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295/301

その295、その後について



 そして、私は変身スーツを着ることもなくなった――



 てなうまい話はぜんぜんなくて。



 ハードな学校の合間に、ゆみかや他の連中ともども体よく使われていた。


 ダイノヘイムに来てから、モンスター発生はもはや完全に日常となっている。



 これはもうどうしようもない。


 そういう自然の仕組みになっているらしいのである。



 危険な大物はサキュバスが対処するが、わらわら出現する小物は対処しきれぬ。


 自然と近場の人間がやることになるのだ。



 こっちに転移してからも、日本系の妖怪モンスターは数多い。


 ついこの間も、震災のあった土地からがしゃどくろが出現した。



 他にも地方の神社仏閣にはおとろし、うわん、野寺坊が出る。


 それらを捕まえたり、駆除するのにとても忙しい。



 警察の他にも、民間の妖怪駆除会社が設立され、飛び回っていた。



「土地に染み付いたものはそうそう消えないようですなあ」



 重なる妖怪発生に、松上少年は感慨深そうだった。


 ヅカテ氏はエルフヘイムと日本の間に入り、調整役となっている。


 最近忙しくてのんびりできないとぼやいていた。



 学校では、体育の授業に、近辺の妖怪駆除が行われ出す。


 魔法系運動部なども、放課後駆り出されていた。



 そんな折、松上少年のところ……つまり会社がある新製品を発表する。



 『電池式魔法の杖』。



 杖自体に仕込まれた魔力と魔法で、モンスターに対抗できるアイテムだった。


 一定の訓練を行えば、魔法の素養がない人間でも扱える。



 他にも使い捨ての対モンスターアイテムを発表していた。


 どうやら、八郎くんの体質を研究・応用した結果らしい。



「なんかえらくお金入ってくるんですけど……」



 と、八郎くんは困惑していた。


 彼自身はあまり出動することはなく、研究協力と訓練で日々を過ごしている。



 魔法は知識や技術というより感覚的に扱うのが得意なので……。


 術式を組み込んだものよりも、いわゆる超能力みたいな感じで使っているようだ。



 彼については、過去が過去なので戸籍も新たにでっち上げたりしている。


 もう実家に未練はないようだった。仕方ないことだと思うが。



 しかし、その姿が世間に知られると、ファンというのか?


 そういうのができてしまったようである。まあ、あの美貌だからしょうがない。



 両性具有だから、ということが一応公表されているのだけど。 


 そこが危ない連中をより刺激するらしい。



 男女共に危なそうなファンの多いこと、多いこと……。



「なんか最近怖いんですけど……」



 ネットで暗黒に触れてしまったらしく、ちょっと引きこもり君気味になっている。



 田中くんや岡田ユズルもあちこちからスカウトが来ているようだった。


 特に体力派の田中くんは警察や自衛隊から誘いを受けているらしい。



 モンスター対策に忙しい現在、そして未来においてもそうなるであろうことは確実。


 ならば、それに対処できる人材は喉から出るほど欲しいだろう。



 ただ、そういう人材なのだからブレードとしても好ましい。


 うまく勧誘すれば、アマゾネスの魔法使いもついてくるのだから。



「オレと一緒に賞金稼ぎで儲けようぜ?」



 と、ケライノは言っているそうだ。


 あんまり……というか全く安定性はないが、彼には似合ってるかもしれないな。



 一方ユズルはこの間ラブ子の実家に連れていかれたそうだ。


 両親……というか母親公認の中になってしまったとか。


 まさに愛の鎖でがんじがらめだなあ。








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