獣ダンジョンのロック鳥対応
「どういうことだよ、これって」
念のために見張り当番を交代しながら眠りについた“選ばれた盟友”の8人。
眠りの邪魔になることもあり、≪照明≫魔法は無くして焚き火の灯りだけにしていた。そのため、朝になって周りが明るくなったときの様子に驚く。
「俺の当番のときにも、まだ岩を落とすなぁとは思っていた」
「私のときも……」
「で、その結果がこれか」
天井は斜めにしていたので、岩が転がり落ちる方向は決まっている。ただ、その斜めの方向が、この山岳地帯の斜面の下の方ではなく上の方にしていたので、どんどん積み重なったのだと理解する。
斜面の下および上の方向が≪石壁≫であったので、その向こうは見えないのだが、その高さ以上に積み上がったことが確認されたのである。
「それに、あの上空にいる鳥の数……」
「新しく来た奴らがそれぞれ試したということか?よくもまぁ、これだけの岩を探してきたというべきか」
「これだけ集まって来たのなら、ちょっと試してみるか」
カイトシールドを持ったシミリート、ジーモント、サンダーを前面に立たせて、その後ろでヨルク、カミラ。そして氷の小屋の中からゾフィ、ドロテア、そしてユリアンネが攻撃するのである。
シミリートたちは小屋から外に出て囮になるイメージである。
「さぁ行くぞ!」
「無理せずすぐに引き返すのよ」
シミリートの合図で小屋から20mほどの場所まで駆け出してから、上空のロック鳥たちを挑発する。夜の間に十数体に増えている様子である。




