦士や兵士と共に北に見えるバルテミア城に向かい歩いて行った。
カルマ達も持ち場につくため東へと向かった。




