キャラクター紹介 第八章まで
※ ネタバレ注意。第七章後から第八章終了までの内容を反映しています。
※ 作中シナリオ順の紹介です。『☆』で区切ってあります。
※ 作中において名前が出て活躍したキャラクターのみの紹介です(一部例外あり)
※ ここで新たに登場したキャラクターには(New!)マークが付いております。
☆主人公一行
●刑部 竜一
最近になって、平和より刺激を望むようになったと感じるようになり、己の魂が肉体の若さに引っ張られている事を危惧している。
魔導学院で見た地図の地形や、宇宙から見たル・マリオンの姿が地球そのものにしか見えない事から、ル・マリオンが別次元の地球だと気付く。
その後、宇宙の彼方へ出て圧倒的に超巨大な怪物達の戦いを目撃した事で、改めて自分が見て回りたかった世界の広さを痛感する。
自分達の世界には『宇宙に生物なんていない』と思っていたが、ミネルヴァの指摘で実際にそれを確認した者が誰も居ない事を突き付けられ、疑問を抱える事になる。
●リチェルカーレ
今回は彼女の発案によって空――つまり宇宙へと行く事になる。
かつて空を目指した際にシュヴィンと遭遇し、つい殴り飛ばしてしまった過去がある。
その際、ミネルヴァによって宇宙を案内されており、今回の宇宙行きもそれを皆に体験させたくての事だった。
彼女が初めて宇宙へ行った際、ミネルヴァの提案で宇宙の怪物を一体だけ倒してみせた事がある。
●エレナ
ツェントラールまでの逃避行以後は城に籠り続けていたためか、外の事情には少々疎い。
さすがに空の上にまでは行った事が無かったようで、上空からの雄大な景色には感動していた。
竜一を召喚した際にミネルヴァと会っていたためか、再会時は凄く喜んでいた。
最初は宇宙という場所に感動していたが、銀河の外に出てからは余りの規模の大きさに思考が停止してしまっていた。
地上に降りてからは、自身の故郷であるレリジオーネを通る事を告げられ、決戦に挑む事を覚悟する。
●レミア
かつて冒険者として世界中を巡ってきた過去がある彼女にとっても、今回の旅は未知で溢れたものになっていた。
さすがに空の上にまでは行った事が無かったようで、上空からの雄大な景色には感動していた。
ミネルヴァの存在は信仰上の存在であったため、実物が目の前に出現した時はその存在感に圧倒されていた。
最初は宇宙という場所に感動していたが、銀河の外に出てからは余りの規模の大きさに思考が停止してしまっていた。
地上に降りてからは、自身の同胞達が眠る地クラティアを通る事を知り、墓参りをする事を願う。
●セリン
城に住み込みのメイドとして近年までずっと中に籠っていたためか、レミアやエレナ以上に外の事情には疎い。
既に竜一のみに尽くす専属メイドとして心を決めているためか、スカートの中を見られても恥ずかしくないとドヤれる程に余裕がある。
さすがに空の上にまでは行った事が無かったようで、上空からの雄大な景色には感動していた。
ミネルヴァの存在は信仰上の存在であったため、実物が目の前に出現した時はその存在感に圧倒されていた。
最初は宇宙という場所に感動していたが、銀河の外に出てからは余りの規模の大きさに思考が停止してしまっていた。
地上に降りてからは世界的に有名な刃物の町の一つネグニロスに興味を示す。
●ハル/影宮晴秘
少し前に話題に出た『有翼人種』の事が気になっていたためか、空に登っている途中までは少し未練を感じていた。
さすがに空の上にまでは行った事が無かったようで、上空からの雄大な景色には感動していた。
数多の異邦人を召喚しているミネルヴァには自分の存在なんて認知されていないと思っていたが、しっかり覚えられていた。
異邦人であるため宇宙の知識は備わっていたが、さすがに『怪物』の存在には驚き、言葉を発せなくなってしまっていた。
冥王星が準惑星に降格する前に時代から来ていたため、冥王星の降格を知ってセー○ー戦士が一人減るのではないかと変な危惧をしている。
●死者の王
ククノが馬車を作った際、引く馬が必要だろうと自身の骨馬を召喚しそうになるも、即竜一に却下されて凹む。
今回は大半の時を影の中で大人しくしていた。しかし、皆の会話のやりとりはちゃんと耳にしている。
●ルー・エスプリアムール
元々はローゼステリア魔導学院の生徒で『精霊殺し』と呼ばれる問題児だったが、原因が判明し同時にそれも解決。
その過程であまりにも強大な闇の精霊ヴェルンカストを従えてしまったため、学院の講師陣では手に負えなくなり、学院を追放されてしまった。
エメットの提案でリチェルカーレ達に同伴させ、世界を巡る旅の中で修行するという事になった。
ヴェルンカストのように恐ろしげな異形でも『精霊』であれば驚かないが、シュヴィンのように精霊じゃない存在には驚いてしまう。
ミネルヴァの存在は信仰上の存在であったため、実物が目の前に出現した時はその存在感に圧倒されていた。
最初は宇宙という場所に感動していたが、銀河の外に出てからは余りの規模の大きさに思考が停止してしまっていた。
地上に降りてからは、ネグニロスに並ぶ刃物の町スレイトに興味を示す。
●ヴェルンカスト
あまりにも強大な存在ゆえに、召喚した人間の力を吸い尽くしてしまう事で『契約者殺し』と呼ばれ裏界に封印されていた精霊。
タルタの紹介で引き合わされたルーの膨大な力によって初めて己の身体が満たされ、念願の人間界行きを実現した。
最初はそのままの姿で地上に出てしまって混乱を引き起こしたが、タルタの指導によって小型のマスコットに姿を変える事に成功。
宇宙の生物と比べたら、自分など豆粒以下の存在ではないかとショックを受けた様子。
☆281~
●ククノ(New!)
