表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
我が家の地下にレアダンジョンができたんですが・・  作者: エクスボーン


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

181/223

第百七十七話 だから帰ろうお家へ帰ろう

 スーさんはそれはもう全力で飛行してくれた。

 魔法の力なのかわからないが俺達に風の影響はなく、流れ行く景色を堪能できた。

 これだけのスピードならそりゃ遠くにいても俺達の居た戦場までひとっ飛びなわけだ。

 しかし今俺とちみっ子達はスーさんの頭に乗ってるわけだが、東洋龍の頭にちみっ子が乗ってるのはどうにもあの昔話アニメを思い出してしまう。

 ・・まああっちの龍は緑だったが。


「よいこはねんねするの!」

「みーちゃん、それ以上言うんじゃありません」

「人間っていいよね」

「ふーちゃんも畳み掛けないの」


 小さい頃毎週土曜日に良く見てたよ。

 OPもEDも今でも歌えるさ。


「・・もうすぐこの世界ともバイバイバイね」

「うまいこと締めたなちーちゃん・・」


 毎度このちみっ子達はよく知ってるよ・・

 なんか懐かしくなってきたから、今度DVDでも借りて見ようかな?


『そちらの世界への扉は森のどのあたりにあるのだ?』

「俺も上空からじゃわからないから、エルフの村に行ってくれ」

『ならば村に近い森の外周部に降りよう。このまま村に行っては驚かせてしまうしな』


 確かにいきなり村にドラゴンが来たら大パニックだよな。

 ヨセ山まで行くと結構離れてしまうが、森を抜けた所からなら村も近い。

 せっかくだし、村長さんやギルマスのカイエンに精霊結晶が見つかった事も報告していくか。

 スーさんの頭の上でおやつを食べながらのんびりしていると、あっという間に広大な森が眼下に広がる。


「スーさん、ここがエルフの村がある森か?」

『そうじゃ。この森の北側に村があるぞ』


 こんなに広い森だったのか。

 大きさの比較が難しいが、東京23区と同じくらいあるんじゃないだろうか。

 エルフの村からヨセ山に向かった時は割とすぐに森を抜けれたから、村自体は森の外寄りにあるんだな。

 しかしそんな大きな森も、空を飛ぶスーさんならあっという間に超えていく。

 いよいよ森の切れ目が見えてくると、スーさんが徐々に高度を落としていった。


『さあ着いたぞ。降りるといい』

「ありがとなスーさん」


 俺達はお礼を言ってスーさんの頭から飛び降りた。

 それを確認したスーさんは人化して爺さんの姿となった。


「ん? スーさんはこのまま王都に行くんじゃないのか?」


 確かライオード王子とそんな約束をしてたはずだ。

 まあスーさんならすぐに到着するだろうが。


「せっかくだから異世界への入口を見てみたい。実際に通れるかどうか試すのもいいな」


 次にスーさんを迎えに来たときに、通れませんでしたとなるよりは今試したほうがいいか。

 結果がどちらであれ、その方が精霊教との戦いに心置きなく挑めるだろうし。


「じゃあ皆で村によってから遺跡行くとするか」

「にほんにかえるの」

「・・早く精霊結晶を届けないとね」

「僕はパフェが食べたい!」


 ふーちゃんにツッコミを入れたかったが、俺もいい加減風呂に入りたい。

 実際向こうに戻っても、すぐに水神社に向かわなきゃいけないから、風呂はお預けなのだが・・

 事が終わったらまた福寿荘に泊まりに行くかな。あそこの風呂も食事も最高だったもんな。

 俺達は森に入って村を目指した。

 道中はスーさんがいるせいか、魔物は全く現れなかった。

 俺的にはいいのだがちみっ子達は戦いたかったみたいだ。


「さっきのたたかいはつまらなかったの!」

「・・防衛に徹してたものね」

「僕達も活躍したかったよ」


 おっと。好戦的なちみっ子達は、さっきの戦いでフラストレーションを溜めていたようだ。

 そのうち『ガーデン』の一層で肉狩りでもやるかな。

 ちみっ子アマゾネス達はいつでも肉に飢えてるから、余るくらい肉があってもいいだろう。

 暫く歩くと村の入口に着いた。

 俺はギルドカードを取り出し・・あ、そういえばスーさんはどうするか。

 身分証なんて持ってないだろうし・・

 そう思ってスーさんの方を振り返ったが・・いねえし。


『案ずるな。わしは姿を消して付いていく。好きに行動せい』


 うん、先に言っとけよ。何処かではぐれたかと思ったじゃんか。

 ってか、そんな便利な魔法があるのかよ。俺も欲しいぜ。

 とりあえず俺達はそのまま村に入れてもらい、まずはギルドへと向かった。


「じゃまするぜ」

「おう・・ってお前さん達か」


 冒険者ギルドの中に入ると客は誰もおらず、カウンターでカイエンが暇そうにしていた。

 まあいつもだいたい暇なんだろうが・・


「まだここら辺にいたのか。精霊結晶の情報は手に入ったか?」

「いや、精霊結晶自体が手に入ったぞ」

「はぁ!?」


 そう言えば最後にここで紹介状をもらってから二週間経ってないくらいか? 普通の人達の移動速度を考えれば大して移動できてないのだろう。


「こっちには高速で移動できる手段があるんでな。王都・・ってかマーズ神国特区まで行ってきた」

「いや・・精霊様の力があればそれも可能なのか・・? まあ手に入ったのなら良かった。で、話通りならマーズ神国特区に精霊結晶はあったのか」

「ああ。王都のギルマスのソフィアさんは知ってたけど、あんたは知らなかったのか?」


 このおっさんはこんな暇なギルドのギルマスをやってるが、本来は王都のギルマスになる予定だったほどの人だ。

 それならマーズ神国特区の精霊結晶の話を聞いたこともあったんじゃ・・

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