キャラクター紹介 第二章まで
※ ネタバレ注意。第一章後から第二章終了までの内容を反映しています。
※ 作中シナリオ順の紹介です。『☆』で区切ってあります。
※ 作中において名前が出たキャラクターのみの紹介です。
※ ここで新たに登場したキャラクターには(New!)マークが付いております。
☆主人公一行
●刑部 竜一
リチェルカーレの荒行によって全く死を恐れず、かつ痛みも瞬時に無効化する法力の使い方をマスターした。
これにより死を戦法の一つとして利用する事が出来るようになり、初見時における不意打ちなどで大きな成果を発揮する事となる。
その特性からアンデッドの眷属を演じたりして、コンクレンツ帝国の者達を恐れさせている。
また、私物の召喚も一気に多量の火器・兵器を召喚して運用する事で、個で一軍を相手取る事すら可能となった。
全ての力の源である『原初の力』を扱う資質を持ち、魔力・法力・闘気の三種全ての力を高水準で扱える器を持っているが、その辺はまだ未成熟。
●リチェルカーレ
人間を遥かに超える年月を生きているだけあって、その力は圧倒的極まる領域にある。
その魔力たるや、自身の表面を覆っただけで並の敵の攻撃くらいならば完全に防いでしまうシールドとなる程。
上位存在である精霊の攻撃に関してはさすがに素の状態では厳しいが、魔術障壁を用いれば完封できる。
爪先の大きさ程の炎を放っただけで町を半壊させ、精霊ですら軽く屠ってしまうような大魔術を際限なく使える。
自身の魔力を解放して解き放った際には、その行為自体が吹きすさぶ風の魔術の如き威力を発揮する。
また、天から流星を降らす魔術も行使でき、着水した際には山のように大きな水柱を何本も発生させて帝国の戦意を奪った。
●死者の王
彼の纏う気には『死』そのものが内包されており、弱い者であればその気に触れただけで死に至ってしまう事もある。
強き者でも無意識に震えさせられたり、気絶させられたりするなど、その気の影響力は極めて強い。
全力で気を解き放った際には、広範囲におけるありとあらゆるものが一瞬にして全て死に絶えてしまうという。
帝国軍が何部隊もの合同部隊で迫ってきた際にその気の一端を解き放ったが、それだけで兵士達は塵一つ残さず消滅してしまった。
闇の化身であるはずなのに光を苦手としないどころか、神官も驚くほどの光の魔術を使いこなせる。
普通のアンデッドならば光を浴びれば力の源である瘴気が消され物言わぬ屍になるが、彼の場合は衣装も含めて綺麗になる。
また、魔導師のなれの果てが一般的であるリッチにおいて、近接剣技も得意としているなど、異質な部分が多い。
☆031~
●ノイリー(New!)
コンクレンツ帝国の首都シャイテルに籍を置く新人冒険者。ランクはD。
自分の程度を知るため、あえて強豪ひしめく武術大会に参加を決めた。
リッチを前に戦慄してしまうが、ロートによって最悪の状況から脱する事が出来た。
●ロート
ツェントラール首都スイフルに籍を置く『紅蓮』という冒険者パーティーのリーダーをしているBランク冒険者。
経験に裏打ちされた危機察知能力も優れており、リッチの襲撃から無事に生き延びることに成功している。
コンクレンツ帝国での騒動を終えた後、かつての仲間から自身の夢を追うように後押しされ、パーティを解散する。
その直後に改めて自身と同じ夢を持つノイリーと、無謀に挑むという強い冒険意欲を持つヴァーンと新たなる『紅蓮』を結成した。
●アロガント(New!)
コンクレンツ帝国騎士団第四騎士団団長にして、エンデの町を取り仕切る存在。
ガチガチの筋肉で固められた非常に大柄な男であり、その風貌は騎士というよりも戦士。
町を統治する存在でありながら意識が武術大会にしか向いておらず、陰で高官達によってやりたい放題されていた。
脳筋過ぎるだけで根は良識的であり、町の現状を知って激昂するなど民を思う心を持ち合わせてはいる。
その証拠に、騎士団にリッチ迎撃の指令が出された後もそれを無視し、エンデの町を復興させる事に全精力を注いだ。
☆032~
●ヴァーン(New!)
