キャラクター紹介 第十二章まで
※ ネタバレ注意。第十一章後から第十二章終了までの内容を反映しています。
※ 作中シナリオ順の紹介です。『☆』で区切ってあります。
※ 作中において名前が出て活躍したキャラクターのみの紹介です(一部例外あり)
※ ここで新たに登場したキャラクターには(New!)マークが付いております。
☆主人公一行
●刑部 竜一
アヴォドロムでワインと料理を楽しみ、ネグルーヴ・ネンヴェイスではズレた空間に潜む希少種族ヴリコラカスと対面。
王女のアリムに気に入られた事で、何と外の世界にまで付いてきて流離人に加入するという事態に。
クラティアの闘技場では大穴に賭けて少々ばかりの小遣い稼ぎに成功。ぶっちゃけこの章ではあまり活躍していない。
●リチェルカーレ
ヴリコラカスの王イスナートとは知り合いであり気軽な口を聞くが、関係性を知らない王女アリムが激怒。
後に分からせてやろうとリチェルカーレに襲い掛かるが、イスナートから「逆に分からせてやって欲しい」と頼まれていた事もあり、苛烈な制裁をする。
アリムと女性陣が対決している所に割って入り皆潰そうとするが、竜一から自分を磨くのではなくライバルを排除するような思考は減点だと言われて地味にダメージを受けた。
自身の経営するゲシェフト商会が制作を依頼している職人『コッパー』が、ソウヤの事であると見抜いた。
クラティアの闘技場では最終結果予想の大穴に賭けて、賭け金百万ゲルト×千倍を当てるが、賭場の胴元が支払いを渋ってトラブルとなった。
●レミア
新規加入したアリムの実力を確かめるべく、若干竜一との距離を詰めた彼女への嫉妬も混じりながら組み手を挑む。
シルヴァリアスの力を使って戦ってはいるのだが、未だその力を引き出しきれず、圧倒的な身体能力を持つアリムには劣勢。
火山が噴火するかの如き圧倒的な闘気の奔流を撃ち出すも、アリムには軽く受け流され疲労で動きが止まってしまった。
アリムとの戦闘後、彼女から『シルヴァリアスの強大な力を受け入れる事で自身が変わってしまう事を恐れている』と指摘された。
ヴァルゴ神殿の敷地内で、かつて『さすらいの風』のメンバーだったソウヤと再会するが、最初は本人だと分からなかった。
当時は少年の姿だったソウヤが当時と変わらぬ姿のままで現れたため、ソウヤの息子だと思ってしまったようだ。
ソウヤによってレミアのための『試練』が行われ、苦戦しながらも当時の仲間達による力試しを突破し、彼らの力を受け継いだ。
シルヴァリアスを中心として皆のギフトが一つにまとまり、仇たる上級魔族を討つための力を手に入れる事となった。
●シルヴァリアス
レミアと契約したギフト。神が造りしアイテムと称されており、アイテムながら独自の意志を持つ。
素直ではなく棘のあるような物言いをしてしまう、いわばツンデレ少女的な人格。
基本的に契約者しかその声は聞けないハズだが、何故か竜一はその声を聞き取る事が出来る。
レミアがかつての同胞達の試練を乗り切った事で、彼らのギフトを受け継ぎ、シルヴァリアスを中心に一体化して一つの大きな力となった。
主人格はシルヴァリアスだが、他のギフトの人格も消えてしまった訳ではなく、自由に各々の意志を発露する事が出来る。
●エレナ
竜一の血を飲んだ事で顔面が崩壊したアリムの治療のため、アンティナートで歴代教皇の知識を引き出して救済。
アリムとの組み手では、レミアが疲労した所へ割って入る形で戦闘開始。莫大な法力による身体強化でゴリ押ししようとするも通じず。
原点に立ち返り数々の法術で応戦。アリムにとって相性の悪い聖属性だった事もあり、圧倒的な優位に立つ。
その上で一切容赦なく攻撃を続けることで、リチェルカーレがストップをかける程にアリムを瀕死にまで追い込んだ。
アリムとの戦闘後、彼女から『これ以上の領域に踏み込もうとするなら人を捨てるくらいの覚悟が必要』だと指摘された。
次に向かう国がレリジオーネと決まり、己にとっての決戦を前にして新たに決意を固める。
●セリン
アリムとの組み手ではお得意の気配遮断を使っての不意打ちを狙うが、アリムは自身の身体の一部を身に纏うオーラのように広げてセリンの干渉を察知。