竜一が契約した精霊の一体。マスコットじみた三頭身くらいの小さな人型で、つややかな黒髪が美しい少女型の精霊。
まるで弥生時代の如き和装を身に纏っており、その風貌はまるで卑弥呼のイメージを思わせる。「わらわ」「~じゃ」という話し方をする。
派手な装飾の扇を持っており、術を行使する際はその扇を召喚して手にし、盛大に振りかざす事で行使している。
木を司る精霊であり、彼女の意志で大地のあらゆる場所に木を生やす事が出来る。
また、一瞬にしてその木を変形させる事も可能で、登場時は木を見事な馬車へと変形してみせた。
ちなみに、そうやって物を作る際のデザインは全てククノがフィーリングで決めている。
●パチャマ(New!)
竜一が契約した精霊の一体。ミノムシのような茶色い袋状の布団に身を包んでおり、いつも眠そうにしている。
覚醒すると布団がマント状になり、その下にはボディコンドレスのような衣服を纏った体が見える。
寝ぐせの如く大きく広がった茶色い髪も、覚醒するとさらりとした髪質となり、表情も凛としたものへと変わる。
自身の眷属であるユニコーンを呼び出し、ククノが作った馬車を引かせる役にした。
●ユニコーン(New!)
大地の眷属であり、パチャマによって呼び出された馬型の精霊。額に鋭い一本の角を持つ白馬。
処女を好むという性質があり、匂いを嗅ぐだけで処女であるか否かを判断する事が出来る。
基本的に神話の伝承においては『処女』と言えば女の子であるが、この個体は男でも死霊でも精霊でもイケる。
☆283~
●浮遊竜シュヴィン(New!)
『空そのもの』とすら称される圧倒的に巨大な神獣の竜。その体長は一万キロを超える。
普段は空を守護し、空へ上がってくる者を阻んだり、宇宙から飛来するものを阻む役割を担っている。
今回はミネルヴァの意向で、宇宙を案内するにあたっての乗り物役を任命される。
かつてリチェルカーレに殴り飛ばされた事があり、その際は一瞬とは言え気を失ってしまい頭が海に墜落してしまった。
神獣としての生態で、睡眠中であっても空に浮き続けていられるが、唯一の例外が気を失って意識が途絶える事。
従来の生物とは異なる構造をしているため、宇宙のような真空状態の空間であっても全く問題なく活動する事が出来る。
常に浮遊し続けていたが、生まれて初めて月に降りその体を思いっきり伸ばしてリラックスした。
宇宙の彼方で自身よりも遥かに巨大な敵を見た事で、改めてル・マリオンを守護する者としての決意を新たにした。
☆284~
●精霊姫ミネルヴァ
リチェルカーレの意向を汲み、竜一達の一行を『宇宙』へと案内する事になる。
かつてリチェルカーレがシュヴィンを殴り飛ばした際に直々に止めに行き、彼女を宇宙へと案内した。
そして竜一に対し、宇宙の果ての怪物の存在を教え、命の種についても話す事となった。
☆286~
●フェニックス(New!)
