番外編~カインの育児奮闘記①~
禁呪事件後、少し丸くなった性格のカインがある出会いをしました。
それは、ある晴れた昼下がりのこと。
俺は、禁呪事件の後、やっと身体が回復し自由に動けるようになった。
呪いに侵されている時よりは格段にマシだったが、不自由なことに変わりはなかった。
……で、やっと療養生活から解放されたってことで、俺はウォルヴァンシアの城下に下りて来ていた。
国王がお気楽のーてんきのせいか、城下の民も同じように笑顔で溢れている。
街を歩けば気軽に声が飛んでくるし、頼んでもいねーのに絡んでくるし……、
ウォルヴァンシアに来る前の俺は、最初この街の光景に偽善を見ているようでどうにも居心地が悪かった。
人の善意とか優しさとか、そういうものを素直に受け入れる器を作って来なかったからだろう。
だが、ここで過す内に……感化されたんだろうな。
人と関わることに、言葉を交わすことに、徐々に積極的になっていく自分を感じていた。
「ありゃ?カインじゃないかい、今日も散歩かい?」
「おう、まぁ、そんなとこだな。どうだ?店は繁盛してるか?」
声をかけてきたのは、城下で果物屋を営んでいるおばちゃんだ。
城下に来る度に声をかけてくるもんだから、最近では他愛ない話に興じることもある。
世話焼き気質のようで、俺を息子のように心配してくるもんだから、
話も自然とあっちの方にいってしまうのが悩みの種だな。
「アンタ、そろそろいい歳なんだから、お嫁さんもらいなよ~」
「あぁ~……、悪ぃな。生憎その手の話は一つもねぇよ」
「顔は良いんだから、モテそうなんだけどねぇ……。
ま、フラフラ出歩いてるようじゃ、まだまだなのかもね~」
「そういうこと。期待に添えなくて悪いな。
……と、これと、あっちのやつ、二個ずつ買うよ」
「おや、いいのかい?いつも買わせようとしてるみたいで悪いねぇ」
俺は、長くなりそうな話を早めに切り上げるため、土産に持って帰るための品を選んだ。
三つ子共がやけにここの果物類を気に入ってんだよな。買って行ってやるといつも喜ぶ。
果物を袋に入れて貰い、それを片手にまた街を歩き出す。
今日は雑貨屋にでも行ってみるか?それとも、ギルドの方にでも顔を出して面白い話が
転がってないかマスターに聞いてみるか……。
その日の気分で行く場所を決める俺は、とりあえず雑貨屋の方から見てみることにした。
女物のアクセサリや可愛い小物も揃えている雑貨屋で、あいつに土産を買ってやるのもいいか。
頭に浮かんだ、のほほーんとした女の顔を思い浮かべながら歩く。
あいつには、色々世話になったし……、それに……物をやったらどんな顔をするか見たいのも理由のひとつだ。
「……ん?」
雑貨屋が見えてきたと思うと、ふと、その手前にある路地の付近から泣き声のようなものが聞こえた。
なんだ?誰か迷子にでもなって泣いてんのか?それとも……。
ふらりと路地に足を向けてみると、そのすぐ入口に、樹木の一部を編んで作ったような大きなバスケットのようなものが置かれていた。
泣き声は、そのバスケットの中からだ……。
おそるおそる覗いてみると……、
「おんぎゃぁああああっ、おんぎゃぁぁぁぁっ」
「げ!!」
一瞬だけ静まった空間に、耳を突くような大きな泣き声が大音量で響き渡った。
な、ななななな、なんでこんなとこに、赤ん坊がいんだよ!?
俺は、周りをキョロキョロと見回してみるが、親らしき人影は見当たらない。
おい……まさか……。
「お前、……捨てられた……のか?」
指を震わせて赤ん坊を指差すと、またさらなる音量を上げて赤ん坊が泣き出した。
ど、どうすりゃいいんだよ……これ!!
