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【旧作】私は異世界で自由に生きる〜子供達に癒される〜  作者: 春爛漫


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妖精とビッグウルフの脅威

 翌朝、ノアの腕の中で目覚めた私は、ノアの耳を触り撫でながらノアが起きるのを待っていた。


 もふもふで至福だけど、ノア疲れてるのかな?髪も撫でてみよう。ちょっと癖っ毛でさらさらの手触り。

 羨ましい。私は剛毛までいかなくても寝癖で頭爆発しちゃうのに。今日も若干爆発してる気がする。


 でも本当に耳もふもふだなぁ耳だけ可愛い。ティモシー君やウィル君になったら全身かわいいけど。あの2人も大きくなったら、お兄様やノアみたいになっちゃうのかな?女泣かせな顔。今からじゃ想像できないや。


 ノアが身じろぎした。起きるかな?上を向いたノアの唇にちゅっとする。この人が私の旦那様って、前世の私じゃ考えもしなかっただろうなぁ。


「ノアール、起きて。朝だよ」


「う……ん……」


 きゃーきゃー掠れた声がセクシー!真似できないわ。ノアの尻尾も触っちゃう。もふもふ。さらさら。羨ましい。私が獣人になっても、猫のしっぽだもんね。しゅるんって感じ。それもまたいいんだけど。セルフだと満足感がないね。自分の身体触ってるって感じ。


 1人だと寂しいよ、ノア。もう起きよう?


「ノア、旦那様、朝だよ。ごはんだよ」


「ああ……朝か……おはよう、私の奥さん」


 起きたノアにちゅっとする。寝てる時にするのと起きてるときにするのは満足感が違う。ノアがかばっと抱きしめてくる。ちょっと重いけど幸せな重み。ノアが顔にちゅっちゅしてくる。くすぐったい。最後に唇にして終わり。


 服を着替えて寝室から繋がっている前室まで行く。ノアが私の頭を触ってくる。爆発してますよー。


「ノアール様、カヨ様、おはよう御座います」


 朝だけ面倒を見てくれるシーラさんが挨拶してくれる。


「おはよう、シーラ、今日も早いね」


「おはようございます、シーラさん」


 顔を洗う洗面器とコップが準備されている。顔を洗い口をすすぎ歯磨きをする。

 その間にシーラさんは寝室の片付けをしてくれる。

 歯磨きが終わった頃にシーラさんが来てノアの髪をセットしてくれる。その次は私。

 口をクリーンしてもいいんだけど、水気がぬけるんだよね。口の中、菌だらけってことかな?一週間に一回はしてるけど。ノアも一緒にね。


 シーラさんが私の爆発した髪を直してくれる。毎朝すみませんね。櫛なんかは私が用意した物を使っている。

 前に「良い櫛ですねえ」と言ってくれたので、同じ物をプレゼントしといた。喜んでくれた。初老のケモ耳油断ならん。触りたいと思ってしまったじゃないか。獣人かわいい。

 その間にプイの恵みを顔に塗る。すぐ染み込みように肌に馴染む。シーラさんにも渡したので、プイ愛好家仲間だ。詰め替え用まで渡してある。


 髪留めと髪飾りをつけてくれて完成だ。シーラさんにお礼を言って、ノアと手を繋いで朝食に行く。



 シーラさんはノアが生まれた時からずっとノアのお世話係らしいんだよね。第二の家族じゃん。



 家族におはようを言って、まだ来ていない人を待つ。綺麗になった髪をノアが触ってくる。その手を取って手を繋ぐ。


 家族みんなが揃ったら朝食だ。今日はホットドッグもどきとスープとヨーグルト。何故もどきかって?挟んである物が違うのさ。今は食べられるけど、重い物が食べられなかった私用に野菜多めに挟んでくれたのがこのもどき。以外とお腹に溜まる。野菜は領主館の裏にある畑で採れたものを使ってくれているから新鮮だ。


 みんな食事が終わったら、旦那様とお別れ。ノアとハグをする。子供達はお勉強。


 私は今日からまた行商だ。お母様方に挨拶してから瞬間移動する。次の村までインビジブルをかけて飛行魔法で飛んでいく。

 何やら村から男の子が出てきたぞ。後をつける。


 滝がある川までやって来た。綺麗な所だなあ。


 男の子が川岸でしゃがんでいる。なんか川の中に影が見えるような?

