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我が家の地下にレアダンジョンができたんですが・・  作者: エクスボーン


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第百八十四話 クラゲよさらば

久しぶりの投稿となります。

再会に際しまして、大幅にミスっていた部分の修正をしました。

具体的には、異世界に行く前に車を水神社でアイテムボックスに入れなければならなかったのに、そのまま乗って東京に帰ってしまいました。

アイテムボックスの仕様を忘れたために起きた大ぽかです。

ごめんなソーリー。

 大歓声を背に俺達はダンジョン入口まで進む。

 前回来たときと変わらず巨大なダンジョンの入口だが、そこには前回と違い多くのガードマンが整列していた。

 その全員がこちらが近づくとビシッと敬礼をしてくれる。

 どう反応すれば良いものなのか、とりあえず俺は何度か頭を下げながら進んだ。

 ちなみにちみっ子達はガードマン達に手を振りながら歩いていた。

 その姿にデレっとしている奴が何人かいるが、最後までビシッと決めときなさいよ。


「ここからはみーちゃんたちだけでいくの」


 いよいよゲートに到着すると、精霊結晶を持っているみーちゃんが宮本さん達に向かってそう言った。

 あからさまにがっかりする三人。


「ここも企業秘密なのかい?」

「・・むしろ国家機密ね」


 ちーちゃん、そこまででも無いでしょうに・・

 まあ大精霊様関連の話をするかもしれないしな。ここで待っててもらったほうがいいだろう。


「仕方ない。では最後まで君たちに任せるよ。水神社を頼む」

「わかりました。行ってきます」


 そう言って送り出してくれた宮本さんと不満顔な如月さんとヤスに見送られながら、俺達はダンジョンのゲートをくぐった。

 そのままスロープになっているダンジョン入口へと進む。


「じゃあこの騒動を終わらせに行きますか」

「ダンジョンが正常化したらここで冒険するんだよね?」

「そうだなそれこそが本来の目的だしな」


 ふーちゃんの言う通りダンジョンの復活作業は後付けの目的で、もともとは普通に潜りに来ただけだ。

 まあ、ダンジョンを何とかしないと潜るどころではなかったが・・

 四人でスロープを降りていくにつれて、外の人達からの声も聞こえなくなってきた。


「精霊結晶を渡せばすぐに大精霊になれるのか?」

「・・この前見た大精霊様の進化から察するにおそらく三十分前後かしら。個人差はあると思うけど」


 そういえば俺達はその場面に立ち会ったな。

 精霊結晶は手に入らなかったが、スキルをもらえたし結果オーライだった。

 『強化』のスキルは実に有用だ。これがあるなら『ファースト』の地下15階も突破できるだろう。

 四人でスロープを降りていくと、先日も見た漁港の姿が現れた。

 やはり誰もいない漁港はとても寂しく見える。

 大精霊の進化さえ終わればきっとまた大賑わいになってくれるだろう。


「じゃあせいれいけっしょうをわたしてくるの」

「ゆーちゃんもここで待っててね」

「・・渡し終わったら外に出るから、遠くに行っちゃだめよ」

「はいよ。いってらっしゃい」


 俺がそう言うと、ちみっ子達の姿がふっと消える。

 どれくらい時間がかかるのかわからないので、海でも見ながら時間を潰すとするか。

 そう思って岸辺へ近づいていくと、沖合の方にでっかいクラゲが見えた。


「そういえばお前がいたな、クラーゲン」


 クラーゲンの体に目があるようには見えないが、なんとなく目が合った気がした。

 するとクラーゲンは触手の1本を海中から出し、こちらに向かって振ってきた。

 挨拶のつもりなのだろうか? とりあえずこっちも 手を振り返してみる。

 この騒動が終結すればあいつもこの階層からはいなくなるのだろう。あんなデカいのだし、もしかしたらどっかのボスだったのかもしれない。

 思えばあいつが出現したことがここへ来るきっかけだったな。

 また会うことがあるかどうかわからないが、元気でやってくれ――

 そんな思いが通じたのかクラーゲンは振っていた触手を下ろし、ゆっくりと海中へと潜って行った。



「戻ったよ〜」


 十分ほど経った頃だろうか、ぼーっと海を見ていた俺の後ろからふーちゃんの声が聞こえた。

 振り返るとちみっ子達が揃って戻っていた。

 誰の手にも精霊結晶が無いことから、無事に渡すことができたのだろう。


「問題なしか?」

「・・問題なしよ。一度ダンジョンが封鎖されるそうだから表に出ましょう」

「だいせいれいさまへのしんかがはじまるの」


 ではさっさと表に出て宮本さん達に報告しますか。

 俺はちみっ子達をねぎらいついでに肩車や抱っこをして出口へと急いだ。

 俺たちがダンジョンから姿を現すと、収まっていた 歓声が再び発生する。

 それと同時にダンジョンの入り口に『ガーデン』の改装の時に見た『KEEP OUT』の黄色いテープが張り巡らされた。


「本城君、あれは大丈夫なのかい?」


 見たことのある俺は驚かなかったが、さすがにここの人たちはそんな光景に戸惑ったようだ。

 もちろん宮本さんもその中の一人で、みんなの気持ちを代弁してそう聞いてきた。


「大丈夫ですよ。このテープがなくなった時こそ水神社の復活の時です」

「本当に水神社は元に戻るんですか?」

「今は急速にリソースを回復させてる最中です。それが終わり次第ダンジョンは解放されるはずです」


 如月さんの問いに大精霊のことを話さずに答える。

 それでもまだ手放して喜べないのか、どこか不安そうな顔をする宮本さんと如月さん。ついでにヤス。

 まあうちらは全ての事情を知ってるが、そうでない人たちには確証が持てないのだろう。

 実際に解放されて中に入って、ちみっ子達にでもお墨付きをもらわなきゃ安心できないか。

 宮本さん達にも駆けつけてくれた人達にも、ダンジョンが解放されるまで今しばらく待ってもらおう。

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― 新着の感想 ―
再開待ってました!! 漁港が、ありのままの姿を見せるまで、あと○日……(ドキドキ) 待ってる間に、前話の気持ち悪いロリコンをシメときましょう!気持ち悪いので!
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