第二十八話 ホスト風
「あのさ〜たいち〜」
「ん?」
「凸待ち配信とか...しない?」
「え?なんで?」
「知り合いのライバーがたいちと話したいとかって...」
「え〜...」
正直俺は嫌だ。人としゃべるのすら嫌なのになんでしなきゃいけないんだ
「お願い!」
「うーん」
姉さんがお願い事をしてくるなんて珍しいしなぁ...
「わかった」
「ほんと!?それならちょっとテーマを決めたんだけど...」
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そのテーマはなんと
「こんばんは。α♧所属四期生の白銀たいちです」
---コメント---
!?!?
かっこいい....
なんのために...?
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ホスト風にしろという訳だった...
「今日は凸待ち配信をするよ。姫」
---コメント---
うっ(尊死)
私の心を破壊してなんのつもり!?
この人生で一番ライバーになりたいと思った瞬間
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なんで俺がこんなことしなきゃいけないんだ...イケボだからっていわれたけどさぁ...
「というわけで、待ってる間に雑談をしていこうと思うよ」
---コメント---
あっ...
白銀半端ないって!そんな声出せるんやったら先に言ってや!
もうお腹いっぱい
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「ふぅ...と言っても話すことがないんだよね」
ピロン
誰か来た...
「よ、ようこそ。姫」
---コメント---
誰?
日和ってる?
ちょっと緊張してるのたいちくんらしくてかわいい
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「ど、どうも?α♧所属二期生の一条ミスズです」
うわぁ..一条さんだ。ガチの姫来ちゃった...
「今日はどうしたんですか?姫」
「ふぇ...ええと、凸待ちしてたんで...久しぶりだし...」
---コメント---
一条さん、その気持ちわかるよ
裏山
どっちも緊張してるw
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「そうですか。わざわざ来てくださってありがとうございます」
「え、えぇ。感謝なさい?」
なんかかわいい。困惑してるのかわいい。
「じゃあなんか..ぼ、ボイスとかって?」
「ボイスですね。了解です」
何話せばいいんだ?
---コメント---
BGMとまったw
イケボでやられたら誰でも死ぬだろ
やめてくれ...私達もまとめて死んじゃう...
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「姫、いつもお疲れ様です。たまには休憩してもいいんですよ。僕はいつも姫の頑張り、見てますから」
「はぅ...」
ポロン
「あ...どっかいっちゃった...やっぱかっこ悪かったかな..」
---コメント---
そのままでいてくれ
すき
それでいい
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「よかった...」
---コメント---
口調戻ってるよ
なりきれてないのかわいい
うーん、すき
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「いいや?姫?戻ってないよ?」
---コメント---
わろた
かわいい
もうそれでいいよ
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Partにします!!!




