表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お控えなすって! 私はお姉さまに魅入られて、ヤンキーになり御側についていく事に決めました!  作者: かず斉入道


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

131/268

第131話 可憐様は友人のトキメイタ顔を見て驚愕する(5)

 安子さまの知り合いのイケメンヤンキーの兄ちゃんと、その先輩さまですかね? 安子さんのカマチンカットの茶色の髪色に、セーラー服姿の長いスカート姿が麗しいと褒め称えているようですが。


 そんな愛らしく可愛い台詞は、無感情少女の安子さまには無縁のことだと(わたくし)は思うので、


『貴方達、安子さまの容姿を褒め称えても彼女は喜びはしませんし。何もでませんわ。ほっ、ほほほほほほ』


 と、彼等を嘲笑ってやりたい衝動に駆られますが。


《ポッ》


 そう、上田先輩さまや山田さまの言われる通りで、今安子さんの頬が薄っすらと桃色に色づいたように、(わたくし)には見えたのだ。


 だから(わたくし)の口から自然と「えっ!」と声が漏れ。


 (わたくし)は自分の口から「うそでしょう……」の言葉も己の両目を大きく開けながら漏らすので。


 その後は上田先輩さまと山田さまの方へと身体の向きを変え『パクパク』と金魚が己の口を開けたり、絞めたりする時のように、自分の目を点にしながら開け閉めをお二人の前でして見せるから。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