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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!  作者: 明。
ロザリンド14歳・おいでませヒロインさん編

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ギルドランクと魔法勇者☆リリカルリンカー

 やってきました、冒険者ギルド。凛花は目をキラキラさせています。天ちゃんを帰したのはまずかったかも。ギルドの荒くれもの達が明らかに『お嬢さん』な私達を気にしている。


「ここはお嬢ちゃんの遊び場じゃねぇぜ?」


 明らかに強面なオッサンが寄ってきた。待て!オッサン!逃げるんだ!それは羊の皮を被ったハムスターに似てるが、悪魔だから(混乱している)


変身(チェンジ)!!」


「ぎゃああああ!?なんじゃあこりゃああああ!?」


「ふっ…ごちそうさまッス!」


 強面なオッサンは魔法少女(ヘンタイオヤジ)になり下がった。


「な、なんてことを……」


「う、うわあああああ!!」


 魔法少女(ヘンタイにされたオヤジ)は逃げ出した。



 冒険者ギルドが沈黙に包まれた。ごめんなさい。うちの姪っ子がマジごめんなさい。皆様ドン引きでございます。


「……どのようなご用件でしょうか」


 この緊張感溢れる空気の中、ギルド受付のお姉さんはにこやかに対応した。受付嬢の鑑ですね。尊敬します。


「冒険者登録をお願いします。それから、これを討伐したので加算を」


「はい、かしこま……………」


 阿僧祗バッファローの毛皮を見て受付嬢が固まった。しかし、きちんと再起動した。


「し、失礼ですがどちらのお嬢様のご登録でしょうか?」


「登録は彼女だけ。私は登録済みですよ」


「ギルドカードに加算をいたします。提示をお願いします」


「はい」


 カードを渡したら、また受付嬢が固まった。


「………う、受付の対応ではなく…ぎ、ギルドマスターとの方がよろしいかと思われますがいかがでしょうか。品も大変稀少で高額ですし」


 受付嬢が震えている。いや、そんなビビらんでもいいじゃないか。


「今は特に金銭に困ってないから、そちらの言い値でかまいません。それより登録をお願いします」


「たたたたただいま!!こちらの書類にご記入をお願いします」


「はいッス」


 『勇者召喚』の術式にはあらかじめ勇者に召喚した国の文字について読み書きや翻訳ができる術が組み込まれている。凛花はサラサラと記入した。


「確認いたしました。では、こちらに1滴血液を垂らしてください」


「はいッス」


 石に血を1滴たらすと、石が光り、光はカードに変わった。


「では、登録をいたしました。さらにポイントを加算いたします。こちらはSSSランクですので………リンカ様はランクBになります」


「「え」」


 一足飛びすぎやしないだろうか。しかし、受付嬢が丁寧に説明してくれて納得した。あの阿僧祗バッファローは近隣の村を襲いかなりの被害が出ていたので高ランクパーティ招致予定であり、高額の懸賞金とポイントがかけられていたらしい。


「お嬢様にもポイントを加算いたします。パーティではなくとも、共同での討伐ですよね?」


「はい。ではお願いします」


「では………!!」


 冷静さを取り戻したできる受付嬢が目を見開いた。


「おめでとうございます!!血塗(ブラッディ)女王(クイーン)、ロザリンド=ローゼンベルク様!SSSランク昇格です!!」


「え?」

「あら」


 ランクアップしちゃった…いや待て!さっきの中二感漂う称号はなんだ!?というか個人情報!周囲がさらにドン引きしてるじゃないか!


 ツッコミしようと思ったら、先程の強制的に変態化させられたオッサンが来た。まだ魔法少女ルックである。


「小娘!どんな呪いをかけやがった!脱げねぇじゃねえか!」


「てへ」


「うちの子がすいません…」


 しかし、私の誠意ある謝罪にも魔女少女(ヘンタイオヤジ)の怒りはおさまらず、襲いかかってきた。まあ凛花の練習にちょうどいいだろう。


「つーさん、よろしくッス!」


 凛花は無詠唱で魔法少女(あわれなオッサン)に電撃を喰らわせた。倒れる魔法少女(かわいそうなオッサン)。とりあえず手を合わせておいた。成仏しろよ。


「すげえ…あのゴンズを…豪傑のゴンズを一撃…だと?」


 はっ!周囲がざわめいている!これは…チャンスだ!


「彼女は(わたくし)、ロザリンド=ローゼンベルクの弟子!魔法勇者☆リリカルリンカーです!!そう、神に認められし勇者!リリカルリンカーです!!」


「ちょっと!?なんて「そうか、ウルファネアの聖女の弟子だったのか!」」


 凛花はすぐ抗議しようとしたが、ギルドの冒険者に遮られてしまった。つうか、ウルファネアの聖女とか余計な情報を流すなよ!


「なら仕方ねぇな!」


「あのマーサの秘蔵っ子で英雄様の相棒の弟子だもんな!」


「え!?マジ!?すげぇ!マーサとやりとりできる人間なんか居たんだな…あの嬢ちゃん達、ただのお嬢様じゃなかったのか!」


 マーサは冒険者の中でどんな扱いだったかが気になる。アークに聞いてみるべきだろうか……


「ち、違うッス!確かに魔法はちょっと教わったけど「ちょっと教わってゴンズを一撃とかすげぇな!おら、師匠の祝いだ!飲めや!」」


「ま、まだ未成年…ではなく、修正がきかないッスぅぅ!!」


 凛花は必死に情報修正をはかるが、興奮したオッサン達に凛花の声は届かない。さらに私がギルドの冒険者達に話しかけた。


「今日は記念に奢りますよ。報酬から酒代はひいてください」


「かしこまりました」


「うおおおおお!!」

「飲むぞ!!」

「食いだめしろおお!!」

「ロザリンド様ありがとうございます!!」

「ただめしぃぃ!!」


「うう…誰も聞いてくんないッス……」


 こうして私の企みどおり、魔法勇者☆リリカルリンカーはものすごい早さで有名になりました。しかし、世界で二人目のSSSランク誕生もニュースになってしまいました。

 こうなったら、ディルクもSSSランクにしてやろうと思います。

 ちなみにディルクもSSSランク間近です。ロザリンドが本気を出せばすぐにランクアップすると思われます。


 追伸・作者が旅行中のため更新速度が多分落ちます。なるべくペースは保ちたいのですが、更新時間が不安定になるかと思います。

 感想の返信も滞りまくってましてすいません。

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