獣ダンジョンのロック鳥対応3
「よし、とどめをさしに行くぞ」
長柄の武器を持っていないジーモントとカミラは、連続して降下してくるロック鳥にダメージを与えることができていなかった。しかし、ユリアンネたちの魔法攻撃の結果、降下の後に上昇できないほどの怪我を負ったロック鳥が近くに落ちていく。
「気をつけろよ!」
シミリートの声を聞きながら、ジーモントがカミラをカイトシールドで守るようにして移動していく。
「やっぱり大きいわね。でもこれだけ近づければ!」
共にショートソードのため攻撃範囲が狭いので、できるだけ近づく必要がある。ロック鳥も空には飛べなくても大きな翼を振り回したり、大きなくちばしや両足の鋭い爪で抵抗したりしてくるが、すでに空を飛べない時点で結論は見えている。
「こいつ!」
その仲間を助けようとしてか、低空で滞留しながら両足でジーモントたちを攻撃しようとしてくるロック鳥も出てくる。
しかしそうなるとジーモントもカイトシールドで防ぎながら、その足先を攻撃することも可能になる。それを学んだからか再び上空に逃げ出すと、その隙に他の落ちて来ているロック鳥へとどめをさしに行ける。
ロック鳥が分散していくことからヨルクもジーモントたちの方に移動したので、ますます仲間を助けに降下して来たロック鳥に攻撃できる手段が増える。
さらにロック鳥が低空に留まることになればゾフィの弓矢が外すこともなくなるので、狙いすました矢が、近接武器では狙うことが難しい喉元などに突き刺さる。
「良い感じだぞ。この調子!」
シミリートが流れを掴んだと周りを鼓舞していくように、確かに地上には動かなくなったロック鳥が増えていく。




