表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お控えなすって! 私はお姉さまに魅入られて、ヤンキーになり御側についていく事に決めました!  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

91/268

第91話 ユリユリと言えばやはり、硬派の女性走り屋でしょう? (8)

 だから懲りない(わたくし)へとお姉さまは不満を漏らすけれど、いざ現地──! 


 広島の西広島バイパスの佐方インターチェンジのパーキングエリアと到着して点呼──!


「一!」

「ニ!」

「三!」

「四!」

「五!」と。


 その他のメンバーさん達も仲良く点呼──!


 (わたくし)が最後に「二〇!」と叫び──!


「総長! (わたくし)は卑しい娘ですから、喝を入れてください!」


 (わたくし)は後ろで腕を組みつつ前に一歩でて、先ほどのユイお姉さまへと、『でっ、へへへ』といやらしく笑い、鼻の下を伸ばして、変顔でおこなったセクハラ行為に対して処罰をくださいと嘆願をするのですが。


「はぁ~、可憐がまた可笑しな事を……。頭が痛い……」


 (わたくし)はまたユイお姉さまを呆れさせただけで終わってしまい、ショボンと下を向くのですが。


 しかし、あの日は(わたくし)がチーム【堕天使】の集会に初参加の日ですから。(わたくし)はみなさまとはしたなく、特攻服と呼ばれている上着の前側のボタンをだらしなく止めずに、サラシを巻いた胸を披露しつつウ〇コ座りと言われる、超下品な座り方で、斜め45度で『パシッ!』と夜間のカメラ撮影……。


 それも(わたくし)達のグループの集団から少し距離を開けつつ真っ黒の日産プレジデントで、保護者代わりについてきた執事のセバスチャンが。


「皆様、ハイ! ポ~ず!」


 と明るく振る舞いながら、我が白鳥家が雇ったカメラマンに写真撮影をさせたのですが。


 (わたくし)は少しばかり出しゃばり過ぎかな? と思ったのですが。チームのみなさまは、プロのカメラマンさんに色々なポーズの写真を撮ってもらった上に、記念アルバムにもなるからと歓喜! はしゃいでくれたので、(わたくし)は、ほっと安堵……。


 自分の胸を撫でおろし、チームのみなさまが喜ぶ様子を暗闇の中で見詰めていると。


「可憐、ありがとうね」


 ユイお姉さまが(わたくし)の傍へと寄ってきてお礼を告げてくれた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