ミネルヴァ聖教の敬虔なる信徒。各地を巡ってアンデッド退治を生業とする神官。
リッチの想定外の反撃により倒れるが、ロートによって救出されている。
後にリッチへのリベンジを誓い、自身と同じく無謀に挑む冒険心溢れるロートに自身を売り込んだ。
●カーエン・フント(New!)
武術大会前優勝者にして、第四騎士団にスカウトされた新入り。身の丈ほどもある大剣を使う。
アロガントに負けず劣らずの筋骨隆々ぶりであるが、見た目に反して素早く動く事も出来る実力者。
不死の眷属を相手に油断し、倒したと思って意識から外した所を攻撃され死亡する。
●シュバッハ(New!)
天才魔術師を自称する冒険者。一般的な冒険者の範疇においては、間違いなく優秀な部類。
しかし、相手が悪く一瞬にして町の半分ほどと共に消し飛ばされてしまった。
☆033~
●モディ・ラーター(New!)
アロガントの秘書を務める女性で、武術大会のナレーターも務める。
☆034~
●ヘーゲ・ケーニクリヒ
コンクレンツ帝国皇帝。リッチによる宣戦布告を真正面から受け止める。
皇座にまで攻め込まれても尊大な態度を崩さなかったが、リチェルカーレの力を見て降伏を決断。
同時に自国をツェントラールに併合する事や、自身は一地方の領主になる事を決めた。
かつて存在したという古代大国ヴィンドゥング(近隣五カ国が元々一つだったころの姿)を夢見ており、それが覇道を進む理由だった。
●ランガート
コンクレンツ帝国騎士団の総騎士団長。リッチに対しては完全に舐めきっており、それ故に周りからは呆れられる。
敗北を許さぬ勝利至上主義者であり、ネガティブな事を口にするだけで部下を粛正する事もあるため、部下からの評判は良くない。
彼がこの地位までのし上がってこれたのは、ひとえに側近であるヘルファーの功績である。
よりにもよってリチェルカーレの前に立ちはだかってしまった事が運の尽きとなり、そこで彼の命運は尽きた。
●ベルナルド
コンクレンツ帝国魔導師団の魔道師団長。蒼炎の精霊ブラオと契約している。
その知識と経験から、リッチの出現に関しても一切の油断をしなかったため、敵側からも有能と評価される存在。
周りの者達からの信頼も厚く、彼が捕えられているのを見た兵士達が命を捨ててでも救出を試みるほど。
ツェントラール魔導師団長のネーテと決闘し、自慢の魔術『蒼炎の息吹』を破られて敗北した。
☆035~
●フォイア(New!)
魔導師団『炎の部隊』部隊長。体格の良い赤髪の三十代男性。炎の精霊であるサラマンデルと契約している。
常に気だるげだが戦闘経験は豊富で、皆が間違った行動をとる中で唯一正しい選択をするなど、洞察力も優れる。
密かにサーラの事を気にかけているが、周りからはあまりにもわかりやすくて微笑ましく思われている。
……ただ、サーラ当人には一切その好意を気付かれていない。
●サーラ(New!)
魔導師団『風の部隊』部隊長。薄茶色の髪を靡かせる美しい二十代の女性。風の精霊であるヴィントと契約している。
生真面目な性格で、常に気だるげなフォイアや軽い性格のワーテルに良く振り回されているためか、頭を抱える事が多い。
●ワーテル(New!)
魔導師団『水の部隊』部隊長。水の精霊であるシレーヌと契約している。
軽い性格でフォイアをダンナと呼んだり、サーラをアネさんと呼ぶなどしている。
●ブリッツ(New!)
魔導師団『雷の部隊』部隊長。金髪が映える若き二十代の男性魔導師。雷の精霊であるオスカーと契約している。
気障ったらしさが目につくが、国を護るためなら卑怯と罵られようが勝つための戦略を選ぶドライな部分がある。
●スエロ(New!)
魔導師団『土の部隊』部隊長。ふくよかな体型と柔和な笑みが場を和ませる四十代男性。土の精霊であるルペスと契約している。
年齢的な事や常に柔らかな態度を崩さない性格もあって、部隊長達のまとめ役にもなっている父親的存在。
●リヒト(New!)
