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幸せ

 この回で、本編終了になります。

 読んでいただいたたくさんの方、本当にありがとうございました。

 送別会には、私の親しかった人たち全員が集まってくれた。バートやリリーもいる。王都からおじいちゃまとおばあちゃまも来てくれた。

 みんなを見ていたら、涙が出そうになってしまった。

「ルーナ…あの時はごめんね、気持ちに気がつかなくて。今更だけど、なかなか言えなくて」

「ううん、私も自分で分かっていなかったし、兄様はフロルさんとお似合いだと思う」

 手を広げて抱っこをねだったら、久しぶりにお子様抱っこしてくれた。

「ルーナ、私も抱っこしてやろうか?」

「下心ありそうだから、いい。ていうか、ちゃんと見てるから、いい人見つけてね?」

「…何とかするよ…はぁ」

 全く、最後までヘタレなんだから。

 年明けまであと数日。ガルド様は年明けと同時に各教会に私の像を置いて、新たな神として発表するって言ってた。

 みんな、私との別れを惜しんでくれた。改めて愛されていたんだなと思う。でもそれは私も一緒。大好きで、大切な人たち。

 もう大丈夫。思い残す事はない。

 みんなに見守られる中、ルーナは光の玉になって、天へと昇ってゆく。それを追いかけるように、眷族達もあとを追った。


 神域には、六柱の神々の他に転生神もいた。

「待っておったぞ、ルミナリア」

「意外に早かったな」

「そうでしょうか?ログウェル様」

「同じ世界の神だ、敬語はいらん」

「ログウェルは嬉しいのよね!魔法を極めてくれて」

「ルルティアこそ、仕事が減ったと喜んでいたな」

「喜んでいたのは、勿論私も陸稲の他にもたくさんの料理を広めてくれて嬉しく思っているけど、ハザードもね」

「五人もの眷族神が出た事で、魔物が単なる害獣ではないと、多くの者が知る事になるだろう。いや、ヒスイは精霊だが」

「ともかく、めでたい事じゃ。これから末永くよろしくな、ルミナリア」

「魂の扱いも随分上達しましたね。これなら異界の幾つかを紹介しても大丈夫そうですね」

「こりゃ、ヤマダ殿、ルミナリアはまだ新米神じゃから、慣れんうちはこの世界を離れる事は許さんぞ?」

「ルミナリアちゃんのスペースは、魂の河のすぐ側よ?でも、集会場へも来るようにしてね?」

「もちろん!私はまだ新米神だから、色々と間違うかもしれないし」



 ルミナリア

 生命神


 固有能力 転生 再生 時間操作


 所有眷族神 サファイア ヒスイ モモ 

 コハク オニキス


 称号 新たな神 

 サポート 転生神


 魂の河から戻って来た私を、眷族神達が迎えてくれる。

「お疲れ様です、主」

「オニキスだけはずっと私の事主って呼ぶんだね。私に属してはいても、もう神の使いなんだよ?」

「止めないで下さい。私が敬愛しているのは主だけですから。他の方は二の次です」

「相変わらずだなぁ。みんなもね。モモは表情豊かになったよね」

 頷いて、笑顔を見せるモモ。

 サファイアとコハクが戻ってくる。

「お勤めご苦労様、サファイア、コハク」

「僕らなら速攻で終わらせられるからね」

「頑張ったわよ。ワタシ」

 ヒスイは小鳥姿で相変わらずルーナの頭の上にいる。

 この日常の幸せは、いつまでも。

 新連載始めました。スマホで異世界再生?ポイントゲットで割と楽々でした。

 よろしくお願いします。

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