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ユニーク賢者物語  作者: ハヤテ
第2部第2章 対決、「断罪官」

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第44話 激突、断罪官・10

 お待たせしました、1日遅れの投稿です。


 「グラシアさんの分だぁあああああっ!」


 と、そう叫びながら、春風はギデオンに炎の渾身の一撃を叩き込んだ。


 その瞬間、大きな爆発音が響き渡り、攻撃をもろに受けたギデオンは、


 「ぐ……あ……あぁ……」


 と呻きながら、白目で仰け反った。


 因みに、爆発が大きかったのか、ギデオンの胴体部分の鎧は全て吹っ飛ばされ、ギデオンは両腕以外は上半身裸の状態になっていた。

 

 それはさておき、そんなギデオンの姿を見て、


 「や、やったぁ!」


 「す、凄い!」


 と、ディックとエステルはは喜びに満ちた表情になり、


 『だ、大隊長ぉ!』


 と、反対に隊員達はショックで顔を真っ青にしていた。


 大きなダメージを受けて、今にも背中から倒れそうになっているギデオンを見て、


 (これで、倒れてくれよ……)


 と、春風は心の中でそう呟いた。


 次の瞬間、


 「……熱いな」


 と言って、ギデオンはカッと目を見開くと、


 「ふん!」


 という掛け声と共にその場に踏ん張った。その姿を見て、


 「ゲッ! 嘘ぉ……!」


 と、春風が驚きに満ちた叫びをあげると、ギデオンは素早く春風の傍に近づいて、


 「ふんっ!」


 ーードゴォ!


 「ごはっ!」


 春風の腹に強烈な左のパンチを繰り出した。因みに何故「左」かというと、右手にはまだ剣を握っていたからだ。


 「う……ぐ……おぉ」


 思わぬ一撃を受けて、春風は苦しそうに殴られた腹を押さえるが、ギデオンはそれに構わず、今度は春風の頭をガシッと掴むと、


 「今のは……熱かったぞぉ!」


 と叫んで、春風を思いっきり地面に叩きつけた。その衝撃が大きかったのか、


 「キャア!」


 「くぅ! は、ハルく……!」


 レナとアメリアはその衝撃に巻き込まれて思いっきり吹っ飛ばされたが、体勢を変えるなどしてどうにか地面に着地した。エステルとピートはというと、彼女達も吹き飛ばされそうになったが、


 「エステル! ピート!」


 と、ディックに守られて、どうにかその場に留まっていた。


 一方、春風はというと、


 「ーーっ!」


 ギデオンからまさかの反撃を受けて、声にならない悲鳴をあげた。


 しかし、そんな春風に構わず、


 「熱かったぞぉおっ!」


 と、ギデオンはそう叫んで、再び春風を地面に叩きつけた。その時発生した衝撃波に、


 「は、ハルゥ!」


 「くぅっ!」


 と、レナとアメリアは再び吹き飛ばされそうになったが、どうにか踏ん張る事は出来た。当然、エステル、ディック、ピートも、同じようにその場に留まっていた。


 その後、


 「そして……」


 ギデオンは叩きつけた春風を持ち上げて、自身の体をぐるぐると回転させると、


 「思いっきり、痛かったぞぉおおおおおっ!」


 と叫びながら、回転した勢いで春風を思いっきりぶん投げた。


 力いっぱい投げられた春風は、地面に何度もバウンドした後、かなり大きな木に背中から激突した。その衝撃が凄まじかったのか、木はみしみしと音を立てて、最後はぼきりと折れるように倒れた。その後、春風はその折れた大きな木を背に、そのままピクリともしなくなった。


 そんな春風を見て、


 「は、ハルゥウウウウウッ!」


 「おにいさぁあああん!」


 と、レナとピートはショックで悲鳴をあげた。


 一方、ギデオンはというと、大きな木に叩きつけられた春風を見て、


 (ふむ、死んだな)


 と、心の中でそう呟いたが……。


 ーーピク。


 「ぬ?」


 ゆっくりと指をピクピクと動かしている春風を見て、


 「ほう、まだ生きているというのか」


 と、小さくそう呟くと、


 「ならば今度こそあの世へ送ってやろう」


 と言って、グッと剣を握り締めながら春風に近づいた。


 すると、


 「うああああああっ!」


 という叫びと共に、レナがギデオンに突撃してきた。


 怒りと力任せにレナは剣を振るったが、


 「ふ……」


 と、ギデオンは鼻で笑いながらそれを受け止めた。


 攻撃を止められたレナだったが、


 「よくも、よくもハルを……春風をぉおおおおおっ!」


 と、レナはそう叫びながら、何度もギデオンに攻撃を繰り出した。


 そんなレナを、エステル、ディック、ピートが心配そうに見つめていると、


 「エステル。ハル君を、頼む……」


 「え……って、姉さん!」


 「アメリア、何する気だ!?」

 

 それまでエステル達に手当てを受けていたアメリアが立ち上がって、止めようとするエステル達を振り切り、先程レナによって吹っ飛ばされた隊員の落とした槍を拾い上げ、


 「ギィデオオオオオオン!」


 と、ギデオンに向かって突撃した。


 それを見て、エステルとディックは「ど、どうしよう」と戸惑ったが、


 「お兄さん!」


 と、ピートが春風のもとへと駆け出したので、2人もその後を追った。


 さて、ギデオンを攻撃中のレナとアメリアはというと、その後も攻撃の手を緩めずに何度もギデオン攻め続けたが、


 「……緩いな」


 と、ギデオンはその全てを軽くあしらっていった。


 そして、


 「おい、いつまで私に構ってるつもりだ?」


 と、2人に向かってギデオンがそう尋ねた、次の瞬間、


 『はぁあっ!』


 という叫びと共に、隊員達の攻撃が、レナとアメリアに襲いかかった。


 「「っ」」


 間一髪のところでその攻撃を避けたレナとアメリア。


 2人が同時に地面に着地すると、


 「うそ……」


 「そ、そんな……」


 ギデオンの周りには、には、回復を終えた状態のルーク副隊長をはじめとした、断罪官の隊員数名が立っていた。


 それを見てショックを受けた2人に、ギデオンは口を開く。


 「さぁ、貴様ら。これで、こちらが有利になったな」


 そう言ったギデオンに、春風とアメリアは「やべぇ」と言わんばかりに、タラリと汗を流した。


 

謝罪)


 大変申し訳ありませんでした。この話の流れを考えていたら、その日のうちに終わらせる事が出来ず、結局1日遅れの投稿となってしまいました。


 本当にすみません。

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