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第69話 ヒーローさま無双! (8)
だから私の危険の知らせを聞き、後ろを振り返ったヒーローさまもヤンキーの兄ちゃんさまの、飛んで~♪ 飛んで~♬ の御姿を見て唖然……。
そして間が空けば、ヒーローさまは『ニヤリ』と微笑みながら。
「あんた、やるわね~」
あの日、私に告げてくれました。
でも私は、自分の首を振りながら。
「そんなことはないです」
と、にへらと笑いながら告げ。また気落ちした顔……。様子を始めれば。
ヒーローさまは私から他……。川沿いの河川敷から上……。歩道の方を見詰めると。
「そこで、こちらを見ているおじさんや~、お兄さん~、お姉さん達~! 誰でもいいから警察を呼んでくれる~? こいつら~、この娘達を白昼から堂々と強姦しようとした阿保な変態だから~! 誰でもいいから~、中央署に電話を入れてくれる~?」