俺は大慌てで赤ん坊の壊れそうな小さな身体を抱き上げると、どうにか泣き止まそうと奮闘し始めた。
「おい!泣くなよ!!あぁっ、もうっ、泣き止めって!!」
赤ん坊の顔を覗きこんで、やむにやまれず、変顔をしてみたり、知りうる限りのあやしかたを試してみる。
しかし、赤ん坊は泣きじゃくるばかりで、俺の期待に応えようとはしない。
こういう場合、どうすりゃ泣き止むんだ!!
「おんぎゃああああああああああっ…・…あうっ」
「あ?」
「だぁー!!」
「は!?」
俺の心の叫びが届いたのか、赤ん坊が急に泣き止んだ。
そして、俺の黒髪をぐいっと思いきり引っ張ると、こともあろうにそれで遊び出した。
グイグイ引っ張られる髪と、楽しそうにきゃっきゃっと途端に上機嫌になった赤ん坊。
泣きやんだのはいいが……、おい、痛ぇーぞ?毛根抜けるぞ、おい!!
「だぁーっ、あーうーっ」
「痛ぇって……、あー、でも、泣くよりマシか……。
おい、お前の母親はどこに行ったんだ?」
「あう?」
「はぁ……。わかるわけねぇよな……。お前赤ん坊だもんな。
最悪、捨てられたとして……、どうするべきか……」
ただの迷子なら親を探してやればいい。
だが、この赤ん坊は路地にバスケットに入れられて置かれていたらしいことから考えて、
十中八九捨て子だ。
ゴソゴソと、バスケットの中を漁って見ると、案の定、紙切れのようなものが出て来た。
赤ん坊を抱えたまま、俺はそれを開くと、再度「げっ」と呆れたような声を出した。
やっぱりかよ……。
――ごめんなさい。どうか幸せに……。
グシャリと紙切れを手の中で握り潰した。
なにが幸せに、だ。捨てておいてどんな幸せを望むっていうんだ。
育てきれないなら、産むな、と言いたいところだが、
世の中腐るほど個人の事情ってもんがあるから、そこはまぁ、おいとくとしよう。
だが、捨てるなら捨てるで、孤児院とか色々方法あっただろうに……。
なんで、こんな路地に置いていくんだか……。
無責任にもほどがある。だが、捨てられた本人は事情など知らない。
ただ無邪気な顔で俺の髪を弄んでいる。
何も知らないって、幸せなのかもな……。
見たところ……、生まれて結構経っているようだ。
薄く生え揃った髪を撫でてやると、きょとんとした目で見上げられた。
「とりあえず、王宮に連れて帰るか……」
バスケットを片手に持ち上げ、赤ん坊を腕にしっかり抱くと、
俺は問題を解決してくれそうな面々が揃うウォルヴァンシアの王宮へと歩き出した。
レイフィードのおっさんなら、喜んで相手してくれそうだしな。
三つ子達もいるし、遊び相手には困らないだろ。
―ウォルヴァンシア王宮。
「……カイン。いつの間に子供なんて作っちゃったんだい?」
「冗談でもアホな事言うんじゃねぇよ、おっさん」
とりあえず家主、王宮のトップであるレイフィードのおっさんのところに来てみた。
一応外部から持ち込んだ存在だし、許可は必要だろうと考えてのことだ。
おっさんは、赤ん坊を抱き上げると、
「たかい、たか~い!!可愛いな~!!
ウチの子達の小さい頃にそっくり~!!」
「……」
「で?やっぱり隠し子なのかい?」
「ぶん殴るぞっ!!」
慣れたもんだ。おっさんは容易く赤ん坊のご機嫌をとることに成功し、無邪気な笑顔を向けられていた。
さすがは、四人の子供を育てている父親というところか?
これが、俺の親父だったら……、まず、無理だろうな。オロオロして終わりそうな気しかしねぇ。
機嫌を良くした赤ん坊を胸に抱くと、背中をぽんぽんと軽く叩いてやっている。
「あのなぁ、おっさん。俺は女に手は出しても、ヘマはしねぇんだよ」
「カイン、それ、威張って言えることじゃないからね?
