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283/301

その283、馬形の怪


ちょっと、体調不調気味……。

皆様もお気を付けください。




 馬のような頭部のある鉄製ゴーレム。


 少なくとも、そんな風に見える。



 しかも、そいつは下半身がケンタウロスのような馬型なのだ。


 こんなのが複数飛び回って、サキュバスたちと交戦している。


 空中で魔法を撃ちあい、雷鳴のような音が響いていた。



<高魔力反応――>



 どちらも魔族だけあってかなりの魔力だ……。


 私は変身しながら窓から飛び出すと、戦闘を観察した。



 比較高度のある場所でやりあっているから、まだ地上に被害は……いや。


 病院の屋上を見ると、サキュバスが一人叩きつけられていた。



「ちょっと、何が起こってる?!」



 私はサキュバスに接近して、質問。



「見りゃわかるでしょ! クンバンダが攻め込んできたんだって!」


「な……!」



 とにかく、私はサキュバスに手を貸して立たせると、空中を見る。


 あの馬型の鉄騎兵がさらに増えている。



「……あの馬は一体」


「あいつらは、ああいう馬型の鎧を使うのが多いんだよ。あと、馬型のモンスターを……」



 と、サキュバスが言いかけた時である。


 雷鳴が鳴って、馬のいななきが響いた。



「ほら、おいでなすった!」



 サキュバスが空を指すと、黒い影が駆け下りてくる。



「スレイプニル……!」



 以前にもあった、あの神馬だ。しかも、今度は複数……。



「ああ、もう、鬱陶しい!!」



 サキュバスは地団駄を踏むと、翼を広げて飛び出していった。



<黒羽さん、今どちらに!?>



 そこへ、松上少年からの連絡が。



「今、サキュバス同士の喧嘩を見ているところなんだけど……」


<気を付けてください、できるだけ巻き込まれないように。相手はバカ魔力同士ですから>



 ……。



 あんなレベルが相手じゃあ、多少レベルアップした私では無理か。



 って……!



 そうこうしているうちに、サキュバスたちがバカスカ地上に落とされている。


 クンバンダ側の戦闘力はかなり高いようだ……。



 私は、近づいてくる一人をキャッチして、何とか墜落を阻止。


 しかし、サキュバスたちは流星みたいにどんどん落ちてくるのだった。



「どうなっている……!?」


「畜生! 不意を突かれた、相手はガッチリ準備してた……!」



 キャッチしたサキュバスは悔しそうに叫んで、牙を噛み鳴らした。



 まずい……。


 どう考えてもまずい……!



 私はサキュバスを降ろすと、仕方なくクンバンダ側に接近することにした。



「ちょっと待った! この戦闘は何事です!!」


「人間――男、いや、中身は女か?」



 私が割って入ると、クンバンダたちはわずかに動きを緩めた。



「今はお前らに用はない。おとなしく、引っ込んでいろ」


「街の上でドッカンドッカンやられちゃあ、そうもいかない」


「なるほど、抗議か」



 クンバンダは笑い、スッと手を広げて向けてきた。


 瞬間、凄まじい圧力が私を襲う……!!







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