不死ダンジョンの苦労2
「あーあ、またダンジョンに入るのか」
「あぁ、まだゾンビがたくさんいるならば、また入口に連れて来て対応するけれど、これを繰り返していたらいつまでも王都に帰れないからな」
お互いに仕方ないと理解はするものの、つい愚痴が出てしまうくらい、アンデッドダンジョンのスタンビードは厄介と理解する。
「スケルトンの復活は少しだけみたいだな」
昨日に地図を作った範囲では、できるだけ脇道に進まず奥に向かっているが、それでも何体かのスケルトンに遭遇する。
「ま、スケルトンならば」
そしてさらに進むと再びゾンビへの遭遇がはじまる。
「はぁ、この臭いや斬りつけたときの感触がなければ、しょせんはDランクの魔物なのに……」
ぼやきながら遭遇したゾンビを倒しながら先を進む一行。
「そうは言っても、やっぱり数は減っているわね」
昨日にダンジョン内で遭遇したスケルトンの数よりは少ないゾンビの数であった。
「Eランク魔物を増やすより、Dランク魔物を増やすのはそれだけ魔素が消費されるからかな」
「このまま増えないとありがたいのだけれど……」
「お、あれって」
先に見えて来たのは、身体中に包帯を巻いた魔物、マミーであった。
「やった!ゾンビは終わったのか!」
「そうは言っても、マミーはCランク魔物よ。気を抜かないで!」
「だけど、な」
分かっていながら、どうしても臭いや感触を気にしないで済むのがありがたいと思ってしまい、気が緩む。
「ほら!気をつけて!」
ユリアンネは後ろで離れて見られていることもあり、冷静に≪火槍≫などで攻撃を続ける。
「そういえば、マミーは後続がないな」
「そうね。普通の遭遇率かも」




