第198話 可憐様は御友人様の為に舞うのです!(3)
「安子ちゃんはもうなぁんも心配せんでもえぇから」と。
超悪者変態なヤンキーの先輩さまは本当にニヤニヤといやらしく微笑みながらジュルリと狼さんのように汚く涎を垂らしながら。
『はぁ、はぁ』と息荒く、身体を火照らせながら、安子さまの華奢な肩に腕を回し、彼はもう完全に自分の彼女のように彼女を扱い、強引に自分に寄せつける。
それでも安子さまは超悪者変態なヤンキーな先輩さまの身体から咄嗟に離れようと試みるのだが。
超悪者変態なヤンキーの先輩さまは安子さまの耳元へと臭く、匂う、口をいやらしく張りつけるように寄せると。
「安子ちゃんが儂の言うことさえ、聞いちょぉれば、新にはもうあれ以上酷い事をせんからのぅ~。どう言う事か分かるよ、のぅ、安子ちゃん~」と。
超悪者変態なヤンキーの先輩さまはケラケラといやらしく笑いながら告げると。安子さまの柔らかい頬へとチュと接吻をおこなう。
だから安子さまの身体には寒気───。悪寒が一気に起きるのだけれど。
「……安子ちゃん、チュキチュキ、愛しちょぉる」と御機嫌よく呟きながら。