 水からバッシャーとワニの細い奴みたいなのが男の子に襲い掛かかってきた!とっさに助けようにも、ワニもどきの方が動きが早い!死んだー!と思ったら、男の子にじゃれているだけだった。心臓にわるー。


 こんな生き物もいるんだな。2人?は友達か。ワニを鑑定!


 ーリンボアー

 川の妖精。綺麗な川にしかいない。誰にも傷つけられない。


 妖精なんてこの世界にはいたんだ。魔物かと思ったけどよく見れば、瞳が赤くない。綺麗な虹色だ。不思議。男の子はリンボアの背中を撫でてやっている。気持ち良さそうだ。さりげなくリンボアが私から男の子を隠そうとしている。気づかれているんだ。

 危険は無さそうだし、村に行こう。


 飛んでその場を離れた。男の子が出て来た村の入り口近くで、インビジブルを解き村に入る。村人に村長の場所を聞いて、村長に行商をして良いか確認する。

 村の広場に案内してもらい、商品を広げる。ちょこちょことお客さんが来てくれる。おばちゃんが治癒魔法銀貨1枚を見つけて、村人に宣伝に行ってくれた。


 村人が集まってきたので、銀貨1枚貰った人から治癒していく。鎌が滑って足を刺しちゃった人とか農業に関係した傷が多い。たまに病気の人もいるけど。

 村人が少なくなってきた時に、あの妖精と遊んでいた男の子が来た。果物を欲しそうに眺めている。男の子以外誰もいなくなったら、声を掛けて「果物あげようか?」と尋ねてみる。男の子は嬉しそうにしたけど、しょんぼりして「お金ない」って言ってる。「内緒にするなら君にだけタダであげるよ」と言えば、喜んで果物を持って行った。


 入り口の方に行ったから、妖精にあげるんだろう。妖精は心が綺麗な人しか好かないのかもしれない。それか、純粋な子供か。


 良い物見たなと、お昼近くなってきたので帰る。村から離れた所で、瞬間移動して屋敷のノアの部屋に行く。食堂まで行くとお母様方がいたので、今日は妖精を見たと言えば「珍しいものを見たわね」と言われる。


 妖精は元は魔物の一種だったが、エルフの力で妖精になった魔物の事を言うらしい。もう失伝した魔法らしいが。妖精になると凶暴性が失われ、その地の守り神のようになるらしい。厳密に言えば神では無いらしいが。

 見た目が魔物に近かったのはそういう理由か。



 みんなが来たので昼食だ。ノアの給餌を受けてお返しする。ノアは満足そうだ。


 食事も終わり、男性陣を仕事に送りだす。


 私は午前の続きで、村の近くに瞬間移動して、インビジブルを掛けて飛行魔法で飛んでいく。次の村につくと、どこか閑散としている。村人達が歩いていないんだ!

 探知で調べると、村人達が1ヶ所に集まっている。インビジブルを掛けたまま飛行魔法で飛んで行く。こっそり建物の中に入る。集会場かな?

 中にいる人は、みんな不安そうな顔をしている。


 偉そうな人、多分村長かな?が前に立ち話し始めた。


「狩人のリンドが魔物の犠牲になったのは、みんなが知っていると思う!街の冒険者ギルドに人をやったが、最短でも4日はかかると思う!わし達はそれまで、ここで耐えぬかんといかん!食料は外に取りに行くと危ないでの、集会場にある食料を最低限で耐えねばならん!皆、協力してくれい!」


