獣ダンジョンへ3
「ふぅ。とりあえずは階段を降りるか?」
角兎を倒しながら1階を進み終えて、階段で集まった8人。
「そうね。次は狼と言われているから、もっと群れで襲ってくるかもね」
「よし、兎も飽きたところだ」
休憩もそれなりに取れたと思ったところで、階段を降りていくとそこは林のエリアであった。
「うわ。これはまた面倒になりそうだな」
「確かに。狼が木々の間から群れで来るのか……」
「それもあるが、また階段を探すのが大変そうだよな」
「ここでも、武具の練習の間に、ユリに偵察して貰うか」
「おっと、これは面倒だな」
魔狼が集団で襲ってくると、シミリートだけでなくジーモント、サンダーもカイトシールドを取り出して防御態勢をとる。ヨルクもハルバードを構える。
しかし林の中なので木々も邪魔になるのと併せて、今までに体が覚えてきた仲間との距離感と違うため、思うようにハルバードやカイトシールドを動かすことができない。
「あらあら」
武器を変えていないカミラとゾフィが、それぞれ慣れたショートソードとショートボウで突進してくる狼に手傷を与える。
林なので火魔法を避けるために、ドロテアは土精霊の練習で≪石球≫で少し距離のある狼を狙う。
一方のユリアンネは、自分が戦闘に参加しなくても大丈夫そうであることを確認した上で、≪木人≫で木ゴーレムを取り出し、その上に登ってから使い魔シルヴィスを飛ばしてその視界を確認する。
「角兎よりやっぱり攻撃手段が多彩だよな」
「盾が大きいと視界も狭くなるんだよな……」
「それも含めて慣れないと、ジャイアントスコーピオンはもっと攻撃がきついぞ」




