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第二十七話 転校

ずっと配信をしていたらいつの間にか夏休みが明けていた。なんで?????


「1-6に転校生が来るんだって!しかもあのモデルの千井奈波だって!!!」


あぁ...奈波がくる話か...同じクラスなんだ....


キーンコーンカーンコーン


「はーいみんな席付けー」


担任の小畑紗弓おばたさゆみ先生がきた。


「まあ多分噂で回ってると思うが、転校生がいるから」


ザワザワ


「じゃあ入ってきて」


ガラガラ


「うおおお美人」「モデルじゃん」「えっろ」


「自己紹介よろしく」


「はい!皆さんはじめまして!千井奈波です!京都府からきました!よろしくお願いします!」


パチパチパイパチ


「じゃあ右から二列目の一番最後のところ、柳くんの隣に座って」


「はい!」


へぇ...俺の隣か


「よろしくね」


「うん」


まぁ別に話すことも特にないし。このままでいいだろう。




###




たいちゃんと一緒のクラスになってしかも隣の席とかいう好ポジションのところに行けた

もうこれ以上無いとこ!!

絶対休み時間に話しかけるから!


''''''''''''''''''''


「よろしくな!俺のことは道永って呼んでくれ!」

「よろしくね〜」

「どの高校から来たの?」

「それはね〜」


私はたいちゃんと喋りたいのに。てかこの道永ってやつ下心丸出しすぎ。新人カメラマンみたいな目つきしてるし。気持ち悪いなぁ


「でも奈波さんも不運だな」


「え?」


道永が喋りかけてきた


「あの柳ってやつ気持ち悪いからさぁ〜笑」


「え?そ、そうかな」


こいつは何を言ってるんだ。他の女子もどう対応したらいいか困惑してるじゃん。


「私は人をけなすような人よりかは良いと思うけどね」


「???...そ、そうか」


多分こいつ何も分かってない。顔だけでなく頭も悪いのかな?他の女子とか近くの男子はクスクス笑ってるけど


まぁ、こんなやつ陥れるなんて簡単だし。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 困ったことに、道永君のような人って実際にいますよね。 しかし、道永君に追従するクラスメイトがいなかったので良いクラスだなと感じました。 クラスメイト皆(道永君除く)で、良い高校生活の思い出…
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