裏拳による反撃を喰らうも、シャフタの件から反撃も察していたため何とか回避。鼻血を噴き出す程度のダメージは受けてしまうが、直撃していたら頭が吹き飛んでいたであろう。
セリンは正面から相手を打破できるような『大きな一撃』を持っていなかったため、この時点で負けを認めて引き下がった。
アリムとの戦闘後、彼女から『気配遮断能力に頼り過ぎだから自身の魔力を大きく伸ばすための努力をする』ように指摘された。
アリム曰く、セリンの中に別の『何か』が居るらしいのだが……。
●ハル
竜一から「異邦人の血は美味い」と聞かされていたため、勝ったら血の味見をさせてもらうと言って勝負の土台に上げられた。
ハルは一か八かの賭けでアリムに変身して、その身体能力を使う事で何とか五分の状態にまで持ち込もうとするが、不慣れな身体を上手く操れない。
また、驚異的な再生能力もコピーしていたが、身体の再生が必要な程の甚大なダメージにハルは慣れておらず、想像を絶する痛みに悶絶。
竜一やアリムがやっているように、四肢や身体を切断される程のダメージを受けておきながら平然と振る舞うような真似はとても出来なかった。
アリム曰く、彼女の血は一般血液パックとは比べ物にならないくらい美味しいらしいが、それでも竜一の血を吸いたい衝動が湧いてきてしまうらしい。
アリムとの戦闘後、彼女から『適切に一部分だけ変身して使ってみるとかアリじゃないか』とアドバイスを受ける。
今まで変身する時は丸々変身していた彼女からすれば、部分的に変身すると言うのは寝耳に水だったらしく、早速練習してみる事にした。
しかし、オーガに変身したは多いものの顔だけ変わっていなかったり、腕だけの変身でも異様にその部位だけが大きいなどバランスが取れていなかった。
●ルー
アリムから頼まれた事により、ヴェルンカストと融合し対峙する。しかし、同じ闇の上下関係にあるため非常に相性が悪かった。
ナンバーワンを除き、残る闇の全てを従えた存在だけあり、その力はアリムが少しでも気を抜いたら持っていかれそうになる程に圧倒的な物だった。
●フォル・エンデット
セリンがアリムに気配遮断を破られた直後、それ以上の精度の気配遮断でアリムの不意を突いて心臓をえぐり取ってみせた。
アリムはこの時点でもう別格だと悟り、リチェルカーレと同じく何をするまでもなく負けてしまうだろうと感じた。
●死者の王
フォル・エンデットが姿を現した際、便乗する形で出現してアリムに対して名乗った。
アリムは死者の王を直視しただけで死んでしまうかのような恐怖を感じ、ヴリコラカスすらも容易に殺せる力を持つ存在だと察した。
●タルタ
竜一が契約している精霊の一人で、闇の精霊。仕事で忙殺されているらしく、仕事疲れのOLみたいな遠い表情をしていた。
ルー曰く『闇の精霊のナンバーワンだけは従えられない』。その上で、現時点でルーに従っていない彼女は、つまり……
☆417~
●ユータレフ・ソーン(New!
ヴリコラカスという希少種族で、王に仕える伯爵。若手の映画スターを思わせる、金髪オールバックの似合う美形の男性。
白い歯を見せて微笑むと、吸血鬼の特徴とも言える白い牙が姿を覗かせる。基本的には礼儀正しいがリチェルカーレには毒を吐く場面も。
驚異的な再生力を有しており、リチェルカーレに頭を消し飛ばされても、靄のようなものが発生して再び頭を形成してしまう。
☆418~
●イスナート(New!
ヴリコラカスの王。肩を少し超える程度の金髪を揺らす美形の顔立ちで、それでいて身体は細くなくガッシリとした体つきをしている。
豪奢な衣装を身に纏っているが紳士然としており、王としての驕りは感じさせない。衣服も過剰な派手さを感じさせる事無く様になっている。
自分達を保護してくれた賢者ローゼステリアや、同じく尽力してくれた弟子達には感謝しており、その者達に対しては腰が低くなる。
血液から栄養を摂取できる種族であるが、人間達と同じように飲食を楽しむ事も出来るため、人間向けのおもてなしも出来る。
一人娘のアリムが居るが、希少種族ヴリコラカスである事や王族である事も相まって傲慢な性質となっており、悩みの種の一つとなっている。
アリムが竜一達に付いていこうとしている事には気付いており、娘に気付かれぬよう密かに竜一達に世話をかける事をお詫びしていた。
●アリム・ラーク(New!