ふふっ、ユキちゃんに言ってやろー、カインが不潔~!!だって」
「だから、妙なことアイツに吹き込むなっつーの!!
今は……他の女には手は出してねぇよ……」
「ふぅん……。どういう心境の変化なんだろうねぇ。
ま、いいか。で?この赤ちゃんを王宮で保護したいってことで、いいかな?」
「あぁ。面倒は俺が見るから、そいつの行き先が決まるまでここにおいてやってくれ」
ったく、このおっさんはいちいち人をおちょくらないと気がすまねーのかよ。
自分の過去の遍歴のせいだとわかっていても、やっぱり腹が立つ。
昔の俺は、見境なかったからなぁ……。なんつーの?お前考えないにもほどがあるだろ!!
みたいな過去の女経験の数々……。
やめよう、考えたら暗くなる。穴掘って潜り込みたくなる。……切実に。
「君にしては珍しく人助けのようなことをやるんだね。
一応、僕の方でこの子を捨てたと思われる親のことは調べておこう。
君の見つけたこの紙切れの気配を辿れば、見つかるかもだしね」
「あぁ、頼む。
面倒かけて、悪ぃな。おっさん」
「おや、カインが素直にそんなことを言うなんてねぇ。
最初に来た時と大きく違い過ぎて、……微笑ましいね」
「うっせぇよ。赤ん坊渡せよ。風呂に入れるから」
「はいはい」
おっさんから赤ん坊を受け取ると、メイドの一人に赤ん坊用のミニバスを用意してもらえるように頼み、
浴場へと向かった。まずは、風呂に入れて、着替えさせて、……で、飯だな。
――大浴場。
「……カイン、お前の子か?」
「開口一番、おっさんと同じこと言ってんじゃねぇよ!!この眼鏡野郎がっ」
なんで、どいつもこいつも同じことしか言わねぇんだよ!!
浴場に着き、赤ん坊の服を脱がせタオルで包んだ俺は、先に湯船に浸かっていた王宮医師、
ルイヴェルの野郎に全力でツッコミを入れた。
マジでやめてくれ……。同じ事に何回もツッコミを入れるのは疲れるんだ。
それと、風呂場でもお前は眼鏡を外さねーのか!!曇り防止の術でもかかってんのか!!
「冗談だ。……で、誰の子だ?」
「お前らは、人をなんだと思ってんだ……、ったく。
……街で拾ったんだよ」
メイドに先に用意してもらっていた赤ん坊用のミニバスに注がれた湯に赤ん坊をゆっくりと注意深く入れてやる。
最初はびくついていたが、丁度良い温度だったんだろう。
赤ん坊は嬉しそうに手足をばたつかせ、笑いだした。
「元気な赤ん坊だな。見たところ、狼王族のようではあるが……。
どの道、母親は出てこないだろうな」
「おっさんに今探してもらってる。
……見つからなかったら、……その時に決めるさ」
「あまり情を移すと厄介だぞ。ほどほどにしておけよ」
「……そうだな」
母親に捨てられて、仮の宿を得た赤ん坊。
こいつがどんな道を辿るのか……、それはまだわからない。
母親が見つかっても、育てるとは限らない。
おっさんに信頼出来そうな養父母を探してもらうのも手かもしれないが……。
今はそのことは考えないようにしよう。
この赤ん坊は、自分の境遇も知らずにここにいる。
俺が不安な顔をしたら、こいつにまで伝染しちまうだろうしな。
「あうーっ、きゃっ、きゃっ」
「よぉーし、良い子だな。……ふぅ、これでいいか」
ミニバスを自分の近くに置き、俺はやっと自分も湯船に浸かることが出来た。
縁に片腕をつき、顎に手を乗せる。
「赤ん坊はいつの時代も元気だな……。
見ろ、お前に向かって夢中になって手を伸ばしてるぞ」
「何もわかんねぇ本能だけの生き物だからな、赤ん坊は。
……大人しく浸かってろ」
ちょんと頭を小突いてやれば、遊んでもらえると思ったのか、さらに甲高い声で騒ぎ始めてしまった。
あぁ、ここは広いから反響しちまうんだよなぁ……。耳に痛い。
静かにさせようとした矢先、また大浴場の扉が開き、あまり会いたくもない奴を引き連れて、
騎士団の連中が乗り込んできやがった。
「おーっす!ルイヴェルお疲れ~!!
