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5周目の人生で異世界を救った話  作者: MINMI
三章 戦士団ヘリオサマナ編
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1年と半年


 カルマはヘリオサマナ本部の前に帰還する。

長期の任務から戻ってきたところだ。


「なんか、久しぶりに帰ってきた気がするな……」


 

「カルマ、ご苦労だった。本部への報告はこちらでしておくから休んでくれ。」


「はい。どうもです。」


 同じ任務に出ていた上級剣士のサムがカルマに声をかけてから本部の中に入っていく。


 カルマは現在15歳、レルフ共和国での任務を終えてから1年半と月日が流れていた。


 ハウロスとカミルとは一度本部でたまたま会ったきりで、その後は一度も会っていない。

 

「あいつら、今頃何してるかなぁ。」


 この1年半、カルマはヘリオサマナでも上位の戦士たちと共に何件もの依頼をこなしてきた。

 ハウロスとカミルも各自が力をつけるためにそれぞれ別の任務へと就いているはずだ。


「1〜2年はこの生活が続けるって言ってたけど、これからどうするんだろ。」


 カルマはそんな独り言を呟きながら自室へと向かう。

自室の前にはリアが壁に寄りかかりながらぼーっと天井を見つめている。


「リア?何してるの?」

 

「あっ、カルマ、戻ってきたのね。」


「うん。何かあった?」

 

「アリディア様からの指令よ。明朝10時、団長室へ集合とのことよ。」


「了解。ありがとう。リア」


 リアはアリディアの伝言を伝えた後、カルマを見ている。

 

「なんだか久しぶりだね。」

 

「任務でバルディッシュ王国まで行ってたからね。」


「バルディッシュって、確か、南の?」

 

「うん。半年近くかかったよ…。」


「そっか。それでお疲れなのね。」


「そっちは?」

 

「私たちヤクモ隊はそんなに遠くに出ることはあんまりないから。」


「でもヤクモ隊も上級戦士隊じゃん。遠方の任務もあるでしょ?」

 

「一応、アリディア様の直下隊だからね。基本はないのよ。」


「そうなんだ。」

 

「そういえば、あなたのお仲間達もそろそろ任務から戻ってくるみたいね。」

 

「ハウロスとカミルが?遠方に出てたの?」

 

「うん。そうみたいよ。詳しくは知らないんだけど。」


「そうか…ハウロスとカミルが…」

 

「あっ、ごめん。私そろそろ行かなきゃ。」


「あ、うん。伝言ありがとう。」

 

「久しぶりに話せてよかった。じゃあね。」


 リアは小走りで去っていく。

(ハウロスとカミルのこと、明日アリディアさんに聞いてみよ…)


 カルマはそう思いながら自室へと入っていく。


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