ヴリコラカスの王イスナートの一人娘、つまり王女。腰まで伸ばした金髪と、常に強気を感じさせる凛とした表情が目を引く。
ゴシックロリータ調のドレスを身に纏っており、同じくゴシックロリータ調の衣服を好むリチェルカーレとは近しいながらも何処か異なる雰囲気。
王との謁見及び会食後に、生意気に感じたリチェルカーレを制裁するべく襲撃を仕掛けてくるが、王は娘がそうする事を予見していた。
その上でキツいお灸を据えてくれとリチェルカーレにお願いしていたため、ちょっとキツいでは済まないような苛烈な制裁を受ける事となってしまった。
後に竜一を気に入って臣下に迎えようとするが、竜一は旅を続ける気満々なのでアリムの方が竜一の所へ居座る事に決めた。
異邦人の血は美味いと聞いて竜一の血を飲んでみたのだが、身体に宿る強烈な聖性によりアリムの顔面が崩壊して戻らなくなってしまうトラブルも。
極上の美味さなのに猛毒と言う矛盾をはらんだ竜一血の虜になってしまい、薬物中毒者みたいな反応を見せるようになってしまった。
流離人の一部面子からは急に竜一との距離を詰めてきた事による嫉妬心交じりで『わからせ』をしようとするが、アリムは想像以上の実力者だった。
そのため逆に何人かが分からせられる事になってしまったが、属性や先述の相性が悪いエレナやルーには完膚なきまでの敗北を喫した。
なお、ダウンしたハルに追撃しようとした際それを庇った竜一を斬り裂いてしまい、彼女にとっては猛毒の血を全身に浴びる事になってしまった。
皆との戦闘を通じて何だかんだ通じ合ったようで、戦闘後は各々の改善点や強化案を的確にアドバイスするなど、王女らしい人の見る目の良さを発揮。
☆430~
●ソウヤ・ヴィント・ヘルムヴァンダン(New!
元『さすらいの風』一員にしてギフト『ブロンズィード』に選ばれし者。
茶色のフワフワした髪が印象的で、柔和そうな雰囲気を漂わせた荒事とは全く無縁そうに見える印象の少年。
当時は少年だったとの事だが、何故かそれから時を経た現在でも当時のままの姿を維持している。
現在は仲間達の眠る墓の側に『工房』を立てて、ジャンル問わず様々な創作に挑戦している。
さすらいの風が壊滅してしまった時の上級魔族がトラウマになっており、レミアからその当時の話を聞くだけで大きく精神を乱してしまう。
しかし、トラウマを掘り起こしてまでも、彼はレミアのためにやらなければならない『使命』を抱えていた。
力の一端として『ヴァリマヤーナ』の呪文によりブロンズィードの鎧を重装甲にする事が出来る。
当時のレミアの全力の攻撃を無効化する程の防御力を誇り、その質量を活かしたパンチは恐ろしい程の破壊力を秘める。
防御を無視して完全に攻撃だけに集中できるため、相手は攻撃する事自体が大きな隙を晒す事になってしまう。
趣味の創作は職人の域に足しており、密かに『コッパー』という偽名で製作依頼を受けたりもしている。
リチェルカーレの運営するゲシェフト商会も彼に依頼しており、道具に残る力の残滓からソウヤが当人だと特定した。
☆435~
●ブロンズィード(New!
ソウヤと契約したギフト。シルヴァリアスと同じく、神が造りしアイテムと称されており、独自の意志を持つ。
基本的に契約者しかその声は聞けないハズだが、何故か竜一はその声を聞き取る事が出来る。
少年のような人格であり、よく語尾に『だよ』を付けて話す。レミアの力を認め、シルヴァリアスの力の一部となるため融合した。
主に有する力としては装甲強化が挙げられる。スピードを犠牲にするが重装甲となり、防御力と攻撃力を高める。
☆435~
●ゴーディ・ヴィント・ヘルムヴァンダン(New!)
