第101話 特攻隊のお仕事を始めます! (1)
野村先輩さまが私の頬を叩かれたので。私の華奢な身体はグラリ! と状態が崩れるから。
私は慌てて自分の上半身を起こして──。
「オッス! 野村先輩さま! ありがとうございます!」
私は自分の両腕を後ろで組みつつ大変に悲しそうな顔ではなく、大変に嬉しそう顔……。
もうそれこそ、私顔が破顔するぐらい『ニヤニヤ』と嬉しそうな顔をするから。
「……可憐、本当にお前だけは……」
今日も私は自分達、特攻隊の隊長さまへと喝を入れてもらい、褒められたので。
「えへっ、褒められちゃった」
と歓喜するので御座います。
◇◇◇
第101話 特攻隊のお仕事を始めます! (1)
「皆、着いたぞ……」
私達の特攻隊長さまが生徒会長さまの指示で、外のトイレの前に着けば、特攻隊のメンバー達へと声をかけてきた。
「「「「「はい!」」」」」
私達、特攻隊のメンバー達は仲良く、元気よく、特攻隊長さまへと返事をすれば。
「──行け!」
自分の肩に竹刀をポンポンと当てていた特攻隊長さまから突撃の指示がでたので。
私達、特攻隊のメンバーの一人──! 山田さんが!
《ガン!》
校舎外……。外のトイレの扉を勢いよく蹴る。
だから私達残りのメンバー達は慌ててトイレ内へと特攻──! 室内へと潜入をすれば。




