ドロガンでの調達
一度、虫ダンジョンから撤退を決めた一行。
たまに遭遇するジャイアントビーを倒して出口に戻り、そして戦馬に乗ってドロガンの街に戻る。
「この数はなかなか。とても助かります。防具に活用できるので」
途中で戻って来たとは言ってもそれなりに倒したジャイアントスコーピオンの殻を含めた素材。それらはやはり前線を支える街としては喜ばれるものであったようである。
「そうか。ジャイアントスコーピオンに」
「そうなんだ。だから単なる木製では、いくら盾を大きくしても」
「とは言っても、こんな風に金属製にすると持てないだろう?」
店で新調する盾の相談をするが、なかなか思い通りに行かない。
「さっき噂で聞いたが、あんたたちなんだろう?その蠍の殻を持ち帰ってくれたのは」
「あぁ、俺たちのことだろうな」
「じゃあ、時間をくれ。その殻を使って、木製より頑丈で、金属製より軽い盾を作ってやる。下手に金属で補強するより取り回しが簡単なはずだ」
「本当か?でも、どのくらい時間がかかる?」
「そうだな。もともと素材が入れば、という予約が前線からたくさんあったからな。でも、その素材を取って来てくれるあんたたちもむげにはできない。1週間くれ。そうしたら2つ作ってやる」
「まずはそのありものの木製のカイトシールドを買っておこう」
「シミ?」
「まぁ、良いんじゃないか?練習するんだろう?」
店主の発言に適当に頷きながら2人分を購入して、自身の魔法の収納袋にしまうシミリート。
今日はそのまま宿に泊まることにしていたので、その部屋でジーモントとサンダーに手渡す。
「明日からは獣のダンジョンに向かうぞ」




