第119話 駅のロータリーは戦場です! (2)
「うわぁっ! 何だぁっ!」
ヤンキーの兄ちゃんさまは驚愕しながら、お〇松くんさまの、イ〇ミの『シェー!』のポーズで驚いた様子を見せるから。
我が校のヤンキーの姉ちゃんさまのJRで帰宅をする人達から。
「クスクス」
と薄ら笑いをもらうものですから。
マツダのルチェーのシャコタン車の助手席から飛び出してきたヤンキーの兄ちゃんさまは真っ赤な顔になり。
「クソー! てめぇっ! 女の癖に調子にのんなぁ~! 俺に喧嘩を売っているのかぁ~?」
野村先輩さまへと唸り、ドスを利かせながら威嚇……。喧嘩を売ってきたのです。
「はぁ~、何だ、お前! 堕天使等に喧嘩を売ってきているのかい?」
でも我が校──。白鳥学園の特攻隊長さまは只の女の子ではございませんから。
自分へとガンをつけながら威嚇して唸り、ワンワンと吠えてこようとも一歩も引く気はございませんから。
ヤンキーの兄ちゃんさまからの売られた喧嘩も素直に買うと告げ──。男性相手にガンのつけ合い、飛ばし合いを始めるものですから。
「……ちょっとあんた、ダンプノム相手に辞めときって……。マジでやばいから……」




