第三十話 千井
たいちゃんの家についた...けど...すごいドキドキする...
いや、私も男の子の家に入ったことあるし?ある...よね?あ...たいちゃんのことずっと思ってたから他の男の子の家とか入ったことない...やばいいいいいい!!!!
「とりあえず雨濡れてるしお風呂入っちゃいなよ」
「う、うん..お姉さんは?」
なにこれ!まるで恋人じゃん!!!
「姉さん今日バイトで遅いんだ」
「そ、そうなんだぁ〜」
なんかむっちゃ恥ずかしい....でも嬉しいなぁ....なんだかポカポカする...
「俺のだけど着替えここに置いとくからな〜」
「は、はーい」
そもそもよくよく考えたらなんで三年ぶりの好きな人にこんな話せてるんだろ.....なんか自分の行動が恥ずかしくなってきた....ふぇ.....
これどうしよぉ〜...しゅき.....
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結局20分くらい入っちゃった...ふぁぁぁぁ...
下着以外全部たいちゃんの服...えへへへへ
「じゃあ俺シャワーぱっと浴びてくる」
「うん!」
なんか...なんか...ふふふふふふふふふふふふふ...かわいいよぉ...かっこいいよぉ...
たいちゃんを誰にも渡したくない...純粋無垢なたいちゃんを...かわいくてかっこいい...私だけの...たいちゃんを
まっててね。絶対に幸せにするからね
''''''''''''''
「本当にいいのか?ご飯とか食べていってもいいんだぞ?」
「長居とかしちゃっても迷惑だろうし雨もやんだから!」
「そうか。じゃあ送っていこうか?」
「いや全然大丈夫!大丈夫だから!」
「本当?」
「うん!大丈夫だから!それじゃあ!」
「わかった。それじゃあ気をつけて帰れよ」
「はーい!それじゃあ!」
結局恥ずかしくてその場に居れなくてかえった。我ながらビビリだと思うけど今日は収穫があったし〜!あとでインスタあーげよっと!
恋人同士になったらこれが普通になれるようになりたいな。ずっと長居できるようになれたらな。
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「ただいま〜」
「おかえり〜。今日は長かったね」
「それがさぁ〜、鮫肌イルカとコラボすることになってさ」
なんてタイムリーな話なんだ...?
「へ?うん?」
「それで中の人にあったら千井七海でさ!」
しってた〜
「しってる...今日奈波から聞いた」
「そーなんだ!いつ聞いたの?」
「隣の席だから授業中とかに喋るんだよ」
「へぇ〜。そういうことにしといてあげる。お姉ちゃんのこととか言った?」
「いや、ただの大学生ってことだけしか」
「そっか」
こんなタイムリーなんて何かの因果関係があるのかもしれない...
三十話来た―!
誤字脱字報告本当に助かっております!また、感想なども読ませてもらってます!日間最高六位まで行けたのは皆様のおかげです!
本当にありがとうございます!




