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【旧作】私は異世界で自由に生きる〜子供達に癒される〜  作者: 春爛漫


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治療とプールと仕入れ

 今日は治療の日だ。

 真面目な治癒師に変身して、インビジブルを掛けて飛行魔法で役場まで飛んで行く。

 大きな街だからか、もう人の列が出来ているのが見える。


 誰もいない路地に降りてインビジブルを解き、役場まで歩いて行く。

 もう役場の入り口は開いているので挨拶しながら中に入る。椅子は準備されている。アイテムボックスから机とお金を入れる箱を出して机の上に置く。


 役場の人が近付いて来た。スムーズに治療が進むように、サポートをお願いする。人がそろえば椅子に座って治療の開始だ。


 患者さんが役場に入ってくる。杖をついてるから足が悪いのかも知れない。役人さんに銀貨1枚渡し、私の前までくる。サーチを掛けて身体の状態を見る。長年杖をついてきたのだろう、腕に疲労と足の多分骨折して上手く骨がくっつかなかった跡がある。治癒魔法を掛けて治す。患者さんが治ったのが分かったのだろう。お礼を言って喜んで帰っていく。


 今からが正念場だ。


 沢山の頼って来た人を治療していく。プレッシャーは無い。今までの経験で、治せる自身がある。


 健康そうに見える人でも、身体の中に石がある。結石だ。治癒魔法を掛けて石を無くしていく。

 サーチは万能だ。身体の異常を見つけてくれる。


 次の人は鍛治師だろう。身体のなかに金属が溜まっている。それを取り除く事をイメージして治癒魔法を掛ける。


 1人1人違う症状だ。最近怪我をしたのだろう、身体を引きずるように歩いてくる青年がいる。多分だが、馬車にでも引っ掛けられたのだろう。治癒魔法で癒やす。

 患者さんは帰る時は元気だ。それが嬉しい。


 さあ頑張ろう。


 何人治したか分からなくなってきた頃、妊婦さんがやって来た。もう臨月だ。産婆さんにお腹がおかしいと言われて来たらしい。サーチしてみると、子供が逆子でそれに首に臍の緒が絡みついている。このまま生まれれば死産になるだろう。

 念動力で首から臍の緒を外す。身体の中だからか力が通りにくい。それから逆子を正しい居場所に戻してやる。お母さんはお腹の中が動いて気持ち悪いだろうが、我慢してもらう。子供が動いて傷ついたお腹に治癒魔法を掛ける。もう終わりだ。大丈夫と言って帰ってもらう。


 こんな人を見ると自分の身体も気をつけないといけないと思う。まめにサーチを掛けよう。


 お昼になったので、クリムを食べる。この間の治療でサンドイッチの中の具を落としてしまったので学習したのだ。治療の日はクリムだけにしようと。

 もったいない精神があるから、微妙に衝撃的だった。人前じゃ服についてしまった具も食べられない。1人なら食べているが。食べ物を捨てる切なさよ。

 どれだけお金があっても、こればっかりは治らない。流石に床に落ちれば捨てるが。前に3秒ルールなんて物があったがあれは幻想だ。


 治療のスピードはいい。患者さんの終わりはまだ見えないが。


 両足を切断した人が担架に乗せられてやってくる。おにぎりを準備して待つ。サーチをかけて治癒魔法で治す。飢餓状態になるからおにぎりを渡す。役人さんに誘導された場所で食べている。空腹が治まったら嬉しさが湧いて来たのだろう、歓声を上げている。よかった元気だ。次々やってくる患者さんを治療しながら思う。


 普通に水虫の人がやってきた。水虫と言っても馬鹿に出来ない。長年患っていると、身体にあざが出来て身体まで病気が進む。治したら、今履いている靴や靴下を処分するように指示する。また水虫になったらかわいそうだからね。


 治療していると高確率で、他の場所の治療をしに来たのに虫歯の人がいる。いつも一緒に治しているが、いきなり歯が生えた患者さんは驚くだろう。

 これは私の想像で試した事はないが、ハゲの人の頭に治癒魔法を掛ければ毛が生えてくるのではと考えている。無駄な患者さんが増えないように試してはないが。本人にとっては無駄じゃないからね。行く先々でハゲを治して下さいと言われるのは堪える。試してないよ。