お、皇子さんもいんのか!……って、ん?」
勢いよく乗り込んできた少年、俺も最初は嘘だろうとは思ったが、
騎士団の団長であるルディー・クラインが、副団長の番犬野郎、アレクと一緒に姿を現した。
当然、俺の前にいる赤ん坊にも目聡く気づきやがった。
言うなよ……、絶対に、三度目はないからな。
「めっちゃ可愛い!!なんだこれ!!うぉー、ぷにぷに~」
……良かった。団長の方はまともだったようだ。
ミニバスに身を屈めて、赤ん坊の頬を触ったり、小さな手を壊さないように握り込んだ。
ルディーの迫力と大声にびっくりしたのだろう、赤ん坊は騒ぐのを止め、されるがままになっている。
「素直そうな顔してんなぁ~。
ははっ、アンタの子供にしては似てないな!」
「違ぇーよ!!このチビ野郎が!!」
「なんだとぉ~!!アンタ、馬鹿にしてんのか!!」
馬鹿にしてんのはテメェだろうが!!
スルーされたと思った矢先に、今度はその方向からか!!
ボケた時の、ニカッと笑ってこっちを見た時の顔に、
一発拳をめり込ませてぇ!!
あれだ、悪意がなく爽やかに言ってくれやがるのが、また腹立つ!!
「全く、竜の皇子さんは冗談が通じないよなぁ~。
ほら、アレク、お前も触ってみろよ。可愛いぞ~」
「……」
番犬野郎が、無言で赤ん坊に近づき、空いているほうの左手にそっと触れた。
赤ん坊は、新たな感触に、ぎゅっとその手を握り込むと、にこっとその笑みを番犬野郎に向けた。
……あ、番犬野郎が顔を背けやがった。
しかも、……ん?心なしか、頬が赤くなっているような……。
「なるほど、真面目なアレクも赤ん坊には、『萌え』るのか」
「あぁ、そういうことか」
無骨な騎士も、純粋無垢な赤ん坊には抗えないらしい。
ルイヴェルの冷静な見解に、俺もぽんと手を打って頷いた。
はっ、意外に可愛いとこあんじゃねーか。番犬め。
「と、そろそろ出してやんねぇと」
俺は、赤ん坊を急いでミニバスから抱き上げると、のぼせない内に脱衣所へと移動した。
身体をよく拭いて、風邪を引かない内に夜着に着替えさせてやる。
何度かじたばたと身体を動かしてきたが、着替えはすぐに終わった。
あとは……、飯だな。
俺では赤ん坊に必要なものがよくわからねぇから、王宮医師であるセレスフィーナの元に向かうことにした。
―王宮医務室。
「なるほど、そういうことですか。
わかりました。では、食事は私が与えましょう」
「すまねぇな」
「いえいえ。こんな可愛い天使をお世話出来るなんて、楽しみですよ」
ルイヴェルと違い、姉のセレスフィーナは他の奴らがいれるようなボケは入れてこない。
やっと落ち着くことの出来る場所に来れたと安堵した俺は、赤ん坊をセレスフィーナに手渡した。
そういえば、女に赤ん坊をパスするのはセレスフィーナが初だな。
赤ん坊がどんな反応をするのかとじっと見守っていると、
やはり、相手が母親と同じ性をもつからか、その胸に抱きついて「まーま」と舌ったらずな声で呼んでいる。
おーい、それは母親じゃねーぞー。
「ふふ。可愛いですね。でも、ごめんね?私はママじゃないのよ。
はい、ミルクですよ~」
「きゃっ、きゃっ、ん~~っ」
「あら、ゴクゴク飲んでるわ。体調面は心配なさそうですね」
「手慣れたもんだな。アンタ、子供とかいるのか?」
