第115話 風紀委員のお仕事は校外でもおこないます(1)
「「「「「はい!」」」」」
「は~い」
私達──特攻隊のメンバー達は新たな悪人……。罪人……。学園の風紀を乱す者達を求めて次のトイレへと向かうのでした。
それも各トイレでヤンキーの姉ちゃん達から校則違反になる没収した物の方をちゃんと持参して、新たな戦利品を求めて別のトイレへと向かう私達──特攻隊のメンバー達なのでした。
◇◇◇
第115話 風紀委員のお仕事は校外でもおこないます(1)
「よーし! 今度は駅だ! 駅に行くぞー!」
特攻隊長さまの勇んだ指示がでれば。
「「「「「はい!」」」」」
「はぁ~い」
私達、特攻隊のメンバー達からも一人だけを覗いて、覇気ある返事が放たれ。
私達、特攻隊のメンバー達は学園の校門をでて──《《ある場所》》へと勇んで向かうのでした。
だって私達、特攻隊のメンバー達のお仕事は学園内の風紀を守ることだけがお仕事ではなく学園の外……。
そう、この白鳥学園の近郊にあるJRの駅……。
それもこの白鳥学園から徒歩でニ、三分の位置にある駅まで軍隊マーチで行進……。
我が学園のヤンキーの姉ちゃん達を他校や一般のヤンキーの兄ちゃんさま達の毒牙から守護……。
そう、徒歩や御自身、御自慢のマイカー……。シャコタン車と呼ばれる物を駅のロータリーへと停車させ。
「おねえさん! おねえさん!」
「あそぼうや~」
「のりんさいや~!」
「どっかドライブいこうや~」
「ええやん」
「ええじゃん~」
「いいじゃんか~」
と我が白鳥学園のもう既に清くない、性格も歪んだヤンキーの姉ちゃんさま達へと甘い声音と手招きで彼女達を誘い、誘惑……。