魔導師団『光の部隊』部隊長。銀の髪が似合う大人しい感じの二十代男性。光の精霊であるリッターと契約している。
良い所のお坊ちゃんと言われるくらいに真面目で控えめな性格だが、不思議と正反対のブリッツとは馬が合っている。
●ソンブル(New!)
魔導師団『闇の部隊』部隊長。常にフードをかぶっており、部隊内でもハッキリと素顔を知る者は居ない。闇の精霊であるネブラと契約している。
魔導研究には熱心だが他の事には無関心気味で、声も小さいため根暗と思われている。声色は男を思わせるものであるが……。
●ラニア(New!)
魔導師団『木の部隊』部隊長。制服の上から故郷の民族衣装を羽織っている風変わりな女性。木の精霊であるフルールと契約している。
会議のほとんどにおいて聞き役に徹し、あまり言葉を発さないが、最終的な部隊の決定には大人しく従っている。
☆036~
●ヘルファー(New!)
総騎士団長ランガートの側近を務める男性。唯一ランガートとまともに会話できる存在である。
作戦立案及び指揮能力には致命的なまでに向いていないランガートを上手くコントロールしている彼の功績は非常に大きい。
黒い撫でつけ髪に眼鏡と、騎士というよりは役人に見える風貌だが、決して騎士としての力が無いわけではない。
リッチ相手に救いようのない行動を始めたランガートを見捨て、ランガートに叛意を持つ者達と共に国民を救うべく動き出した。
☆039~
●ヴィント(New!)
サーラと契約している風の精霊。見た目は薄緑色の肌をしたトンボのような羽を持つ少年。
彼自身の望みとして、サーラには『姉』のような振る舞いをお願いしている。
リチェルカーレに立ち向かうが、規格外の力に対して本来の姿に立ち返ってまで抵抗するが及ばず消滅する。
●フルール(New!)
ラニアと契約している木の精霊。植物のドレスを身に纏い、花の冠を付けた三十センチほどの小柄な少女。
その力は『護り』に特化しており、仲間達の精霊の攻撃による余波から人間を護りきる事が出来る。
精霊達の全力の戦いから人間を護っていたが、最後はリチェルカーレによって障壁を砕かれ、同時に力尽きる。
●サラマンデル(New!)
フォイアと契約している炎の精霊。体長十メートル程の蛇型の竜であり、その身体は常に炎に包まれている。
その強そうな容姿もあってか自信家であり、相手に対して結構油断しがちな部分もある。
シレーヌと共に、自分達が繰り出したものと同じ『炎と水の合体魔術』を受けて消滅させられた。
●シレーヌ(New!)
ワーテルと契約している水の精霊。人魚を思わせる美しい姿をしている。
火の精霊とは属性の相性の都合もあって反目しあっているが、仲間であるサラマンデルという『個』は認めている。
サラマンデルと共に、自分達が繰り出したものと同じ『炎と水の合体魔術』を受けて消滅させられた。
●リッター(New!)
リヒトと契約している光の精霊。白き甲冑を身に纏い、背中に一対の翼を持った天使のような存在。
精霊本来の姿を『醜い』と思っていたが、命懸けで使命に殉じるヴィントの姿を見て考えを改める。
しかし、ヴィントと同じく本来の姿になってまでも力及ばず、消滅する事となってしまった。
●ネブラ(New!)
ソンブルと契約している闇の精霊。黒き霧が形を成した存在であり、会話する際などは無機質な顔が刻まれた球体を形作る。
闇の力は瘴気と親和性があり、ル・マリオンに生きる生命体にとっては極めて有毒な攻撃を放つ事が出来る。
リチェルカーレの作り出した闇の力を吸い取る魔術によって、力の塊である事が災いして、自身の力諸共に呑み込まれてしまった。
●ルペス(New!)