「ふふ、いーえ。生憎とまだ未婚です。
ただ、王子様方のお世話もさせて頂いた頃もありますから、少しだけ慣れているだけです」
「ふぅん……」
そういや、三つ子達がいたんだっけか。
なら、慣れていて当然か……。
ミルクを与えている和やかな光景を、ぼ~っと見ていると、
背後で扉が開く音がした。
「セレス姉さん、ただいま。次、風呂に行ってきたら?」
「あら、ルイヴェルお帰りなさい。でも、まだ赤ちゃんのお世話が終わってないから、
あとにするわ」
「風呂の次は食事だったのか、カイン」
「おう」
扉を開けて入って来たのは、まだ銀の髪からぽたぽたと水滴を垂らしてやってきたルイヴェルだった。
一応、タオルは頭に被っているが……、
「お前、ちゃんと拭いてこいよ」
「いつもはそうしてるんだが、今日は面倒でな。このとおりだ」
「もう、ルイヴェルったら……。
と、ミルク、飲み終えましたね。ふふ、おねむかな?うとうとしてますよ」
「腹いっぱいになって満足したんだろうな。あとは俺が連れてく。
ありがとな」
「どういたしまして。……さて、今度はルイヴェル、貴方よ。
ちゃーんと髪の毛拭かないと、風邪引いちゃうわよ」
赤ん坊を俺に戻し、立ち上がったセレスフィーナがルイヴェルの頭にのっかっているタオルを両手で掴むと、
ゴシゴシと念入りに水滴を拭きとり始めた。
ルイヴェルの方は……、姉が相手だからだろうか。
そうされることに抵抗もなく、気持ち良さそうに瞼を閉じている。
相変わらず、この双子の姉弟は仲が良いんだな……。
俺は二人の邪魔をしないように、そっと椅子から立ち上がると、開いていた扉から気づかれないように外に出た。
―カインの自室。
さて、自分の部屋に戻ってきたわけだが、赤ん坊は連れてくる間に完全に寝入ってしまった。
夜中には夜泣きだなんだで起きることになるんだろうが、とりあえず、必要なものは揃えて来た。
何が起こっても、多分対処は出来る……と思う。
赤ん坊を抱えて寝台に横たわると、俺はその幸せそうな寝顔をじっと見つめた。
こいつは、本当に何も知らずにここにいる……。
母親に捨てられたことも、これからの人生も……、まだ何も見えていない。
一番良いのは、母親が見つかってちゃんと育ててくれることだ。
おっさんに頼めば、少しぐらいは資金援助もしてくれるだろう。
だが……、見つからなかった時のことを思うと、少々気分が暗くなる。
大人の都合でタライまわしにされるなんて、不憫にもほどがある。
俺は、家庭環境的には最悪の育ち方をしたが、一応、親父もお袋もいた。
一人で考えて行動できるまでは、基盤があった。ズタボロの基盤ではあったが……。
だが、こいつには必要な基盤がまだ存在していない。
俺はそれと思うと、がらにもなく、その柔らかな小さな身体を抱き締め、
「お前が幸せになれるように、手伝ってやるよ……」
小さく呟き、赤ん坊と同じ眠りの世界へと沈みこんでいった。
最初は、それぞれの赤ん坊を前にした時の反応とかの話にしようかと
思ったんですが……、気付いたらカインが出張ってました(笑)
あと、セレスフィーナさんも一応、「え?まさか……」と隠し子疑惑を
持ちましたが、大人なので、あえてカインにボケませんでした。




