キャラクター紹介 第十一章まで
※ ネタバレ注意。第十章後から第十一章終了までの内容を反映しています。
※ 作中シナリオ順の紹介です。『☆』で区切ってあります。
※ 作中において名前が出て活躍したキャラクターのみの紹介です(一部例外あり)
※ ここで新たに登場したキャラクターには(New!)マークが付いております。
☆主人公一行
●刑部 竜一
リチェルカーレの魔術を共有するために彼女と手を繋ぎ、もう片方の手を差し出した所、同時に三人から手を繋がれてしまう。
今回は三人の中で唯一変な言い訳をせず、ストレートに気持ちを伝えてきたレミアの手を取る事を選んだ。
リチェルカーレの企てに乗る形で、エレナの映像撮影と精霊の貸し出しを担当。元カメラマンらしい役割を担った。
周りの国々が攻めてきた際は一角に立ち塞がり、近代兵器とハッタリを駆使して足止めを担った。
スナイパーの狙撃を察していながらあえてそれを受けて死んだと思わせてからの不意打ちを仕掛けるなど、死を前提とした戦法を利用。
一方で極力人を殺したくないという心理から、わざと何度も殺されては復活を繰り返し、相手の心を折って撤退させた。
●リチェルカーレ
彼女の魔術でウナ・ヴォルタの結界をすり抜けて奥へと侵入する事となった。
魔術は手を繋ぐ事で共有できるため、真っ先に竜一の手を取って美味しいポジションを頂く事に成功する。
ウナ・ヴォルタの跡地では、エレナを利用して映像を撮影し、世界を引っ掻き回そうと企む。
その後、自分達の所へ攻めてくる周りの国々の一角を受け持ち、大人形態で『終焉の魔女』としての圧倒的な力を見せつけた。
万を超える大軍をキューブ状の魔力に閉じ込め、その上で極限まで圧縮する事で大量の人間が凝縮された穴黒いサイコロ大のキューブを作ってしまった。
蹂躙を終えた後は周りの国々の会議に参加し、とてつもない大爆発を起こして態度のデカい愚か者を牽制し、終始有利な内容で事を運ばせた。
旅を続ける身で国の運営を続ける訳にはいかないとネーテを召喚、全てを押し付けてしまった……。
●レミア
ウナ・ヴォルタへ潜入する際に結界をすり抜けるため竜一と手を繋ぐ事になったが、エレナとセリンと同時に手を繋いでしまう。
手を繋いだ理由をストレートに述べて好意を伝えたため、三人の中から手を繋ぐ相手として選ばれた。
周りの国々が攻めてきた際に一角を受け持ったが、シルヴァリアスを使う彼女の剣閃は一薙ぎで数多の兵士を薙ぎ払ってしまう。
もうそろそろ生き残りも少なくなってきたと言うタイミングで、傭兵団エヴィルトエガバスの団長ナイラ・ブラーブが参戦。
彼は一般的な兵士とは比べ物にならない圧倒的な力を持つ存在だったが、シルヴァリアスの力を開放したレミアの敵では無かった。
●エレナ
ウナ・ヴォルタへ潜入する際に結界をすり抜けるため竜一と手を繋ぐ事になったが、レミアとセリンとと同時に手を繋いでしまう。
とっさに言い訳をしてしまうが、それに対して本音でストレートに好意を語ったレミアにチャンスを持っていかれた。
リチェルカーレの企てに乗る形で『ミネルヴァ聖教教皇の娘』としての正体を明かし、ウナ・ヴォルタの地を浄化する事を決めた。
周りの国々の侵攻でも一角を受け持ち『悪意に反応する領域』を作り出し、悪意に応じて受けるダメージが異なるという空間に兵士達を閉じ込めた。
犯罪を行っている者は言わずもがな死亡し、後ろ暗い事を行っていた者達も著しい体調不良に襲われて戦えなくなってしまった。
この攻撃を受けて仲間を殺された者がエレナに対して怒りを抱いても、それが憎悪・悪意とみなされて領域の影響を受けてしまう理不尽ぶり。
後に興される事になった国では、彼女が発端という事もあって国の象徴となり、国名も『神聖エレファルーナ教国』と定められた。
●セリン
ウナ・ヴォルタへ潜入する際に結界をすり抜けるため竜一と手を繋ぐ事になったがと同時に繋いでしまう。