スエロと契約している土の精霊。全身が岩で構成された数メートルほどの巨人であり、言葉は発せないが契約者と意思の疎通は可能。
無機物で構成された存在であるが故に、明確な肉体を持つ生命体と比べて破壊された後の再生が容易である。
しかし、岩の牙に喰われて細かく砕かれた上、そのまま地中に呑み込まれてしまったため、自慢の再生力も無意味となった。
彼がコンクレンツ帝国の地下に違和感を抱き、古代帝国の資料が眠る部屋を発見した事が、皇帝が覇道を歩むきっかけとなっている。
●オスカー(New!)
ブリッツと契約している雷の精霊。黄色の髪を逆立てた少年で、常に自信に満ち溢れた賑やかな性格をしている。
唯一リチェルカーレに接触するなど極めて素早いが、想定外の事態が起きるとテンパるなど精神面で未熟な部分がある。
相手を雷で爆散させようとするも、同じ事をやり返された果てに自身が爆散する事となってしまった。
☆042~
●ブラオ(New!)
蒼炎の精霊と呼ばれる、炎の精霊においては中級に位置する存在。サラマンデルより格上。
魔道師団長ベルナルドの契約精霊であり、余程の事でもないと呼び出される事のない秘密兵器。
しかし、リチェルカーレの放った黒い炎の前に、その存在を散らす事となる……。
●ネーテ
ツェントラール魔導師団の魔道師団長。入浴中にいきなり転移魔術で呼び出され、全裸をさらけ出す事になった不幸な人。
国内に競い合える相手が居なくなったと嘆いていた事を受け、対戦相手としてコンクレンツ帝国魔導師団長ベルナルドを用意される。
互角に闘いを斬り広げ、接戦の末に勝利するが、性癖の事もあってか素直に勝利を喜べないでいる。
☆045~
●プリン・ケーニクリヒ(New!)
コンクレンツ帝国皇女でありながら、魔導師団においてベルナルドに次ぐ実力を持つ存在。
実力に反して戦闘経験が足りないため、その時々の判断が裏目に出る事もしばしばあり、味方に被害を及ぼしたり戦況を悪化させたりしている。
☆046~
●リンツ・ケーニクリヒ(New!)
コンクレンツ帝国皇子。プリンの弟で、まだ赤ん坊。
リチェルカーレの魔力解放に巻き込まれたかに思われたが、ベルナルドの嘆願により救助されていた。
☆047~
●ニギン・ケーニクリヒ(New!)
コンクレンツ帝国皇妃。皇帝がどのような道を歩もうとも共にあり続ける事を選んだ芯の強い女性。
リチェルカーレの魔力解放に巻き込まれたかに思われたが、ベルナルドの嘆願により救助されていた。
☆048~
●レミア
リチェルカーレが何かやらかしそうな予感を抱いて、身の回りの事を片付けてから後を追ったものの、時すでに遅し……。
コンクレンツ帝国陥落によって生じた様々な諸問題に頭を抱える事になってしまった苦労人。
この先でまたとんでもない事をやらかさないかを見張るため、竜一とリチェルカーレについて行く事を決めた。
☆051~
●フォル・エンデット
『メイド力』と称した近接戦闘も魔術戦闘も回復補助も可能な謎の力を駆使する存在で、ファーミンの精鋭部隊ですら一人で制圧してみせた。
精鋭部隊の一人、スゥを気に入って王城へと持ち帰り、反発する彼女の意思を無視して強引に自身の部下として教育を始めた。
また、エレナによるアニスの治療のサポートも行い、エレナが内に秘める神官としてのポテンシャルを発揮させるきっかけを作った。
●スゥ(New!)
ファーミン精鋭部隊最年少、褐色の肌にショートの銀髪が似合う、健康的な十八歳の少女。
躊躇いなく人を殺し、身体に苦痛を受けても悲鳴をあげたり表情を変える事も無い、徹底的に感情を殺せる域に達していたが、メイド長により水泡に帰す。
メイド長に捕らえられた後は、メイド見習いとして彼女の下で特訓を受けつつ過ごす羽目になってしまう。
☆052~
●エレナ
ツェントラールで神官長の立場にある女性。竜一を『神に祈る儀式』による願いで召喚した張本人でもある。
アニスの切断された手首を繋げる治療をこなした後は、アニスを神官見習いとして自分の下に迎え入れ、監視役を務めている。
●アニス
野盗団『山岳の荒熊』の構成員で、下部組織に監視役として派遣されていた。
野盗に身をやつすまでの経緯や、切断された腕などを見た国の上層部から、罪状を考えれば非常に軽いとも取れる破格の扱いを受けた。
エレナによる治療で手が元に戻った後は、エレナ監視の下で身も心も磨きなおす生活を送るという『刑罰』を受ける事となった。
以降は資質のあった『闘気』を活かし、武闘神官として世の悪を取り締まりつつ、才能の乏しい法力を磨き、本来の神官としての力の開花を目指している。
間もなくやってきたクラルを、初めての妹弟子だからか大層可愛がっており、エレナから護衛を命じられた時も凄くやる気を見せている。
☆053~
●ルージュ(New!)
