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18.権力を過剰に行使したことで、その行為が及ぼす結果について

自分の力ではなく、代々受け継がれてきた功績によってもたらされた権力を我が儘な子どもたちが思いのまま使った結果を電波少女のおバカな仲間たちは考えもしなかったのでしょうか?


学園始まって以来はじめて、近くの商業施設などがマスケークリス学園の生徒限定で『出入り禁止』になりました。

これは、電波少女とおバカな仲間たちが商業施設にいる買い物客やショップの店員に対して、横暴な態度や権力を振りかざすなどして大変な迷惑をかけたためです。

一度や二度ではありません。何度もです。

その度に学園側と彼らの家が再三注意しているのですが、彼らは「自分は特権階級だから関係ない」と言って無視していました。

ですがその結果、学園の生徒全員が『出入り禁止』となりました。

電波少女とおバカな仲間たちがマスケークリス学園に在学中の期間のみ『出入り禁止』です。

これに、彼らは激怒しました。「なぜ、自分たちがそんな扱いを受けなければいけない?他の奴らが原因ではないのか!」と。

合法ロリ先生は、「魔王様を呼んでもいいのか?」とキレました。

ちょっと待って下さい。

相手は身分で人を脅す人種なのですから、『私』で効果があるのか疑問ですよ!?

ここは、国王様でしょ!

予想通り、第四王子ロベルト・ゴルゴンゾーラマスカルポーネ様と電波少女には効果がなかったのですが、なぜかその他にはなぜか効果がありました。

ガタガタ震えて、第四王子と電波少女を押さえつけてその場を退場していったそうです。

私はそこまで酷いことをして覚えがないのですが?

おバカな仲間たちだからこそ、理解できない生き物なのですね。


まず、権力を過剰にに使いまくった第四王子ロベルト・ゴルゴンゾーラマスカルポーネ様の場合。

お祖父様は爵位返上を願い出て、母親は国王様に離縁を申し出ました。

お祖父さまは自分の孫が、母親は息子がしでかした責任をとるためです。

国王様や正妃様は、「そこまですることはないのではないか?」と引きとめにかかったそうですが、彼らは引き下がりませんでした。「カマンベール公爵家と言う後ろ盾という名の権力がなくなれば、これ以上好きにできるはずない」と言って。

これにより、ヴァルテッリーナ・カゼーラ公爵家との婚約も破綻になりました。

お祖父様がいたからこその婚約だったのです。

これで、母の実家と婚約者家の後ろ盾という権力がロベルト・ゴルゴンゾーラマスカルポーネ様から無くなりました。


次に、権力を思うままに使ったスヴァリウス・ヴァルテッリーナ・カゼーラ様。

お祖父様であるジムディクト様は、家の権力から切り離されているので何の影響もありませんでした。

ですが、彼の父と母はヴァルテッリーナ・カゼーラ公爵家から身を引き、ジムディクト様預かりになります。実質、軟禁ですね。

これにより、スヴァリウス様はヴァルテッリーナ・カゼーラ公爵家から勘当されることになりました。

今後一切、ヴァルテッリーナ・カゼーラ公爵家の権力を使うことができません。


グッリェルモ・チェダーは、チェダー家からの破門と男爵家からの婚約破棄。

マーク・カチョカヴァロは、とろける商会からの追放と伯爵家からの婚約破棄。

ネイサン・ブイゲットは、教会からの破門と子爵家からの婚約破棄。

ハヴェル・モッツァレラは、モッツァレラ侯爵家からの勘当と公爵家からの婚約破棄です。

ちなみに、ヴァルテッリーナ・カゼーラ公爵家はレイチェル様が当主となり、ジムディクト様の信頼する部下の息子をレイチェル様の婚約者にしました。

その婚約者殿に問題があれば、穴を掘って婚約者殿を証拠隠滅すればいいだけです。問題ないですね!



スヴァリウス様はワガママ王子と社交界で有名なので、ゲームと違い現実では婚約者がいませんでしたが、その他のおバカな仲間たちは婚約者家からの『婚約破棄』で落ち着きました。

あと残すは、国からの処罰のみです。

作中、主人公はおバカな仲間たちに酷いことをしていないと言っていますが、ロベルト・ゴルゴンゾーラマスカルポーネ以外に『徹底的なトラウマ』を植えつけています。これは、酷い。

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