表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
オカルト探偵・須世理琴音の不可思議事件覚帖  作者: 硯見詩紀
第二章 翡翠の姫、襲来
20/42

第5話

 さすがに、三回目ともなると慣れてきた。今日の放課後も、俺はあのオカルトに遭遇する。


『はいはーい。お馴染みのあたしだよーん。というわけで、ワトソン君。今日も早速、問題を出しましょうか?』


 天の声は言う。


『昨日は間違えちゃったけど、今日はどうかなー。それでは、問題です!』


 じゃじゃん! と天の声は言って、クイズを出題する。


『キリスト教には、三位一体の思想がありますね。父と子と聖霊が一つであるって言う思想ね。それぞれ英語に訳すと、父が《the_Father》で、聖霊が《the_Holly_Spirit》。ではでは、子は英語でなんて言うでしょう?』


 くくくっ。ワザと難易度を上げているように思えるが、この問題は根本的には簡単だ。それにそもそも、この手の問題ならばある程度は解ける。それが俺だ。まったく、俺の黒歴史時代に培った知識がこんなところで役に立つとは。


「子の英訳は――《the_Son》だろ」


『おー』


 天から感嘆の声が聞こえた。


『あたしは、キッドって答えると思ってたよー。やるねー、キミ。正解だよ。そうです。父と子と聖霊の子の英訳は《the_Son》なのです! ワトソン君。大正解ったら大正解!!』


 ぱちぱち、と。上から拍手が降ってきた。


『今日はちゃんと行けるね。それじゃ、あの人によろしく。ばいばーい』


 そして、いつもの風景がそこに広がる。


 俺は、須世理探偵事務所へ向かった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