 まばらに承諾の声が聞こえる。魔物が村に来て、人が犠牲になったのか。かわいそうに。それで村人が、食料があっても村を自由に歩けないと。ちょっと様子を見てきますかね。


 私は村の中心部で探知魔法で魔物を探す。周囲に点在する魔物。この村で味をしめたのか。退治して回る事にした。


 まずは近場にいる魔物の所へ飛んで行く。目が赤い魔物だ。鑑定してみるとビッグウルフと名前がでる。確かにペイターやリンが倒したウルフより大きい。


 私は水で顔を覆う。鳴いたのだろうが、水でごぼごぼ言っている。

 動かなくなったら、アイテムボックスへ。

 食べれると鑑定ではでたけど、人を犠牲にした魔物。ちょっと抵抗がある。

 次の地点に飛んで行く。矢が刺さったビッグウルフがいる。狩人の人が抵抗した時に刺さったのか、顔を水で覆う。息をしなくなった所でアイテムボックスに入れる。


 この近くに人の反応がある。大分弱弱しいが、行って見る。血が地面に落ちている。人の反応と落ちている血が向かう方向が同じだ。怪我をしているのだろう。

 村から少し離れた、一つの建物に着いた。ビッグウルフが3匹家の周りをうろうろしている。血の匂いに呼ばれてやって来たのだろう。

 3匹同時に顔を水で覆う。転がりまわって苦しんでいる。動かなくなったらアイテムボックスにしまう。


 家の扉をノックして呼びかける。


「家の周りにいた、ビッグウルフは退治しました!安全です。助けに来ました!扉を開けて下さい!」


 家の中から物音がする。その後扉が開いた。片腕が無い、涙の跡が残る顔で1人の青年が出てきた。


「早く、家に入って。奴等は大人数いやがる」


 私が家にお邪魔すると、家の中は血だらけだった。人だった物だろう。1人床に横になってピクリとも動かない。私は扉を閉めた青年に治癒魔法を掛ける。腕が生えてきた事に青年は驚いたようだが、安堵した表情で私を見た。


「助けに来てくれたのは、本当だったんだな。ありがとう。リンドさんは助けられなかったが……」


 青年がまた泣き出した。治癒魔法を掛けたからお腹が空いているはずなのに。私はアイテムボックスからおにぎりと飲み物を取り出した。


「貴方は腕が治ったばかりで、お腹が空いているはず。少しでもいいからお腹に入れて?」


 青年は血で汚れた手でおにぎりを手にして食べると、空腹を思い出したようにバクバクと食べだした。私はその間に死んでしまった、リンドさん?を気力を振り絞って見る。ビッグウルフに食べられたのだろう、内臓と足がなかった。顔の判別も怪しい。血の匂いと残状に吐き気が込み上げてくる。

 どうにか、リンドさんを助けられないか考える。


 蘇生魔法ならアムリタを飲めないリンドさんでも助けられるんじゃないか?創造魔法で蘇生魔法を造る。人道に反する行為の為か魔力を大きく使った。でも、大丈夫だ。魔力は無限大に有る。

 リンドさんの横に膝をついて、身体に手をかざす。治癒魔法と蘇生魔法を同時に使う。魔力の消費がとてつもなく多い。おにぎりを食べ終わった青年が泣きながら、不思議そうにこちらを見る。リンドさんが光に包まれた。ゆっくり傷の再生が行われている。


 それを見た青年が、驚愕の表情で見る。驚きすぎて涙が止まったようだ。


 リンドさんの再生はゆっくり行われている。私は人間の身体の構造を想像しながら、治癒魔法と蘇生魔法を使う。15分ほど経った頃だろうか?光が収まり、傷1つ無い1人の女性が横になっていた。リンドさんは女性だったのだ。

 私はアイテムボックスからタオルを取り出して女性の体を隠す。鼻に手を持っていき、息をしているか確かめる。息をしている!蘇生魔法は成功したのだ!運命神様!メンリル様!ありがとうございます!


「貴方、この事は内緒にして下さい。普通の人には出来ない事ですからね」


 青年はリンドさんが助かったのが分かったのだろう。滂沱の涙を流しながら、頷いていた。

 私は青年とリンドさんと家にクリーンを掛けて、血の後を綺麗にする。地球通販でリンドさんに合うワンピースを買い、アイテムボックスからおにぎりのお皿を出して、2つ机の上に置く。


