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第120話 駅のロータリーは戦場です! (3)
だけどマツダのルチェーのシャコタン車の運転手さまの知人だと、特攻隊長さまへと告げた、我が校のヤンキーの姉ちゃんさまが野村先輩さまとは争いをしない方が賢明だと告げると。
野村先輩さまとガンのつけ合い、飛ばし合いをしていたヤンキー兄ちゃんさまの顔色は一瞬で蒼白へと変わり。
「……ダ、ダンプ野村か……。この姉ちゃんは……」
と、野村先輩さまの二つ名……。あだ名……。我が校の風紀委員さまが少しばかりふくよかな体形で……。以前女子プロレスからもスカウトがきたらしいからついた、二つ名を告げつつ動揺を始めるから。
「──あんた~! うちに本当に喧嘩を売っとるん!」
と、だめ〇父の鬼婆さまみたいに野村先輩さまが憤怒! いかりをあらわにしながら竹刀を振り上げ──。ヤンキー兄ちゃんさまへとドスドスと猪突猛進を始めるから。
「ノムちゃん、ごめん~。後でうちが言い聞かしとくからごめんね~」




