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その296、向こうでの話



 時間が過ぎて、私は進級して2年生になった。


 ゆみかのほうは、それを機会にか最近装備や装飾を一新。



 今まではフリフリっぽい、『原作通り』のいかにも魔法少女的なものだったが。


 リニューアルした後は、それ的な要素を若干残しつつ、大人っぽいデザインに。


 猫の手杖もマイナーチェンジして、猫型ツールもスラッとスマートになっていた。



 Aランクの魔法少女して、日々忙しいようだ。



「勉強や訓練がいっぱいで、でもやりがいがありますよ」



 忙しい中で、彼女は元気だ。



 そういや逮捕された中岡稲見もどうにか仮釈放になったらしい。


 何でも尼寺か何かに入れられてしまったそうだが。


 だが、あのうっかりで暴走しやすい気質は多少矯正されたほうがいいかも。



 色々同じに行動することが多いので、ゆみかとはよく話す中になっていた。


 彼女もあまり親しい友達と会えず、寂しかったりもすると言っている。



 さて、そんな生活の中で。



 学校の授業中、私はふと違和感を感じた。


 それを自覚した時には、周辺は真っ暗になっている。



 おぼえのある状況だった。



「元気そうだな」



 笑みを含んだ声がして、後ろに気配がした。


 振り向くと、闇の中に銀色の少女が立っている。


 赤い瞳。縦長の瞳孔……。



「また何かあるんですか?」


「いや、ないけど。まあ、経過報告みたいなもんさ」


「はあ」


「向こうの日本でも、クンバンダはうまくやってるよ」


「そうですか」



 色々規制をかけたが――


 既婚者やパートナーのいる男性には接触しない。


 小さな子供には接触しない、など。 



「ちゃんと守っているんでしょうね」


「やや曖昧なところがあったから、そこをついたりしてるがね」



 女神はアハハと笑った。


「なんですって?」


「子供と言っても精通があった時点で男と見なすとかさ」


「む、無茶な」


「そう多くはない。心配するな」


「数の問題じゃない!」


「あまり派手にならず、陰に潜んでいるから表立っては認識されてない」


「……」


「しかしまあ、人は死んでる」


「は?」


「別にクンバンダがやってるわけじゃない。ちょっと呪いの術をサービスしたら、人間が人間を呪い殺してるわけだ」


「……で?」


「どう思う?」


「――知ったことじゃない」


「ははは。冷たいな」


「自分の分量を越えたことなんて、心配してもしょうがない」


「……なるほど。挑発には乗らないか。つつけば、どうにかしようとするかなと思ったんだが違ったようだ」


「そりゃ悪かったね」







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― 新着の感想 ―
[一言] 大きな山を越えましたが黒羽さんは休ませてもらえないようですね。 サポートメカ全装備のうえ八郎くんからの魔力供給と言うてんこ盛り状態でようやくKO勝ちが拾えるクンバンダ…… 女神も相当気に…
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