とっさに言い訳をしてしまうが、それに対して本音でストレートに好意を語ったレミアにチャンスを持っていかれた。
周りの国々の侵攻に際しては、自身のステルス能力をフルに活かして集団に紛れ込み攻撃を仕掛け、仲間の裏切りと思わせる手段を実行。
それを繰り返す事で軍内で互いの事を全く信じられない状況を作り出し、仲間内で終わりなき争い合いが起きる状況を作り出した。
セリン自身は陰で奉仕するメイドらしく、一度も姿を見せぬまま、戦略を悟られる事もないまま、密かに目的を達成してその場を去った。
●ハル
竜一と女性陣三人のやり取りを見て「思春期か」と呆れていた。
見た目こそ思春期の女子高生だが『邪悪なる勇者達』に所属していた頃に何十年単位の潜入任務を経験しているためか、精神年齢は高かった。
周りの国々が自分達の所へ攻めてくる際、一人につき一角を担う事になり自信の無さを覗かせるが、リチェルカーレに諭される。
周りの国々の侵攻に際しては、あえてキオンに頼らず自身の変身能力を活かした撹乱戦法で場を引っ掻き回す事にした。
軍の誰かに変身して別の者を傷つける事で裏切りを演出し、混乱に紛れて姿を消して同じような事を繰り返し、仲間内で殺し合う疑心暗鬼を作り出した。
奇しくもセリンと同等の手法であったが、ハル自身は変身能力を悪用する事で『邪悪なる勇者達』の時代を思い出すため抵抗があった。
●ルー
竜一と女性陣三人のやり取りを見て「大人だ」と顔を赤らめているなど、初心な部分があった。
人を傷つける事を良しとしない心優しさから、彼女は周りの国々が攻めてきた際もなるべく被害を出さずに追い払おうと考えた。
その結果実行されたのが、軍を丸々闇の中へと引きずり込んで武器防具を奪って無力化した上で何処か遠くへと放り出してしまうというものだった。
闇の中へ引きずり込まれる際に恐怖から自殺した者を除けば、彼女の手によって殺された者は一人も出さずに事を済ませる事が出来た。
●八精霊達
竜一と契約しているる八人の精霊達。今回は『神聖エレファルーナ教国』建国のため全員が出てきている。
水の精霊ヴァルナは水路作りを担当し、火の精霊ウェスタはレンガの焼成などに携わり、木材は木の精霊ククノが担当。
土の精霊パチャマが土壌改良や建築資材の産出を担当。完成した資材は風の精霊アウラが風の力で運ぶ。
雷の精霊ワイティ、光の精霊ミスラ、闇の精霊タルタは属性を活かしての仕事が無かったためか普通にお手伝い。
☆408~
●ナイラ・ブラーブ(New!
傭兵団『エヴィルトエガバス』の長。通常の人間サイズを大きく上回る筋骨隆々の大男で、外見はさながら蛮族のよう。
巨大な棍棒を得物として暴れまわっており、金を支払った相手の言う事には従うものの、その過程で略奪行為や無用な殺戮も行うタイプ。
ただし傭兵である事は弁えており、依頼者に迷惑が掛かるような事まではせず、支障が生じない範囲で好き勝手に動いている。
歯応えのある相手が居ると聞いて依頼を受けるが、その相手はかつて屈辱の敗北を喫したというゴルドリオンの仲間シルヴァリアスだった。
故に最初から全力で仕掛けるも、その力及ばず倒されてしまう。しかしそれでも戦意を失わず、諦めずにまた狙うと宣言。
シルヴァリアス――レミアはそれを良しとし、いずれより手強い相手となって戻ってくる事を期待し、あえて生かしたまま戦いを区切った。
☆413~
●ネーテ
ツェントラールの魔導師団長。唐突にリチェルカーレから呼び出され、国の運営を任されるという無茶振りをされた。
リチェルカーレ相手にゴネてもどうしようもない事は悟っているため、仕方なくその役割を受け入れる事に。
各地を巡るという作品の都合上、その土地土地で一期一会というキャラクターも存在します。
ただ、この先またかつて訪れた場所を再訪する展開があるかもしれませんし、必ずしもフェードアウトする訳ではありません。
少なくとも主人公達に積極的に関わった人達は、今後において何かしらの活躍があると思います。