元『さすらいの風』一員にしてギフト『パルヴァティア』に選ばれし者。
軽いノリでキザな喋り方をする男性で、皮肉や否定的な言葉すら誉め言葉として受け取るポジティブな性格。
派手を好む耽美主義的なタイプであり、度々自己紹介の際に『さすらいの風の伊達男』を自称している。
既に故人であるため肉体は無く、竜一は容姿を拝めなかったが、レミアによれば線の細い美形で長い金髪を揺らしていたらしい。
パルヴァティアの能力である魔力による道具の操術を使いこなしており、中でもお気に入りのパールに関しては恐ろしい程の操作精度を誇る。
パールのネックレスを利用した操術には特別に『マルガリートゥム』と名付けており、多数のパールの一つ一つを肥大化させた上で自在に操ってみせる。
動かしてぶつけるのみならずそこから魔力砲撃を放つ事も可能で、さらにその砲撃を反射させて軌道を変える事も出来る。
☆437~
●パルヴァティア(New!
ゴーディと契約したギフト。シルヴァリアスと同じく、神が造りしアイテムと称されており、独自の意志を持つ。
基本的に契約者しかその声は聞けないハズだが、何故か竜一はその声を聞き取る事が出来る。
チャラ男のような人格であり「シクヨロー」みたいな言葉も使う。レミアの力を認め、シルヴァリアスの力の一部となるため融合した。
主に有する力としてはる魔力による道具の操術であり、ゴーディはこの力を自在に使いこなす域にまで到達している。
●サンティエ・ヴィント・ヘルムヴァンダン(New!
元『さすらいの風』一員にしてギフト『プラティニア』に選ばれし者。
パーティにおけるブレインとも言える存在であり、頭脳労働や各所との手続きなど事務や雑務も請け負っていた。
一芸特化タイプではないが全てにおいて平均以上に出来るため、副リーダーのポジションでもあった。
既に故人であるため肉体は無く、竜一は容姿を拝めなかったが、レミアによれば真面目そうな眼鏡をかけた青年の姿であるらしい。
レミアに対する試練は実戦ではなく勉強が主体であり、時の流れが異なる異空間でみっちりと知識と技術を叩き込んだ。
これ以上に上を目指す努力をしなくなってしまうからという理由で『完璧』というものを嫌っているが、完璧を目指す事自体は良い事だという考えを持っている。
長時間に渡る彼の指導はハード極まりなかったが、彼の指導によって得られるものは間違いなくプラスであるため、レミアは必死で試練を耐え抜いた。
☆438~
●プラティニア(New!
サンティエと契約したギフト。シルヴァリアスと同じく、神が造りしアイテムと称されており、独自の意志を持つ。
基本的に契約者しかその声は聞けないハズだが、何故か竜一はその声を聞き取る事が出来る。
優しい女性のような人格であり、穏やかかつ丁寧な口調で話す。レミアの力を認め、シルヴァリアスの力の一部となるため融合した。
マスターであるサンティエが万能型のため、プラティニアは主にマスターの力を増幅させる役割を担っていた。
●ディリジェ・ヴィント・ヘルムヴァンダン(New!
元『さすらいの風』一員にしてギフト『ゴルドリオン』に選ばれし者。そして、同パーティのリーダーでもある。
裏表のない豪快な性格で、カリスマ性で人を惹きつけるタイプ。大言壮語に思えるような事を言っても、それを成してしまうだけの実力を有している。
筋肉質の大男であり、線の細いサンティエとは見た目も性格も真逆。なのに不思議と馬が合い、サブリーダーとして支えてもらっていた。
サンティエと同様の万能型であるが、技巧と知性でそうしている彼とは異なり、本能とプライドでそのスタイルを貫いている。
直情型で曲がった事が嫌いそうな雰囲気とは裏腹に平気で搦め手も使い、猪突猛進に見えて冷静に戦局を見定めるなどギャップも激しい。
☆440~
●ゴルドリオン
ディリジェと契約したギフト。シルヴァリアスと同じく、神が造りしアイテムと称されており、独自の意志を持つ。
基本的に契約者しかその声は聞けないハズだが、何故か竜一はその声を聞き取る事が出来る。
尊大な物言いをしてはいるが心根は優しく声もそれを感じさせるものとなっている。五つのギフトの中では長兄的な立場を務めている。
元々は自身が中心となって一体化する事を想定していたらしいが、主のディルジェが亡くなってしまったためそれも叶わなくなった。
存命の二人のうちソウヤは既に心が折れていたため、未だ健在のレミア――そしてシルヴァリアスに全てを託す事にした。
主がサンティエとは方向性は違えど万能型のタイプであるため、ゴルドリオンは力の増幅装置としての役割を担う事が多かった。
☆441~
●ステルク(New!
