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天寿を全うした俺は呪われた英雄のため悪役に転生します  作者: バナナ男さん
第四章(メルンブルク家の様子、大樹の過去と結婚式について、リーフ邸襲撃事件)

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165/881

(ボブ)155 イザベル戦闘開始(前半)

誤字・脱字のご指摘ありがとうございます(* ´ ` )(* . .)ペコリ

(ボブ)


「へぇ〜まぁ、そうこなくっちゃ面白くないっすわ。

守ることしかできないお姫様。すぐに王子様がそこに辿り着いて、その高慢ちきなお顔をぐちゃぐちゃにしてあげるっすからね?」


俺はハンマーを構え直し全身に力を込める。



<重圧士の資質>(先天スキル)


< 肉体加護 >


身体強化を使った場合に自動発動

その威力を通常の1.5倍にする



「守衛師ってぇ〜確か己の主君の城に何人たりとも入れないんじゃなかったっけぇ〜?

俺の仲間達、み〜んな入っちゃったっすよ?自分を守る事で精一杯って感じっすか?」


からかうようにそう言えば、女はまるで俺を見下してる様な目をしてニヤリと笑う。


「はっ、力量も測れぬ愚か者め。 

あんな者どもは、私が手を下すまでもないから捨て置いただけだ。

貴様程度では準備運動にもならんが、リーフ様の安眠のため仕方ない。

ほら、さっさと掛かってこい、筋肉ダルマが。」


「────あぁ?」


ピキッと額に血管が走り、俺はフルパワーで女を横から殴りつけた。

しかし、またしても俺のハンマーの先に出現する盾に、またイラッとしたが……そのままハンマーのラッシュ攻撃をくりだす。


「ほらほら〜、随分大きな口を叩いていたけど、これじゃ〜反撃できねぇだろ〜?

あ〜そもそも攻撃手段がないのか〜、中途半端な戦闘資質っすね!」


俺は光る盾にガキィーンと弾かれたハンマーを、後ろに思い切り引き、そのままスキルを発現させた。



< 重圧士の資質 >(ノーマル固有スキル)


< 強打 >


自身の攻撃力に比例した強攻撃を繰り出す攻撃系スキル

また攻撃性が高いほどその威力は増す


(発現条件) 

一定以上の攻撃力、スピードを持つ事

一定回数以上打撃系の武器での戦闘経験がある事




スキルを纏ったハンマーを思い切り振り下ろしてやれば、女の盾はその威力によりビキビキと細かい傷が入る。


やはり予想通り。

どんなに盾が頑丈でも、何発も攻撃を入れれば、いつかは破壊できる。

これでは、女を守る盾は無いも同然!


「────ほう?私の<鉄壁の盾>にヒビを入れるとは、力だけは中々のものだ。 

そのパワーを別のことに活かしていれば、長生きできたかもしれないのにな?」


そう言って女は腰に差していた剣を抜いたので、俺はぷっと吹き出し、そのままゲラゲラと笑った。


「あんたアホっすか?守衛師のちんけな攻撃が、この俺に通じるわけがねぇだろ?

本物の攻撃ってやつをみせてやるっすよ。」


俺は女に向かって真っ直ぐ飛び出し、またハンマーの連続ラッシュを繰り出した。

光る盾に俺の攻撃が当たるたび、ヒビはどんどんどんどん大きくなっていき、ついに────…………。


「ひひひっ〜!!これで終わりっすよ────!!!」


大きく振りかぶりそのまま、スキル<強打>を発動したハンマーを女に叩きつけると、パリィーンという音とともに女を守る盾が砕け散った。


これで女の前はガラ空きだぁ!


「はいっ、ミンチ一丁、上が〜りぃぃぃ────!!!!」


上に振り上げたハンマーを、盾を失くした女に向かい思い切り叩きつける!


────この瞬間!!!

肉を、骨を、全てをぐちゃぐちゃにしてやるこの一瞬!!!

これこそ人生における最高の瞬間────!!!


興奮は頂点に達し、土埃が舞う中、俺はその最高の一瞬で下半身を濡らしていたのだが────直ぐに違和感に気づく。


おかしい、おかしい、おかしいぞ?

何でいつもの肉を潰す感触がない??


徐々にはっきりしていく視界の中、俺の目の前に女が姿を現した。


先程と同じ光る盾を出現させ攻撃を止めている女の姿を……。


「……なっ!!」


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