第109話 特攻隊のお仕事を始めます! (9)
「こらぁ、あああああああああっ!」
「貴様ぁ、あああああああああっ!」
「後輩の分際でぇ、舐めやがってぇえええええええええっ!」
「クソがぁあああっ!」
「阿保がぁ、あああっ!」
「殴るけぇ、ねぇ~!」
と、大変に御下品な言葉を使用──。それも大きな声で叫びながら、自分達の利き腕を振り上げながら襲うものですから。
私はその様子を見て瞬時に行動──!
「はぁ~!」
私が気合を込めた大きな声をあげれば闘〇ダイモスのように正拳突きの構え──!
そして右拳が発射──!
山田さまを襲う、ヤンキーの姉ちゃんさまの一人の頬へと勢いよく。
《ドン!》
と直撃するから、私の必殺烈〇正拳突きを頬に食らったヤンキーの姉ちゃんさまは、おばさま達のように老けた顔をしていますが、まだ少女なのに男性のよに。
「うがっ!」
と変な声をだして、その場に『ドン!』と倒れ込み。
「痛ぃ~~~!」
と、御自身の頬を押さえながら悲痛な表情で叫ぶから戦意損失……。
だから私は次のヤンキーの姉ちゃんさまへと詰め寄りながら腹部へと回し蹴りを入れるから刹那……。
《ドン!》
「きゃぁ、あああああああああっ!」
有段者である、私の回し蹴りを腹部に受けたヤンキーの姉ちゃんさまは、その場に倒れるようなことはなく、後方へと絶叫を吐きつつ勢いよく吹き飛んだ。
だから山田さまを襲おうと試みていたヤンキーの姉ちゃんさま足は完全に止まり──。
山田さまから私へと視線を変え──!
「──この一年坊が生意気な!」