全身が炎に包まれた赤い鳥の神獣。地上では幻の存在とされており、宇宙や裏界も含めて様々な世界を渡り歩く習性を持つ。
そのため『フェニックスの羽根』は様々なモンスター素材の中でも最高級の貴重なものとされており、表向きには滅多に出回らない。
ミネルヴァはその習性を利用する形で、各地のパトロールを任せている。宇宙での飛行速度は音速を優に超える。
なお上位種にカイザーフェニックスやゴッドフェニックスと言った種が存在する。
ゴッドフェニックスは羽根一枚で千メートルを超える巨大さであり、リチェルカーレはその羽根を何枚か持っている。
一枚はファーミンの砂漠地帯に置かれ、フーシャンからの侵略を阻害するための『お守り』となった。
☆288~
●宇宙の怪物(New!)
宇宙の遥か何百億光年もの彼方に跋扈する、惑星などよりも遥かに巨大な生物群。
一行が目撃した個体は蟲や魚のような姿をしており、さらには宇宙空間に完全に適応している。
衝突で岩石惑星を砕いたり、他の個体諸共にガス惑星を丸呑みしてしまう個体が存在。
ミネルヴァの話によれば、上位存在が命を生み出すための『命の種』によって生み出された命達の成れの果て。
ル・マリオンに生きる命のように、上位存在が管理し導かねば、最終的にそのような存在となり果てる。
数百億年の長い時を原始的な弱肉強食で生きてきたため、本能のみで生きる超巨大な個体へと至ってしまった。
広く宇宙に分布しているため、稀に天の川銀河付近まで来てしまう個体も存在するが、巨大な個体はミネルヴァが侵入を防ぐ。
賢い個体が分体を作り出して銀河内に侵入させてくる事もあるが、そういう分体は圏内の神獣達で処理をする。
☆290~
●守護者(New!)
ミネルヴァによって『力』を具現化された精神体のような存在で、ドラゴンの姿をしている。
右手でル・マリオン――つまり地球大の惑星をつかめる程に巨大であり、宇宙の怪物にも負けず劣らず。
地上からは見えないようになっており、宇宙からも意図して具現化しなければ見える事は無い。
☆292~
●カノニカル(New!)
とある町を震撼させていた猟奇殺人鬼。国の兵達が捕縛をしようとしていた時には、既に五人の被害者が出ていた。
しかし、それはあくまでも現在の街の被害者であり、過去に様々な場所で三桁にのぼる被害者を出している。
その手法は極めて残虐であり、いずれの被害者もまともな原型を残さない程に傷つけ解体され、現場を見た憲兵も鬱になるほど。
それ程の犯罪者ではあるが、強さとしては十人ほどの兵士達に追い詰められれば投降を考えるほどに弱い。
街を震撼させたほどの残虐性から、凶悪犯罪者を狙う闇組織の構成員『ヴァローナ』によってその身柄を狙われてしまう。
気を失いヴァローナによって拉致された後、見知らぬ街で目覚め動き出すが、謎の女によって無惨にも殺害される。
●ヴァローナ(New!)
凶悪犯罪者を狙う闇組織――表向きにはハンター組織とされる所の構成員。
黒系のシルクハット、タキシード、マント、仮面といった装備で身を包んでいるのが特徴。
この格好は組織の構成員の正装であり、所属する者は皆が等しくこの格好をしている。
また、構成員の全てがヴァローナを名乗っており、老若男女種族問わず個別の名前を名乗っていない。
一部界隈では凶悪犯罪者を狙っている者達と知られているが、実は逮捕や殺害が目的ではなく、犯罪都市ゼタスへ連れ込む事が目的。
裏社会ではもう少し踏み込んだ噂を知っている者がおり、その者達からは『楽園への案内人』と呼ばれている。
●トゥリアン・ダ・フィリア(New!)
犯罪都市ゼタスに暮らす女性。滞在歴は五年であり、その長い期間を『ありとあらゆる悪行が認められる街』で生き延びている。
容姿としては赤い華やかなドレスを纏う事を好む金髪美女で、パッと見では水商売でもやっていそうな外見をしている。
だが、その実態は極めて凶悪な殺人鬼であり、人知を超えた腕力で胸骨を抉り取り、心臓を『戦果』として抜き取るという嗜好がある。
町に来たばかりの猟奇殺人鬼カノニカルに狙われるが、全く相手にならず上記嗜好の犠牲となってしまった。
ヴァローナ達とも懇意にしており、彼女達は何やら町中で序列を争っているかのような節がある。
各地を巡るという作品の都合上、その土地土地で一期一会というキャラクターも存在します。
ただ、この先またかつて訪れた場所を再訪する展開があるかもしれませんし、必ずしもフェードアウトする訳ではありません。
少なくとも主人公達に積極的に関わった人達は、今後において何かしらの活躍があると思います。




