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その22、戦わなきゃいけないんですか?

主人公、あることに気づく……?

戦いは義務??? それとも――




 そして、3日ほど何もない日が流れた。



 私は入学したてで色々と忙しい。 


 あちこちで、部活にも誘われたりもした。



 それはさておき。



「まいったなあ……」



 休み時間、私はスマホを手に思わずつぶやいた。


 あちこちで魔女狩りが出現・目撃されたというニュースが飛び交っている。


 SNSでも、やたらに動画や写真が流れているようだ。



「あー、それ。またどっかにでてるんだねえ?」



 私のスマホをのぞいて、吉田エミリが言った。



「ちょっとマナー違反よ?」



 私がちょんと唇をつついてやると、



「ひゃん」



 と言って、引っ込むエミリ。



「何かあったんです?」



 後藤まきめも言ってくる。



「いや、ちょっと。例のモンスターのニュースとか」



 私が言うと、まきめはちょっと顔を引きつらせた。



「……ちゃんと退治してくれればいいのに」



 と、うつむいていた。


 彼女のように魔女狩りへのトラウマを抱えてしまった子は多いようだ。



「やだよねー?」



 エミリは言うと、ホワホワした印象とは逆にあまり堪えた様子もない。



「吉田さんは、怖くないの?」


「そりゃ怖いけどー……。でも、あのヘルメットの人がやっつけてくれたみたいだし。何とかなるんじゃないかー?」



 まあ、ポジティブなご意見。



「そうそう都合良くは来ないかもしれないでしょ?」


「あ、そうか」



 そこでエミリは初めて気づいたような態度。


 わざとか? いや、どうも天然らしい。



「……ねえ。吉田さん、後藤さんもだけど」



 私はスマホをしまい、ちょっと聞いてみることにした。



「もしも、あの変なモンスターをやっつけられる力をもらえるとしたら、どう?」



「ええ?」


 二人とも困惑したような顔。



「いや、例えばの話。そう、何ていうか、テレビの変身ヒーローものみたいな?」


「んー。そういうのって、つまりあのモンスターと戦わなきゃいけないんでしょ?」



 それはちょっと嫌だなー、とエミリは率直な意見。



 戦わなきゃ、か。



 実に素直な意見だこと。ん? でも……。



 私はちょっと疑問だった。



 確かに、私は戦う力を得た。押し付けられたともいう。


 でも、別に具体的に戦え、戦ってくれと言われたわけでもない。


 何かペナルティがあるというわけでもない、かもしれないな。


 少なくとも、話はされなかった。



 ということは、つまり私が2回ほどやったことって。


 流されてやった……惰性?


 それで、あんなわけのわからん化け物と戦ったのか。



 我ながら呆れ果てる話ではないか。



 じゃあ、今度から無視する???






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