クラティア闘技場の地区大会に出場していた選手。過去にこの地区大会で何度も優勝し、より上位の大会へ進出している。
しかし、世界の壁は厚いのかその上位の大会での成績は振るわないようで、あくまでもこの地区大会における強豪止まりとなっている。
●ラターヴァ(New!
クラティア闘技場の地区大会に出場していた選手。無名の存在であり、ブックメーカーでは大穴扱いでオッズは百。
見た目としては痩せ型の筋肉質で肩まで伸ばした黒髪の青年。あくまでも一般成人男性並みの筋力しかもっていないため、筋肉質とは言っても平均レベル。
回避するでも防御するでもない『受け流し』を戦術の要としており、相手の力を利用してそのまま攻撃へと転じる『合気』を使いこなす。
実は賢者ローゼステリア十二人の弟子のうち一人にして序列・九『闘神カンプナル』の精神を宿した人形である。
己の力に頼り過ぎた戦法を見直すため、一般成人男性並の身体を使って純粋な技術を磨くべく修行をしていたのであった。
☆442~
●トヴァノ・ドゥーモト(New!
名が示す通り、クラティア闘技場における賭場の胴元。
リチェルカーレが大金を賭けた上で大穴を当ててしまったため、支払金額が莫大となり、難癖をつけて支払いを渋った。
しかし、その事で何故か国王に呼び出されて「お前が原因でこの国が滅ぶ危機だ」と信じられない話を突きつけられてしまう。
さすがに国王には逆らえず、リチェルカーレのもとを訪れて謝罪し、金額もきちんと支払う事を約束した。
●アルヴィース・グリームニル
賢者ローゼステリア十二人の弟子のうち一人にして序列・三。表向きには唯一現存する当時の英雄であり、世界中の国において国賓扱いされる存在。
小国においては国王以上の権力を持っており、彼女の言葉で容易に国が動く。今回はリチェルカーレからの圧力でいくつもの国を動かし、クラティアに脅しをかけた。
本人としては印象も悪くなるしこんな面倒な事はしたくないのだが、リチェルカーレが「やれ」と言ったらやらざるを得ないのが現状である。
☆444~
●ラルカ・ポイエイン(New!
賢者ローゼステリア十二人の弟子のうち一人にして序列・七。通称『人形師』と呼ばれる、通称通り人形を作る事を生業とする女性。
彼女が今最も力を入れているのは、自身の魔術知識と技術で人間に限りなく近い人形を作る事。こだわりとして『本物の肉体』をパーツとして一切使わない。
一方で生計を立てるために一般的な人形の制作や機械仕掛けの人形の制作も行っており、世間的にはこちら方面で『人形師』の名が通っている。
人の精神を人形に移す技術も開発しており、それを利用してカンプナルの修行に協力している。
各地に自身の『人形』とそれをサポートするスタッフの派遣も行っており、人知れず彼女の人形は世界各地に溶け込むように無数に存在している。
また非道な人体実験を良しとしておらず、そう言った実験は全て自身の身体で行っており、そのような経緯から彼女自身もまた人形である。
●カンプナル
賢者ローゼステリア十二人の弟子のうち一人にして序列・九。通称『闘神』と呼ばれる格闘の達人。
姉弟子たるリチェルカーレにかすり傷を負わせはしたものの敗北してしまった彼は、己の肉体の強度に頼らない『技術』を磨く事を決める。
そこで、別の姉弟子ラルカが『人形に精神を移す技術』を編み出したと聞き、修行に使えるのではと思い、ラルカを訪ねる事に。
各地を巡るという作品の都合上、その土地土地で一期一会というキャラクターも存在します。
ただ、この先またかつて訪れた場所を再訪する展開があるかもしれませんし、必ずしもフェードアウトする訳ではありません。
少なくとも主人公達に積極的に関わった人達は、今後において何かしらの活躍があると思います。




