191 男の性か……
☆下ネタ系に注意です。
(リーフ)
な〜るほどねっ!これは確かに盛り上がるやつだ。
商品の質から非常に納得のいく大会内容に、大いに納得した。
恐らくこの大会が今回のメインディッシュ!
頑張れ!レオン少年よ。
砂ネズミを睨み付けているレオンを置いて、俺は他の商品を見るため前に進む。
そして、色々なユニーク賞品をボンヤリと見ながら、レオンの情緒の成長軌跡を振り返り────突然フッとあることを思いついた。
「……そういえばレオンって、もう精通したのかな?」
身体的な成長はものすごく早く、そして精神的な成長は物凄く遅い、チグハグ少年レオン君。
12歳は心と身体の移り変わりの激しい年代というか……まぁ、男の子で言えば精通をする子がチラホラと現れ始める時期。
ある日エッチな夢をみて朝パンツがべっちょりなどの夢精ハプニングも、この頃だった様な気がする。
遥か昔々の自分の体験談を思い出し、俺は渋柿を食べた時の様にグシャリと顔を歪めた。
前世にて、俺が初めてそれを迎えた日の前日。
『スライム合戦〜!』とか言って、友達とスライムをぶつけ合って先生に怒られ、ブー垂れながら就寝する。
そして朝、グッチョリベタベタなパンツに驚き、スライムの呪いだと思って先生に泣きついた。
しかもその晩に見た夢が、エッチなお姉さんがでてくる夢ではなく、マントヒヒのメスのおっぱいの夢だったから……本当に良い思い出が全くない!
悪夢の様な初体験に青ざめながら大きく息を吐き出し、カッ!と目を見開いた。
だがしか〜し!俺は幸運にも二度目のチャンスを得た!
拳を強く握りしめながら、感極まって眉をギュッと寄せる。
今生こそエッチなむっちりお姉さんの夢を見て、精通を果たして見せる!
メラメラ燃えながら歩を進めていると……ある一つの気になるワードが目に入り、俺は足をピタリと止めた。
<おっぱいこちょこちょ大会>
「……おおお???」
思わずジッ〜……と見つめていると、更にそのプレートの上に飾られている景品らしきセクシーなブラジャーに目が移る。
ジィィィィ〜…………。
子供たちは今側にいない。
そのため本能の望むがままにその先に進んでいくと、次のガラスケースに入れられていたのは『高級はちみつ石鹸セット』
そしてその下のプレートには<美熟女キッス大会>の文字が……。
────ジィィィィィッ!!!
目をカッ!と見開いて睨む様に凝視していると、突然音もなく警備員のスタッフさんが俺の前に割り込んでくる。
『仕方のないスケベ坊主だ』
そう言いたげな呆れ顔で俺の襟元を摘み上げて、元来た道の方へポイッしてきた。
────え?何?何?
不思議そうに見上げる俺に、そのスタッフさんはスッと商品と商品の間にある小さな立て札を笑顔で指差す。
『ここから先、夜の部。観戦は15歳、参加者は18歳から!』
ギャギャ──ン!!
立て札に書かれていた文字に、俺は大ショックを受けた。
この国の成人は15歳。
その歳からエッチな施設を利用することは可能だが、そういったお店などで実際に働けるのは、人の身に馴染んだとされる18歳からというややこしい決まりがある。
それに関して別に文句を言うつもりはないが、観戦すらその枠にはいるとは!
つまり────……?
「び、美熟女キッス大会見れないの……?」
悔しくてギリギリと歯軋りしてしまったが、決まりでは仕方がない。
スゴスゴ退散しようとしたその時────夜の部との境界線にある一つのガラスケースに目が止まる。
前にバーン!と出ているのはスケスケ、かつフリルがふんだんに使われた下着に近い踊り子さんの服。
それ単体では特別興味はないが、その種目に注目した時、おお!と俺の目は輝いた。
<ダンス大会>
俺の誇れる特技の一つ、盆踊り!
これなら俺、いける気がする!!
パァァーと目を輝かせ、いつの間にか後ろにいたレオンと共に皆と合流し、そのまま受付へと向かった。




