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書籍化の打診が来ています -出版までの遠い道のり-  作者: ダイスケ
5章:出版社の得意なことを知ろう

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28話:「どうやって宣伝するんですか?」

【文章を読む上での注意】

あくまで「お話として」お楽しみください。

「とりあえず分量はおくとして」と強引に話題を打ち切ります。


打ち合わせの時間がなくなってきましたので、口調が段々と早くなっていきます。

何しろ、ここまで話して具体的な契約の「け」の字も口にしていないのです。


せめて契約書の雛形なりを受け取り、持ち帰って検討するぐらいのことはしたいのです。


ですが、まだまだ本の戦略のすり合わせが終わりません。


戦略というと大仰に聞こえますが、その本質は2点です。

「どうやって多くの人の目に本を多く触れるようにするか」という宣伝・広告と

「読者さんの手元にどうやって本を効率良く届けるか」という物流・販売です。


近年はネットやSNSの台頭により様々なチャンネルができたため、大企業の戦略ともなれば、それらのチャンネルを複合的に駆使する複雑な戦略を立てる必要があります。

ですが、私のような駆け出し未満の1人の作家に出版社がかけるコストというのは大変限られています。


「結局、出版社さんって、新人作家の宣伝ってどうやってやっているんですか」と私は尋ねました。


ごく一部の高ポイント作家さんについてなら、書店の店頭で大きなPOPやポスターなどで宣伝されているのを見たことはあります。が、冷静に考えて自分の作品がそうしてもらえるとは思えません。


「まずは自社サイトでの宣伝ですね。あとはメルマガとか」

「うーん・・・自社サイトの宣伝って効果が難しくないですかね?アクセス、どのくらいあるんでしょうか?」


自社サイトでの宣伝というのがいかに難しいものか、私はいくつかの仕事を通して知っていましたから思わず疑う言葉が出てしまいました。一応、この出版社さんのサイトも事前にチェックしていましたが、爆発的な訴求力のあるサイトであるようには思えなかったのです。


念のため。Webサイトの問題はこの出版社さんだけの問題ではありません。他の出版社さんでも紙に力を入れている出版社さんは同じような課題を抱えていると思います。


それは単純にコンテンツ数に対する技術者のマンパワーの問題であったり、社内体制の問題であったりするのでしょうが、今はその課題を深掘りするのはやめておきます。

本日は18:00にも更新します。

書籍の購入報告・感想、大変ありがたく全て目を通させていただいております。


幾つかの店舗では完売ということも起きているようです。

品切れの際には本屋の店頭で「取り寄せ・予約」という形をとっていただくと、編集部まで直接に要望が伝わります。

よろしくお願いいたします。

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