表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ユニーク賢者物語  作者: ハヤテ
第3部第1章 開幕、祝勝会

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

206/220

第9話 帝城内、謁見の間にて


 その後、春風達はヴィンセント達に案内される形でその場から移動し、帝城の中へと入った。


 帝城は外観も中の方も立派で、春風は長い廊下を歩きながら、


 (ここってルーセンティア王国の王城とどう違うんだろう?)


 と、疑問に思っていた。


 廊下を歩いた末に、春風と仲間達は全員大きな部屋に通された。そしてその後すぐに、


 「んじゃ、すぐ戻るからちょっと待っててくれ」


 と、ヴィンセントがキャロラインと共にその大きな部屋を出て行った。


 それから暫くの間、仲間達と共に残された春風は、退屈をしのごうとその大きな部屋の中を見回した。


 そこは、何処かルーセンティア王国王城謁見の間によく似た雰囲気をしていて、正面には立派な椅子が5つあったので、


 「ねぇ、水音。もしかしてだけどここって……」


 と、それを見た春風が傍にいた水音にそう話しかけると、


 「うん。この帝城の謁見の間だよ」


 と、水音はコクリと頷きながらそう答えた。


 その答えを聞いて、


 (ああ、やっぱそうか)


 と、春風が納得の表情を浮かべていると、春風達が通ったのとは別の扉が開かれて、


 「おう、待たせたな」


 と、その扉の向こうから、立派な服を着たヴィンセントとキャロラインが現れた。


 そして、春風達に見守られる中、2人は立派な椅子ーー否、玉座に腰掛けると、


 「改めて、ようこそストロザイア帝国へ」


 と、ヴィンセントはキリッとした表情で春風達に向かってそう言った。


 その言葉を聞いて、


 (ああ、本当にこの人が皇帝なんだな)


 と、春風が心の中でそう呟くと、


 「そして、水音、進、耕、祭、絆、祈。皆、よく無事に戻ってきてくれた」


 と、ヴィンセントは水音達6人に向かってそう言ったので、


 「「「「「「陛下、ただいま戻りました」」」」」」


 と、6人全員がヴィンセントに向かってキリッとした表情で言った。


 彼らのその言葉を聞いて、春風だけでなく爽子や他のクラスメイト達が「お、おぉ!」と凄いものを見たと言わんばかりの表情になると、


 「さて、エレクトラ」


 と、ヴィンセントはエレクトラを「エレン」ではなく本名でそう呼んだので、


 「はい、何ですか父さ……失礼しました、何でしょうか陛下?」


 と、エレクトラはちょっと訂正しながらそう返事した。


 その返事を聞くと、


 「フロントラルで起きた事を話す前に、お前に紹介したい方達がいる」


 と、ヴィンセントは真剣な表情でそう言ったので、その言葉にエレクトラが「え?」と首を傾げると、


 「まずそちらにいる4人だが、彼女達は春風がギデオンら断罪官と戦う事になったキッカケを作った者達だ」


 と、ヴィンセントはチラッとアメリア達を見ながら、そう彼女達を紹介した。


 その紹介を聞いて、エレクトラが「な、何ですと!?」と驚きに満ちた表情になると、


 「そして、そちらのレナ・ヒューズと共にいる方々が、彼女の育ての親にして、今、この世界の住人達から『邪神』と呼ばれ、恐れられてる『月光と牙の神ループス』様と、『太陽と花の女神ヘリアテス』様だ」


 と、ヴィンセントは今度はレナとループス、ヘリアテスを見ながら、そう彼女達を紹介したので、


 「な、な、何ですとぉ!?」


 と、エレクトラは更に驚きに満ちた表情になった。


 その後、どうにかエレクトラは深呼吸しながら気持ちを切り替えると、


 「陛下、一体フロントラルで何が起きたのですか?」


 と、ヴィンセントに向かってそう尋ねた。


 その質問に対して、ヴィンセントは答える。


 「大丈夫だ、そんなに見つめなくてもキチンと説明するからよ」


 その答えを聞いて、エレクトラが「そうですか」と返事したが、


 「ただなぁ、この話はあまりにも()()()過ぎるんでな、もし最後まで聞いていたかったら、覚悟はしておいた方が良いぞ」


 と、ヴィンセントは脅すようにエレクトラに向かってそう言った。


 その言葉に「何か」を感じたのか、エレクトラは最初は「うっ……」と唸ったが、すぐに首を横にブンブン振るって、


 「陛下、どうか教えてください。フロントラル(向こう)で何が起きたのかを」


 と、ヴィンセントに真剣な眼差しを向けながら言った。


 その言葉を聞いて、ヴィンセントが「わかった」と返事すると、


 「それじゃあ、遠慮なく話させてもらうぜ」


 と、こちらもエレクトラに真剣な眼差しを向けながらそう言った。


 


 


 


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