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我が家の地下にレアダンジョンができたんですが・・  作者: エクスボーン


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第百二十三話 異世界再び

 翌日。


「みんな準備はいいか?」

「ばっちりなの!」

「・・問題ないわ」

「ちゃんと着替えたし大丈夫だよ」


 着替え・・そう着替えたね。

 例の魔法少女の衣装に。

 着替える必要あるのかなぁ? まあ異世界であればそんな目立つ格好でもないからいいのかな?

 まぁとにかく問題なさそうなので、俺たちは『ガーデン』に突入した。

 まずはいつものアレ。


「大精霊様、今日はハンバーグカツカレーです。それじゃあこれから行ってきますね」


 俺たちの朝食はパンや目玉焼きで済ませたが、大精霊様の分はストックしておいたカレーに同じくストック分のカツとハンバーグを載せた贅沢(高カロリー)カレーだ。

 もちろんアイテムボックスから出したばかりなのでアツアツな一品。


「おいしそうなの・・」

「あなたさっき朝飯食べたよね?」


 特にみーちゃんはトースト三枚も食べてたし・・

 他の二人は一枚だけだった。まあその分目玉焼きを三つずつ食べていたが・・

 地面に置いたカレーが消えるのを見送って、俺たちはワープポータルに入った。

 即座に地下三階に転送され、そのまま異世界への扉を開けた。


「・・ちゃんと繋がってたな」


 一瞬、接続が切れていて異世界に繋がってなかったらどうしようと思った。

 相変わらずのむせ返るような緑の匂いにホッとする。


「さて、森の中じゃ車は出せないからダイフクを出すか」


 以前来たときはまだみーちゃんとちーちゃんの二人だけだったのでダイフクと肩車でなんとかなったが、これでさらにふーちゃんを抱っこはなかなか大変なのだ。

 そこで改造したダイフクの登場だ。

 かごの部分を展開して車輪を増設。見た目的には幅の広いキックボードみたいになっている。

 とりあえずこれで二人は乗れる。


「こっちに二人、肩車で一人ね。おっとちみっ子達、ボトルフリップはナシだ。時間もないしな。とりあえず今回はみーちゃんが肩車で、二人はダイフクね」


 さっそく肩車をかけてボトルフリップをしようとした三人だが、『水神社』に行くときのことを思い出してすぐにストップをかけた。

 急ぐ旅路なのにそんな事で時間を取られたくはない。


「道中魔物も狩っていくぞ。先立つ物がないからね」

「まかせて! 僕の魔法で切り裂くよ!」

「みずでちっそくさせるの!」

「・・じゃあ私は土で押しつぶすわ」


 物騒なちみっ子達だが心強い。

 実際この異世界において、俺よりもこの子達のほうが知識面でも頼りになる。


「まずはエルフの村に寄って、狩った魔物の買い取りと情報収集だな。てか精霊結晶って、店なんかに出回る物じゃないよな?」

「・・もちろんよ。精霊結晶は魔力の濃い場所に発生するものだけど、物質的なものではないの。人間には見ることが出来ても触ることは出来ないのよ」


 なるほど、天然物のマ◯リアみたいなものか。

 しかし触れないなら高額で売られてたり、王家の秘宝とかいうオチは無いわけだ。

 いや待て。


「それだと俺も触れないじゃん。どうするんだ?」

「みーちゃんたちならもてるの。しんぱいむようなの」


 そっか、さすが精霊。最近ただのちみっ子に思えてたが考えを改めよう。

 うちの娘たちは一応精霊なんです。


「ではしゅっぱ〜つ」


 以前も通った道を早足で進んでいく。

 たまに道を外れた場所にワイルドディアーやシルバーボアがいると、ちみっ子達が魔法を使ってはりきって狩っていく。なんかストレスが溜まってたりしないよね?

 魔物が道に出てきたときは俺の拳が光って唸った。

 さすがにちみっ子達だけにやらせる訳にはいかないし、俺も異世界での戦闘のカンをつかんでおきたい。

 行く場所によっては強い魔物も現れるかもしれないしな。

 倒した魔物を片っ端からアイテムボックスに放り込んで、少しずつエルフの村に向かっていく。


「もうすぐむらにつくの」


 俺にはまだ村は見えないが時刻は昼前。

 確かに時間的にもそろそろだろう。


「結構な数が狩れたな。ある程度の軍資金にはなるかな」


 前回は六体で日本円で十一万円くらいだった。

 今日は正確には数えていないが十五体くらい狩ったから、そこそこの金になるだろう。

 そういえば前回は肉は半分持ち帰りにしたっけ。今日は売るつもりなのでもっと査定額は上がるかな。

 飯は用意してあるし宿に泊まらないならそんなに金は必要ないかもしれないが、いつ何があるかわからない。

 あって困るものではないのだ。特にここは見知らぬ異世界なのだから。


「お、見えてきたな」

「さすがにちょっとつかれたの」

「僕も〜。甘いものが食べたいよ」

「・・さすがにはしゃぎ過ぎたわね」


 ちーちゃんの言う通りはしゃぎ過ぎだ。

 ちみっ子達は何であんなにヒャッハーしていたんだ・・


「・・地球に比べて空気中の魔力が濃いのもあるわね。ちょっとテンションが上がるのよ」

「それに魔力が濃いからこそ地球では出来ない精霊結晶も出来るんだよ」


 確かに前回来たときもみーちゃんとちーちゃんが先陣切って魔法を撃ってたな。

 そして地球に精霊結晶がないのはそういう理由なのか。

 そうなると魔力の薄い地球は精霊達には住みづらい世界なんじゃ?

 そんな中でも大精霊様達はダンジョンを造ってくれて、みーちゃん達は俺と一緒にいてくれる。

 これからもちみっ子達を大事に育てていこう。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 『レディース魔法少女 深紅の響子』の録画予約は大丈夫でしょうか? もし忘れていたら、ちみっ子精霊ちゃんたちがギャン泣きするかも……(汗) まぁ、キッチリ録画しているアレンくんが貸して…
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