「貴方、リンドさんが起きたら、このワンピースに着替えさせてあげて。おにぎりも食べさせてあげてね。私はビッグウルフの討伐に向かうから」


「危ないですよ!家にいましょう!?」


「心配してくれて、ありがとう。私は強いから大丈夫よ。私が家を出たら鍵をしめてね」


 私は外に出た。血の匂いに引き寄せられたのだろう。また、ビッグウルフが居た。顔に水を纏わせる。転げ回り、苦しんでいる。それを見ていた青年が扉を閉めて鍵を掛ける。


 それでいい。私は再度探知をして、点在しているビッグウルフを倒して行った。




 隣村にまで、探知をとばしたが、残りのビッグウルフはいなかったので、これで終わりにする。


 街に向かって村人が走っているはずだから、呼び返さないと。私は来た道を戻っていく。私の飛ぶスピードが早かったのか、男性2人にすぐ追いついた。


「ビッグウルフは討伐しました。村に帰って下さい」


「誰だ!」


「信じられるか!俺たちは村の為に助けを呼びに行かなきゃならんのだ」


 私は倒したビッグウルフをアイテムボックスから全部取り出した。


「ひっ!」


「うわぁー!なんだ!この魔物は!」


「貴方達の村を囲んでいたビッグウルフです。これが証拠です。検分してもらって構いません」


 男が恐る恐るビッグウルフに触る。息をしてない事を確認して、ほっとしていた。


「お前さんの事信用していいんだな?」


 私は神官の印を見せて「信用して下さい」と言った。


 2人は呆然としたように、印を見て、来た道を引き返して行った。




 アイテムボックスにビッグウルフの死骸を戻した私は村に戻り、青年に姿を見られているから真面目な治癒師に変身して手甲を外して村に入った。


 まずは狩人の家に行って、青年に大丈夫と伝え無ければならない。


 村から少し離れた場所にある家に着いた。ノックをして、少し待つ。少し扉が開いた。


「誰だ、あんたは?」


「君達を助けた女の仲間って所かな?もう魔物は全部倒したから、家から出ても良いよ」


「そうか!ありがとう!村が救われた!あの女性は?」


「ちょっと目立ってしまったからね。隠れてるよ。恥ずかしがり屋なんだ」


「ははっ、そうか、ありがとうと伝えておいてくれ。あんたもありがとうな」


「はい、わかりました」


 私は、集会場まで歩いて行く。


 着いたら扉をノックする。


「誰です!」


「流れの治癒師です。私の仲間がビッグウルフを倒しました。もう村は平和です。街に助けを求めて走っていた男性2人も引き返してくるでしょう」


 中で慌てて動いた音がした。ドタドタと音を立てて近づいていた音が玄関で止まった。


「妻に話した事は本当なのか?」


 さっきの人の旦那さんらしい。


「本当です。先に狩人の2人を治療しました」


 扉が開いた。前で演説していた男性だ。ついてきた男衆に指示を出して、男衆に村を見回りに行かせた。


「男達に確認に行かせました。それで貴方は?」


「銀貨1枚治癒師と言えば分かりますか?」


「おお!貴方が!狩人の2人はどうなりましたか?緊急連絡を貰ってから音沙汰がないんですよ」


「治療して、今は元気ですよ。満身創痍でしたが」


「そうですか!ありがとうございます。助かりました。出来れば他の村人の治療もしていただければ……」


「銀貨1枚治癒師ですからね。銀貨1枚で治療しますよ」


「ありがたい。ささっ、中にどうぞ」


 促されて中に入る。多分村長がチラチラと右手を見てくる。はっきり見たいと言えばいいのに。今までの人は、はっきりとは言えないが見せてくれと言ってきたぞ。私から言うのは何か違うし。


 住人達が集まっている部屋にやって来た。村長がお金を渡してくれる。1人ずつ治療していく。大概は元気だ。やっぱりお年寄りの方がね、身体が悪いね。今回、集会場に目指して避難して来たんだろう人が擦り傷を作っているくらいだ。全員治療して、残ったお金を村長に返す。


 村に散っていった男衆が帰って来たようだ。村長に大丈夫と報告している。

 じゃあ私はこの辺で帰ろうかな。村長に挨拶して帰る。大袈裟に挨拶してくれた。魔物がいなくなったのが嬉しかったんだろう。集会場の部屋も賑やかになってきた。



 私は村から少し歩いた所で、屋敷のノアの部屋に瞬間移動する。変身魔法を解いて、汚れた服にクリーンを掛ける。やっぱり全身に掛けよう。血の匂いがする気がする。


 あの血みどろの中で私よく動けたな。新しい魔法も思いついたし。あれだね、アドレナリンがどばどば出ていたのかもしれない。

 人の内臓は2度と見たく無いね。自分と同じものが見えるとお腹の辺りがひゅんとする。


 まぁあの女性、痛かっただろうね。ビッグウルフに食べれたんじゃ、とどめを刺してから食べるわけじゃ無いだろうから、生きたまま食べられたんだろうな。死ぬまで。


 身近な人にはそんな目にあって欲しくないな。やっぱり村は柵があっても、壁が無いから危ないな。あそこの領地は兵士が頻繁に見回りしてないのかな?王族の直轄地とカーマイン領じゃ魔物は見ても、魔物に襲われている村は見なかったぞ。領主の政策の違いかな?