 夕方になってきた。ノアに念話で今日は夕食に間に合わない事を伝える。残念そうな声が帰ってきた。宥めながら、謝る。最近ちょっと進歩。ノアの駄々が少なくなってきた。子供が出来た効果かな?不満は感じるみたいだが。


 お腹が空いてきたのでクリムを食べる。患者さんには仕方ないが、空腹が過ぎると集中力が無くなるから仕方ない。

 暗くなってきたので、光魔法で灯りを患者さんの方に飛ばす。前列の人、驚かせてすまんよ。


 夜10時頃、治療が終わった。役場の人は疲れた息を吐いていた。


 机と箱を収納して、協力してくれた人に果物バスケットを配った。ほのかに香る甘い匂いに役人さんや兵士の人は笑顔だ。代理人の人にも挨拶に行ってから帰る。

 役場を出た所で瞬間移動でノアの部屋に行く。


 変身を解いて、着替える。寝ているノアの隣りに横になり、おやすみする。




 翌朝はノアの抱きしめる手で目が覚める。疲れているので、おはようのちゅうだけして、ノアを仕事に送り出す。私は二度寝。



 お昼前に起きて、マタニティドレスを着る。食堂に行き、お母様方に挨拶する。子供達も食堂に来た。


 マタニティドレスを気に入っている2人がじゃれてきた。私はティモシー君を抱きしめ、ウィル君を確保しようとする。ライラさんが手伝ってくれる。

 ウィル君がスカートの中に入った!ライラさんがウィル君を引きずり出してくれる。ウィル君は楽しそうだ。そのまま、食堂の椅子に座らせられる。ティモシー君もライラさんに言われて、食堂の椅子に座る。

 台風が過ぎ去ったみたいだ。


 男性陣が来て食事が始まる。最近は悪阻が楽だから、食べれる物が増えた。食事はまだ料理長の気遣いごはんだが。栄養が取れて美味しければいいのさ。



 食事が終わり、仕事に戻るノアを抱きしめる。男性陣を送り出して、子供達とお母様方とプールに行く。


 全員着替えて、プールサイドで身体を伸ばす。私は水魔法で水を少しぬるくして、水を入れる。準備体操をしてから、水に入る。

 お母様方も子供達も慣れてきて、水に入るのが気持ちいいと学んだようだ。子供達についてばた足をさせたら、ティモシー君だけビート板に挑戦してもらう。ウィル君はまだ小さいから、浮き輪をつける。


 ティモシー君は息継ぎが上手く出来ないみたいで、すぐに立ってしまう。床に足がつかないから、私が支えてるんだけどね。でもティモシー君は頑張り屋さんだ。すぐにビート板を持って泳ごうとしている。

 私が教えることが下手だから、可哀想な事をしてる気がするけど、頑張るティモシー君を見れば応援したくなる。

 どうも耳に水が入るのが嫌そうなんだよね。


 ビート板を使い10mだけだけど、ティモシー君が1人で泳げた!私は水の中でティモシー君を抱き上げて喜びを分かち合う。

 泳ぎの勉強は今日は終わりにして、ティモシー君にも浮き輪をつける。お母様方とウィル君と合流して、みんなで遊ぶ。ウィル君はお母様方に浮き輪でアタックするのにハマっているようだ。すぐ手で押し返されちゃうけど。ティモシー君も加わる。


 お母様方は元気な子供達に押され気味だ。私はゆっくり泳ぎながら、笑う。プール楽しい!


 休憩の為にプールサイドに置いてある椅子に座れば、慣れてきたメイドさんが机に飲み物を用意してくれる。至れり尽くせりでなんかくすぐったい。みんなも各々休憩している。


 ティモシー君が興奮して、泳げた事を報告している。かわいい。お母様方に褒められて得意満面だ。ウィル君はライラさんに抱きついている。膝の上で抱きしめられて、満足そうだ。


 もう一度だけ、プールに入り遊んでからプールから上がる。水を抜き更衣室に入る。水着を脱いだらみんなにドライを掛ける。着替えて屋敷に移動だ。写真はちゃんと撮ったよ。かわいい子供達と遊ぶお母様方。