『紅蓮』の紅一点の神官。まさに今時の少女と言った感じで、口調が神官とは思えない程に砕けている。
しかし、神官としての修行は真面目に取り組んでおり、Cランクの実力はある。
●ロッソ(New!)
『紅蓮』で壁役の重戦士を務める男。大柄な体格と重厚な装備で、常にパーティーを敵の攻撃から守ってきた。
他のメンバーと比べて年上で落ち着きもあるため、場面によっては彼がリーダー役をする事もある。
●ルブルム(New!)
『紅蓮』に所属する軽装の二刀流剣士。軽薄な印象から誤解されがちだが、前衛として心強い青年。
女性にだらしない一面もあるが、それ故に人の心の機微には聡く、リーダーの悩みにも気付いていた。
●ベルメリオ(New!)
『紅蓮』に所属する剣士で、多少魔術の心得がある。その器用さから中衛を担い、パーティの安定性を高めてきた。
ルージュやルブルムと近しい年でありながら言葉遣いは丁寧で礼儀正しく、人と接する際にトラブル防止のためよく矢面に立っている。
●カニョン(New!)
『龍伐』に所属する魔導師で、闇属性を得意としている女性。
コンクレンツ帝国の依頼を受けリッチの眷属と戦うが、その際に放った魔術で首都の通りを崩壊させ、罰としてタダ働きさせられた。
その後、敵であったリッチの眷属――リチェルカーレから、強くなるための手段としてネーテに師事する事を教えられる。
●クラル(New!)
『龍伐』に所属する神官で、基本的な補助や回復はもちろん、対アンデッドに有効な光の攻撃魔術も体得している。
敵であったリッチの眷属――リチェルカーレから、強くなるための手段としてエレナに師事する事を教えられる。
同じくエレナの弟子であったアニスを護衛として、身体面精神面はもちろん、法術を強化するため各地を行脚する旅へと出た。
●スラーン(New!)
『龍伐』のリーダー。A級冒険者であり、龍の頭すらも砕く程の強烈な必殺技『龍頭砕き』が、そのまま彼の通称として広まっている。
リチェルカーレに対して全力の龍頭砕きを炸裂させるも全く通じず、A級冒険者としてのプライドもへし折られた。
その後、敵であったリッチの眷属――リチェルカーレから、強くなるための手段として『剣聖』なる人物を探し出す事を教えられる。
世間では実在が疑わしい剣聖だが、冒険者であるが故か、だからこそ捜索する楽しみがあると前向きに考え楽しんでいる。
●スネイデン(New!)
『龍伐』に所属する二刀流剣士。知らぬ敵を相手にすぐさま斬りかかるなど、注意力の足りない部分がある。
リチェルカーレによる魔力剣の『実体』と『精神体』を織り交ぜた攻撃を対処できず、直接魂を斬られて気を失った。
彼だけ何故かリチェルカーレによるアドバイスがなかったが、スタイルは違えど同じ剣士という事でスラーンについて行った。
各地を巡るという作品の都合上、その土地土地で一期一会というキャラクターも存在します。
ただ、この先またかつて訪れた場所を再訪する展開があるかもしれませんし、必ずしもフェードアウトする訳ではありません。
少なくとも主人公達に積極的に関わった人達は、今後において何かしらの活躍があると思います。
(2019/01/08)
冒頭から各章の末尾にキャラクター紹介を移動させました。
(2021/03/03)
行間調整など些細な修正




