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第66話 まあそうなるよね


 シルファさんと別れ、迷いの森を抜け分かれ道まで戻って来た。

 凄く懐かしく感じる草原、ジャングルと違って見晴らしもいいし空気が湿ってないのがいい感じ〜。

 前は迷いの森に行くために道が薄い方へ行ったけど、今度はしっかりした道を進むのが楽だね。

 

 ただ問題はあの時は居なかったユウヒがいること。


 大きな赤いタヌキが目立たない訳が無いし、一緒にいる私が目立たないなんてありえないだろう。


 少し悩んだけど、潔く諦めることにした。

 ユウヒが仲間になった時点でエルフの国でも目立ってたからね、今更だったよホント。

 ⋯旅人に見られたら掲示板に晒されるのが嫌なんだよ、でもその為に私達がコソコソしたり我慢するのは絶対イヤなら堂々とするしかないよね。

 

 ユウヒに乗ってトコトコと道を進んでいく、別に急いでいるわけじゃないから久しぶりにのんびりしながら進む。

 鞄から出て来たプリンはユウヒの頭の上に鎮座してるし、コハクは鞄から頭を出してのんびり辺りを鑑賞してるしかなりマイペースだ。


 しばらく進むと進行方向から幌馬車が来るのが見えた、よく見ると住人と旅人みたいで馬モンスターの手綱は住人で横に座っている旅人が指示してるようだ、もしかしたら最近依頼が出始めた住人の移動の護衛かな。

 旅人達が地図を広めたおかげで離ればなれになった家族や商人の移動護衛などが最近依頼として出るようになったんだよね。

 暫く放置された道幅が狭くなってる場所は有志の旅人によって開拓されて馬車でも通れる場所が増えてるんだって、但し隠された場所へ続きそうな道を開拓した場合は1日か数時間で元に戻ったりするらしいよ、まあ隠れてるのに晒されたら困るしね。

 まあ大きな町や国なんかは行きやすくなって助かるってことかな。


 段々と近づいてすれ違う時、荷馬車に乗ってた旅人がこっちを凝視してきて嫌だったけど私だって赤いタヌキの上に乗ったウサギ?と全身ローブに隠れた背中がモコッとした人物が来たら見ちゃうよ、端から見たら不審人物だよねコレ。

 通り過ぎた後も背後から視線がしばらく離れなかったよ、仕方がないとはいえキツかった。

 これだとアレーナについたら町中を歩く時はユウヒは宿かテイマーギルドに留守番を頼むしかないかな、流石にユウヒにローブを着せる訳にもいかないしね。

 う〜んと悩みながら進んでいくのであった。

 

もちろんこの後掲示板に目撃情報が載りましたよ。

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