 お母様方の写真はお父様とお兄様に没収されるかもしれない。一夏の思い出が作れればいいんだ。

 私の写真はメイドさんが撮ってくれた。子供が生まれたら、君はお腹にいたんだよと教えてあげるつもりだ。


 部屋に入ったら子供達はお昼寝。私は写真をプリントして、お母様方に渡す。自分の子供達のかわいい姿にめろめろだ。水が太陽で反射して綺麗に写っている。

 私の分もプリントしてアルバムに貼る。いい写真が撮れた。


 お母様方に最近コナーさんの服屋で流行っている、攻めた下着はどうかと見本を見せる。慣れないうちはきつく感じるが胸を支えてくれ、胸が上にアップするから垂れない。下着は小さく感じるだろうが、尻尾を邪魔しないから着け心地は良いだろう。


 「ちょっと恥ずかしくない?」と言ってるが、これが今の流行りなんだと言えば、思い切って付けてみようと思ってくれたらしい。胸のカップのサイズを合わせてつけてもらう。胸の位置が高くなったから、スタイルが良く見える。獣人の人は綺麗可愛いからね、耳や尻尾でかわいい成分が多い気がするが。可愛い下着を選ぶ。着け心地は大事。



 夕食で帰って来たお父様とお兄様が自分の番いを見て驚いている。スタイル良くなったからね。私とノア並にハグが長かった気がする。


 みんなで楽しく食事を食べて、ティモシー君が自慢話しをしている。泳ぎ頑張ったもんね。ウィル君は負けじとプール楽しいを連呼している。


 食後はリビングでアルバムに貼った写真を見ている。カメラが水と相性が良いと、綺麗だと言っている。ノアが「カヨはないの?」と聞いてくるから、私のアルバムを出して子供達と遊んでいる写真を見せる。なんかグラビア見せてる気がしてきた。

 ノアが綺麗だよと言ってくるので、ほっぺが赤くなった。


 写真の披露が終わったら、寝る為に寝室へ。今日は休養日だったからリフレッシュできた。ノア人形を抱きしめていたら人形がノアに取られた。人形にまで妬かなくていいのに。

 ベッドに入り、ノアと手を繋いでおやすみ。




 翌日は、行商の準備をする。異空間住居に入って在庫の整理。いくら沢山入ると言っても、アイテムボックスがぐちゃぐちゃだと思うとちょっと嫌だ。リストと照らし合わせて現物を見る。

 すっかり忘れていた、魔物のバルガスがいた。確か美味しいらしい。解体して料理長に焼いてもらおう。


 異空間住居から出て厨房に歩いていく。料理長に肉を焼いて欲しいとバルガスの肉を出す。

 料理長が軽く火で炙り調味料で味付けする。料理長と2人でいただく。なんか、牛を野生的にしたような味がする。悪くない。食感がちゃんとあるから肉を食べてるって感じがする。

 これは、この屋敷の人達が好きそうだよな。


 料理長に屋敷全員分の肉を出すから、量を教えてほしいと言う。屋敷は広いけどそんなに人はいないので、少しで良いと言われるが、在庫が沢山あるので、料理長のマジックバッグに入れておいてもらう。


 自宅にも行き、ダンテにバルガスの肉を使ってくれと沢山渡す。まだまだアイテムボックスの中にはたくさんのバルガスがいる。仕方ないから少しずつ消化していこう。


 せっかくの魔物肉、売るのは勿体ない。値段もいくらになるか分からないし。屋敷には肉食獣たちがいるからね。無駄にはならないでしょ。


 異空間住居に入って、また在庫を確認する。孤児院の子供達にあげる服が、ぐちゃぐちゃに入ってるな。サイズごとに分けておこう。ついでに揃ってないサイズの服を地球通販で買っちゃおう。子供服はかわいいから選ぶの楽しいんだよねー。でもこちらの服と違和感のない服を選ばないといけないから、ちょっとフラストレーションが溜まる。

 思う存分に子供にかわいい服を着せたい!少しぐらい主流と離れていても、そういうデザインだと思うでしょう。買っちゃえ買っちゃえ。

 靴も大きいのから小さいのを揃えて、小さい靴がかわいいの〜。はっ!脱線する。靴下も揃えて、下着はこの世界のじゃないと駄目だから、お店で買おう。女性下着は改革中だから、小さい子から大きい子の分まで買って、孤児院2回分位はもつな。アイテムボックスにしまおう。


 他に行商での売れ筋を仕入れて、今日は終わり〜。


 明日からまた旅をしよう。





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