 夕食は少な目にしてもらおう。厨房に行こ。


 料理長に聞いたら「ビッグウルフは食べれるけど、貴族が食べる肉じゃないですよ」と言われたので、行商してる時に売る事にした。

 だってもったいないもの。私はあの血みどろを見てるから食べる気が起きないし、ノア達が食べないならいらないからね。



 それにしても泣いていた青年、心は強かったんだな。多分2人で獲物を狩に行く途中でビッグウルフに出会ってリンドさんが囮になったんだろな、それで村人達にリンドさんが犠牲になった事が伝わって、リンドさんを助けようと戻ったら、あの残状。家に亡き骸があったことから、ビッグウルフからリンドさんを取り返して、腕がなくなったって所だろう。


 そうとう、リンドさんの事が大切だったんだろな。家行った時も泣いてたみたいだし。私が行ってからも泣いてたけどね。泣き虫青年と思ってごめんよ。


 私もノアがそんな状態だったら、涙が止まらず狂ってしまいそうだ。と、言う事はあの2人良い仲なんじゃない?今回の事でひっついたりして。きゃ〜!青年よ頑張れ!


 それにしても今回は魔力多めに使ったなぁ。神官の印が消えてないってことはセーフだったんだろうけど、運命神様だから、助かっても負けてもそれも運命ってことかな?寛容な神様でありがたいです。なむなむ。

 でも魔力多めに使うとちょっと疲れるんだよね。これも仕方ないか。使えるだけありがたい。



 嫌なことは忘れようと、子供部屋でティモシー君とウィル君に癒されに来た。2人はいつも元気でいいのぅ〜。日常が戻って来たって安心する。

 ウィル君を抱きしめようとするけど、元気でその辺を飛び回っている。ころころ転がったり忙しいなぁ。


 お母様方は遊びに混ざろうとはせずに、達観して見ている。母の余裕よ。



 夕食の時間になったので、みんなで食堂に行く。男性陣も来たのでお出迎えする。椅子に座りちょっとすると、食事が運ばれてくる。

 ノアが私の料理の量を見て心配してくれるが、今日は血を見たので食欲が無いと言えば、もっと心配されてしまった。そういう日もあるの!としぶしぶ納得してもらい、料理長の作ってくれた料理を食べる。血を見た私でも食べれる料理、やっぱりここの料理人諸君すごいわ。美味しく食べられる。食後のデザートを食べながら感心した。


 今日の私の料理は少なかったから、すぐに食べてしまった。家族の方を見ると、みんな多めの料理をぺろりと食べてしまう。いつも思うけどすごい食事量だな。それでいて太らない。獣人が凄いのか、家族が凄いのか。肉食獣が凄いのかもしれない。


 食事が終わったノアと部屋に帰る。ソファに座ってノア人形を持つと、ノアにすぐ取られる。

 腕を回されお腹を撫でられる。今日はお腹の子と頑張ったんだ。もっと労ってくれてもいいよ。


 ノアに身を任せてたら、スカートを捲ってじかにお腹を触ろうとしてくる。さすがに恥ずかしい。止めるように言っても、強引なノア。やめてくれない。

 ぴとっとお腹にノアの温かい手が触った。初めはびくっとするけど、じんわり人肌に慣れてくるとホッとする。大切にされてる感じがいい。


 その内、ちゅっちゅっとキスが降ってくる。夫婦の時間だ。ひとしきり戯れたら、着替えてベッドに入る。ノアがお腹に耳を当ててくる。体勢が体勢だから笑いそうになるけど、ノアには大切な時間。ゆっくり身を任す。ノアが満足したら、おやすみだ。


 手を繋いで眠る。ノア、今日も1日お疲れ様。おやすみ。




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